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「ジャーナリスト同盟通信」2011年09月25日 本澤二郎の「日本の風景」(836)から下記を転載投稿します。
=転載開始=
【対米従属政権は原子炉メーカーの操り人形】
松下政経塾が育成した初めての総理大臣の、初めての外交デビューがニューヨークの国連を舞台に繰り広げられた。それは日本国民の総意に反するものだった。結論を急ぐと、野田は原発・原子炉メーカーの操り人形だった。松下・PANASONIC政府の正体を、ものの見事にさらけ出していた。
史上空前の東京電力福島原発の大惨事の教訓を、財閥育成の狂信的総理は逆手にとったことになる。「世界最高水準の原発国日本」を公約したのである。史上最高の危険な、人類と共存できない原発を、他国と人々に売り込んでゆくというのである。
何も変わらない傲慢で不遜な方針を、193か国が加盟する国連の場で表明したのだ。史上最大の6万人反原発の市民集会を、特異な思想教育を受けた対米従属派・財閥の手先は、いとも簡単に足蹴にしたのである。
広島・長崎の教訓を無視したことでもあった。
【暗愚・暗愚の松下政経塾総理】
筆者は菅前総理を「暗愚の宰相」と決めつけた。当初は違った。彼が市川房枝さんの弟子という宣伝に、多少の期待を抱いたからである。実際は間違いで、彼は党内抗争に徹した。小沢排除での政権浮上に躍起となった。背後の松下政経塾の意向に従っていたのだ。
しかし、3・11で覚醒したと受け止めた。「脱原発依存」へと路線転換したからである。これに期待した。民意に従ったからである。だが、結果から判定すると、これは本心ではなかった。その場しのぎにすぎなかった。脱原発で閣内をまとめることも出来なかったのだ。
財務大臣の野田さえも。菅は暗愚の宰相で幕を引いた。そして菅も支援した野田だが、早々に「暗愚・暗愚」の宰相と判定せざるを得ない。無能・無責任な政府と日本国民はどう付き合えばいいのか。言葉も出ない。
【東芝・日立・三菱のダミー】
最近では、多くの国民も理解が進んできている。原子炉メーカーのことである。アメリカの技術を採用している東芝と日立である。三菱はフランスである。原発大国の技術を真似して「安全神話」を流し続けてきた。
そのための世論操作は、わずかなマスコミの経済部記者を接待することで十分だった。電通経由の広告費が駄目押しとなっていた。危険な原発報道を出来ないようにしていた。大学の研究者に対しても研究費名目で大金を流した。これでもって、日本国民の多くを「原発は安全」と信じ込ませることに成功した。
肝心の原子炉は、自ら作成した「安全偽装資料」を電力会社に提出、電力会社はその資料をそっくり、表紙を変えて霞が関の経済産業省原子力安全・保安院に届けた。多少の時間経過後に政府は認可した。これが日本の原子力発電所の「安全神話」の実情である。原子炉メーカー・電力会社・原子力安全保安院は、同じ狢、仲間なのだ。3者には天下りが定着していた。恐ろしいほどの利権・癒着構造だったのである。
野田の国連演説は、東芝など原子炉メーカーの意向を受け入れた内容だった。「立ち止まって考える」ことなど暗愚の宰相には不要だった。これで政権交代を1日も早く望んだ原子炉メーカーだったことがわかるだろう。
核のゴミの処理技術などない世界である。永遠に見つからない。それを東芝はモンゴルの大地に埋めるという策略を推進している。ここには倫理・道徳・ヒューマニズムなど人間の論理は皆無である。
野田内閣は東芝・日立・三菱の3大財閥のダミー政権なのであろう。ここには民意など無縁なのである。なんと野田演説にナベツネ新聞が絶賛していた。昨夜、ネット新聞で確認した。正力松太郎・中曽根康弘をいただく、対米従属マスコミの代表を今も継続していた。
【反省・謝罪もない官僚政治】
野田は史上空前の放射能放出事件に対して、国連の場で反省しなければならなかった。謝罪の言葉を述べなければならなかった。福島や日本列島だけではない。地球を汚染させた責任者なのだから。
しかし、野田はそうしなかった。日本人として恥ずべき行為であろう。
野田には、ましな政治経歴など見つからない。国会対策だけである。寝技師程度だ。後は財務官僚に支えられての増税論者、そして今回は原発官僚の手先となって動いたことになる。
無能・無責任が官僚なのだが、その尻馬に乗るだけの総理大臣というのも情けない。悲しい。佐藤内閣末期から歴代総理を観察してきたが、これほどお粗末な総理を見たことがない。反省と謝罪のない日本政府は、同じ過ちをまた繰り返すことになろうか。
史上空前の原発大惨事と大震災、そして世界的大不況下という現状を、暗愚・暗愚の官僚お任せ人物に、1億2000万人の運命を委ねた民主党に、ひたすら衝撃を受けるばかりである。
【対米自立派の決起】
我々善良な日本国民は、対米従属派の政経塾や自民党に対抗する対米自立派に期待をかけるべきだろう。もはや時代はワシントン任せで生きることはできない。自立する。二本足で立つしかない。
自らの運命は自ら切り開くしかない。アラブの春にパレスチナも立ち上がった。日本も、である。
2011年9月25日11時30分記
=転載終了=
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