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ボスをかばって「犯罪者」になった秘書3人の哀れ
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2011/09/post-f3f6.html
2011/09/27 依存症の独り言
人間、生きるってことは難しいね。
いつどこに陥穽が待ち構えているか分からない。
政界有数の実力者の秘書が、ある日突然、「犯罪者」の烙印を押される。
本人たちにとっては、刑事被告人になるまでは思いもしなかったことだろう。
まあ、逮捕・起訴された後は最悪の事態も考えていたかもしれないが、それでも「有罪」という二文字が彼らに与えた衝撃は計り知れないと思う。
大久保隆規被告は小沢一郎の影武者的な存在で、自ら「天の声」を発していたわけだから、その挫折感は私の想像を絶する。
しかも既に50歳だから、精神的ストレスは半端じゃないだろう。
もうやり直しがきかない年齢、おそらく死ぬまで「犯罪者」の負い目を背負うことになる。
しかも、自分的には職務を忠実に実行した結果だから、なおさらやりきれないと思う。
判決内容を読むと、無罪になる確率は低いし、たとえ最高裁で無罪を勝ち取っても、その時は既に60歳が目前にある。
「政治は数、数は力、力は金」という田中角栄的政治観は、北朝鮮から“金の延棒”をもらうまでに堕落した金丸信で終わったはずだった。
それは1990年代初頭、もう20年近く前のことだった。
ところが角栄を「師」と慕い、金丸と「親子」のような関係にあった小沢にとっては、「政治は数、数は力、力は金」という金権政治は、政治の本髄であり続けた。
ただ、小沢は利口で巧妙だった。
角栄や金丸のように「湯気の出ているカネ」は受け取らず、合法ではないが違法でもない、つまり脱法的手法でカネを集め続けた。
が、角栄や金丸などのカネにまつわる事件を受けて、政治資金規正法は年々強化されてきた。
罰則も重くなった。
鈴木宗男は収支報告書を正しく報告していたにもかかわらず、その中身の違法性を問われた。
だから小沢は法の網をかいくぐってカネを集め、法に触れそうなカネについては収支報告書を偽装した。
が、思わぬところで小沢式脱法主義はつまずいてしまった。
東北6県の大型公共工事に絡む談合事件の捜査の過程で、小沢事務所の存在が浮上したのだ。
それが西松建設による闇献金の摘発と、それに連なる大久保被告らの政治資金規正法違反につながった。
事件は検察の謀略でも米国の陰謀でもない。
小沢一郎という政治家にそれほどの価値はない。
「政治は数、数は力、力は金」という前時代的な政治家が自らを過信して墓穴を掘ったに過ぎない。
その生贄になった3人の秘書は哀れだが、同情する気にはなれない。
私たちも、ボスを守るために法を犯すような愚かなことをやってはならない。
ヤクザ組織じゃないのだから。
今回の判決を戒めにしたい。
〜文中敬称略〜
◇
3人の秘書が有罪 小沢は無罪でも罪は逃れない
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2011/09/post-58c7.html
2011/09/27 依存症の独り言
小沢一郎民主党元代表の秘書3人に有罪判決が下された。
東京地裁は26日、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の元事務担当者で衆院議員の石川知裕被告(38)に禁錮2年、執行猶予3年を言い渡した。
石川被告の後任の事務担当者である池田光智被告(34)は禁錮1年、執行猶予3年、中堅ゼネコン「西松建設」からの違法献金事件でも併せて起訴された元公設第1秘書、大久保隆規被告(50)は禁錮3年、執行猶予5年とした。
この事件の核は、「陸山会」の土地購入を巡り、元秘書3人が政治資金規正法に違反(虚偽記載)したというもの。
それにしても小沢支持者というのは、私に言わせれば、もう「カルト」に近い。
6月30日、東京地裁は「威迫と利益誘導を織り交ぜ、硬軟両面の言葉で調書に署名させていた」として、検察側調書計38通のうち11通を全文却下した。
却下の決め手となったのは、法廷に証拠提出された石川被告の隠し録音だった。
で、これを受けて小沢信者は「3人の秘書は無罪」の大合唱。
私は、信者たちの反応を見てほんとうに驚いた。
なぜなら東京地裁が、石川被告が逮捕翌日の勾留質問で虚偽記入を認めた調書について、「公正中立な立場の裁判官が言い分をそのまま記載している」として証拠採用していたからだ。
この事実を知った私は、検察側調書11通の却下より、この「裁判官による勾留質問調書」の採用の方が大きな影響力を持つと確信した。
当たり前のことである。
勾留質問調書は「公正中立な立場」と判断されており、そこで石川被告は「虚偽記入を認めている」のだ。
これで石川被告を始めとする3人の秘書は不利になった、と思うのが普通である。
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3人の秘書による虚偽記載は総額21億6900万円に上る。
その中で、もっとも問題視されたのが、2004年10月の「陸山会の小沢一郎から借りた4億円を不記載にした」ことと、2007年5月の「陸山会の小沢一郎に借入金4億円を返済した事実を不記載にした」こと。
陸山会は2004年10月、3億5200万円で土地を取得している。
が、その費用は不記載で、逆に2005年1月に陸山会の土地購入代金として3億5200万円を架空記載している。
そして陸山会は、2004年10月に定期預金を担保に小沢氏名義で4億円の銀行融資を受けている。
この一連の流れは何を意味しているのか。
陸山会は、小沢氏から4億円を借りて3億5200万円で土地を購入した。
が、その事実を隠すために同額の銀行融資を受け、収支報告書に記載するという偽装工作を行った、ということだ。
石川被告は法廷で、利子を払ってまで4億円の定期預金を担保に融資を受けた理由について、「すべて合理的に説明できない」と言葉を詰まらせた。
小沢氏は東京地検の事情聴取に対して4億円の貸付けを認め、「東京・元赤坂の事務所金庫に保管。04年10月時点で残っていた4億数千万円のうち4億円を陸山会に貸し付けた」と述べている。
ただ、小沢氏は、その資金は、あくまでも個人のカネだと主張している。
そして虚偽記載について、「単純ミス」「形式的なミス」と言い募っている。
私は、無駄だろうが、小沢信者に訊きたい。
これでも「単純ミス」「形式的なミス」と言えるのか?と…
小沢氏が貸し付けた4億円という巨額なカネの出所をうやむやにし、総額21億6900万円に上る虚偽記載を「形式的なミス」と認めるのなら、あなたはもう死んでいる。
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小沢氏の奥方は新潟の有力ゼネコン福田組の大株主だが、4億円ものカネを右左に動かせるほどの貯蓄があるとは思えない。
それは奥方の実家である福田組の現状を見ればよく解る。
では、4億円もの小沢氏の個人的資金はどこから出てきたのか?
それは公金である政党助成金の横領と、岩手県を中心とする公共事業費のピンハネとしか考えられない。
小沢という政治家の賞味期限は、1990年代で切れていた。
それが生き延びたのは、今の政治家たちが「くだらない」からだ。
私は、一刻も早い政治の革新=政界再編を強く望む。
【追記】
小沢氏が有罪になるかどうかは微妙だと思う。
「共謀した」と認定するのは難しいし、「指示した」となると、これを立証するのはさらに困難だろう。
日本人は基本的に阿吽の呼吸で動くし、小沢事務所は体育会系だからなおさらだ。
ただ、この悪質な虚偽記載が彼の政治的体質から生まれたのは間違いない。
小沢一郎は、議員を辞職するべきである。
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