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首相「党員資格停止処分見直さず」 小沢系は沈黙、嵐の前の静けさ?
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110923/stt11092322260003-n1.htm
2011.9.23 22:25 産経新聞
野田佳彦首相(民主党代表)が22日夜(日本時間23日午前)、滞在先のニューヨーク市内での同行記者団との懇談で、小沢一郎元代表の党員資格停止処分の見直しを否定した。見直しは、小沢氏が被告となっている政治資金規正法違反事件の判決が出る来春に先送りされる公算が大きくなった。しかし、菅直人政権下で「解除しろ」と大騒ぎした側近たちは、なぜか沈黙。新政権で小沢系議員が閣僚・党幹部に大量起用されたクスリが効いたのか。それとも嵐の前の静けさなのか。(森山昌秀)
首相は8月の代表選で、小沢氏の処分について「経緯を踏まえ、(党内論議を)よく聞いて判断する」「怨念を超えた政治」といった表現を使い、見直しに含みを残してきた。
しかし、今回は「今のところ、何か変化がありますか? 変える理由は、今はないんじゃないでしょうか」と述べ、明確に「見直し反対」の意思を示した。
小沢氏周辺にとって、小沢氏の処分見直しは悲願中の悲願だった。特に期待を寄せていたのは、小沢氏の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で起訴された石川知裕衆院議員ら元秘書3人の裁判。26日の判決公判で3人が無罪となれば、執行部も小沢氏の処分を見直さざるを得ないと踏んでいた。
小沢氏に近い輿石東幹事長も8月25日の記者会見で「処分を解除して小沢氏に中心的役割を果たしてもらわなければ民主党の明日はない」と述べていた。
ところが、「党内融和の象徴」として、その輿石氏が参院議員では異例の幹事長に抜擢(ばってき)されると風向きが変わってきた。
「首相の発言は当然だ。処分見直しは来春の小沢さんの判決のときでいい。党内融和の人事が実現したのだから、今、刃を振りかざす必要はない」
小沢氏を支持する中堅・若手グループ「一新会」の幹部は23日、首相の「処分見直し」否定発言を、意外なほど冷静に受け止めていた。
小沢系議員が声を上げる気配がないのは、首相の「派閥均衡人事」が大きい。小沢系から2人が入閣し、6月の菅内閣不信任決議案の採決に小沢氏と欠席して党員資格停止処分を受けた議員も続々と党や国会のポストに復帰した。
田中真紀子元外相は3カ月の資格停止処分中だったが衆院外務委員長に就任。今年2月に会派離脱を表明した渡辺浩一郎、豊田潤多郎両衆院議員もそれぞれ党総務委員長代理、広報委員長代理に起用された。
「代表選で3連敗した小沢系はグループ統合など組織固めが優先課題。執行部に処分見直しを求める余裕などない」
小沢氏に批判的な若手は小沢グループの内情をこう察する。小沢系若手も「今、処分問題を前面に出せば、小沢系に配慮する輿石先生の求心力を低下させるだけで得策ではない」とした上で、自らに言い聞かせるように語った。
「来春までは、自重のときだ」
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