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陸山会事件:あす判決 「攻防」どう判断−−東京地裁
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110925ddm041010123000c.html
毎日新聞 2011年9月25日 東京朝刊
小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われた衆院議員、石川知裕被告(38)ら元秘書3人の判決が26日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で言い渡される。2月の初公判以降、無罪主張する3人と検察側は激しい攻防を展開。判決内容は東京地検特捜部の捜査のあり方や10月6日に始まる元代表の公判にも影響を与えそうだ。
◇4億円の記載
検察側は石川被告に禁錮2年、後任の事務担当者、池田光智被告(34)に同1年を求刑。中堅ゼネコン「西松建設」から違法な企業献金を受領したとして別の同法違反(虚偽記載)でも併せて起訴された元会計責任者、大久保隆規被告(50)には同3年6月を求刑した。
陸山会事件の最大の争点は、元代表から提供された4億円を収支報告書に記載したかどうかだ。検察側は「元代表からの4億円を隠蔽(いんぺい)するため、同額の元代表名義での銀行融資を記載した」と主張するが、石川被告は報告書借入金欄の「小澤一郎 4億円」の記載を根拠に「元代表からの4億円を示している。銀行融資は同額の陸山会の定期預金を担保にしており(実質的に使える資金の増減はないのに)、記載すると計8億円の借り入れとなり、実態に反すると思った」と反論する。ただ、池田被告は「銀行融資が記載された」と主張している。
◇調書次々却下
「威迫とも言うべき心理的圧迫と利益誘導がなされた」。地裁は捜査手法を厳しく批判し、38通の供述調書の相当数について任意性を認めず採用を却下。その中には大久保被告との共謀を認めた石川、池田両被告の供述もあり、陸山会事件での大久保被告の関与を示す直接証拠はほぼ失われた。
だが、元代表から4億円を提供された同時期に同額の銀行融資を受けた理由などについて、被告側の公判での説明はあいまいさも残した。裁判長の質問に石川被告が「全てを合理的には説明できない」と答えに窮する場面もあり、検察側は有罪への自信を崩していない。大久保被告も西松建設事件での調書は採用されている。
◇「水谷マネー」
陸山会事件に対し、元代表側は「形式犯に過ぎない」との批判を強める。これに対し検察側は、土地購入前後に中堅ゼネコン「水谷建設」から計1億円の裏献金があったとして「(虚偽記載の背景に)公にできない金を隠す目的があった」と公判で指摘したが、受領したとされる石川、大久保両被告は全否定。元代表を強制起訴した検察官役の指定弁護士は「水谷マネー」の存在を法廷で主張しない方針で、石川被告ら3人への判決が決着の場となる。【野口由紀】
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