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今回の陸山会事件の判決を何も非難しないマスコミと御用学者たち。さらには自民党、公明党、みんなの党などの野党の対応、そのどれをとっても全員が官僚機構に対して白旗を掲げて民主主義の基本的な問題を無視している。一体この国はどうなっているのだ、中国や北朝鮮などを非難する資格があるのだろうか、それほどひどい判決がなされたのに大きな声が上がらないのは何なのか。大多数の国民は背筋が寒くなったというのに、それを無視しているマスコミや知識人たちの責任はどこに消えたのだろう。
判決が問題であるのは法と証拠という以前の、検察が贈収賄を見送った事実を無視した裁判官の判断にある。なぜ政治資金規正法の記載義務違反のという訴因に対して、1億円という贈収賄があったと断定したのであるのか。この裁判官は訴えられていない事を理由に有罪判決を下したのであり、その根拠も示していない。これでは窃盗容疑で逮捕されて裁判になって、殺人という事で有罪が下されることと何も変わらないではないか。これはもはや裁判ではなく、裁判官の恣意的な判断によるリンチでしかない。自分の推認だけで有罪判決が出せるなら、裁判官の資格のないものでも誰でも同じことは可能である。これは司法制度そのものを自ら破壊している事に等しい。
しかるにこの国のマスコミや知識人、野党の国会議員たちは何をやっているのか。本質を見ずに単に裁判官という権威だけによるものにだけ寄りかかった意見の大合唱に過ぎない。権威主義者とは誰が言ったかで物事を判断する人々のことを言う。これに対して合理主義者は何が言われたかで物事を判断する。わが国の知識人といわれるものの大多数は権威主義者にしか過ぎない事を露呈したのだ。
この判決のひどさより、それを何も非難しない人々の多さに危機感を覚えるのは自分だけなのか。そんな国に未来はないだろう。形だけの民主主義は本当に破綻してしまったのだ。実態は官僚独裁がここまで進んでいる事に国民は気づいているのだろうか。小沢一郎を非難する国会議員たちは明日は我が身である事にも気が付かないのか、それとも官僚に屈して自己保身に走っているのか。いずれにしろ国民がこんな体たらくの国会議員を選ばずに、国の形を変える事の出来る代表を選出しない限り何も変わらない事がはっきりした。民主党は既に存在意義を完全に失っている。国民の生活が第一という理念を放棄した以上、政権交代の公約保破ったのである。そんな政党に正当性は何もなく、増税などもってのほかであろう。この国を変えるにはもう一度、政権交代が必要なようである。但し、断じて官僚と一体化している自民党に政権を戻してはならない。官僚独裁がもっとひどくなるだけだ。
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