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細川元首相や渡部恒三氏との本当の関係 [これまでとこれからの「小沢一郎」の話をしよう・衆議院議員 石川知裕]
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2011/9/24 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
いま、26日の判決について触れることができません。もう少し、最近の永田町の話にお付き合いください。
野田総理の後見人として、細川元首相がメディアに頻繁に登場しています。
細川氏と小沢一郎氏も不思議な関係です。細川氏は新進党分裂の時、小沢氏に「自分も辞めるから、小沢さんも引退しましょう」と迫ったこともある。その時に決裂して以来、ほとんど連絡を取り合っていなかったはずです。少なくとも、私が秘書をやっていた時は、電話がかかってくることもありませんでしたね。小沢氏の携帯は私が預かっていたので間違いありません。
それが、急に「小沢氏と野田氏の仲介役」という話になっていて驚きましたが、内心では「コノヤロー」と思っていても、修羅場をくぐってきた政治家同士、どこか通じ合うものがあるのかもしれません。小沢氏と渡部恒三氏との関係もそうです。
仲の悪い兄弟って、お互い「顔も見たくない」と思っていても、結婚式や葬式なんかの親戚付き合いの場では大人になって、仲のいいフリをするでしょう? 財産分与があるから、とりあえずは家族として振る舞っていたり。あれと同じです。今年の小沢氏と渡部氏の合同誕生日会がいい例ですよ。党内融和の演出に使っていたけど、結果として小沢氏は不信任案賛成に舵を切ったわけですから。
それにしても、いつまで「小沢・反小沢」の構図が続くのか。先日の首班指名選挙で「小沢一郎」と書いたのは、自分なりの決意表明です。私も民主党会派の一員だと思っていますから、野田さんに投じるべきだと理屈では思ったし、ずいぶん悩みました。ちょうど首班指名の日は名古屋に出張していたのですが、帰りの新幹線で真剣に考えた結果、小沢さんに一票を投じることにした。いい加減、“本物”を選ばなければダメだと思ったからです。
思えば1年前の代表選、民主党が「反小沢」で選んだのが菅氏でした。それで失敗したのに、懲りずにまた「反小沢」を軸にしてしまった。そんな動機で選ばれた代表では、いつまた野田降ろしが始まるか分かりません。民主党はそれでいいのか。国難の今こそ、好き嫌いを超えて、本当に力のある政治家に国を任せるべきではないのか。そういう意味で、警鐘を鳴らしたつもりです。
いま日本には喫緊の課題が山積みです。中でも、原発問題には高度な決断が求められます。原発担当大臣や経産大臣には、やはり小沢氏や亀井静香氏のような経験と腕力のある人が就いて欲しかったですね。官僚をはじめとする原子力村の住人に取り込まれず、互角に渡り合う力量が絶対に必要ですから。鉢呂さんの後任に決まった枝野さんが、原子力村に対抗できるかどうかは、未知数と言わざるを得ません。
いしかわ・ともひろ 1973年生まれ。早稲田大学卒業後、小沢一郎氏の秘書を経て、07年から衆議院議員。陸山会事件で起訴され、民主党を離党。今年7月に出版した「悪党 小沢一郎に仕えて」(朝日新聞出版)は5万部のベストセラーになっている。メルマガも好評配信中。
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