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東京新聞にドキッとするコラムが掲載されていた。
***福島第一原発の事故で、亡くなった人は一人もいないじゃないか。原発推進派には、こんな発言をする人もいる。慣れない避難所生活の中、持病を悪化させて亡くなったお年寄りや、将来を悲観して自らの命を絶った農家や酪農家の姿は見えないのだろうか?そんなことを考えている時、哲学者である内山節さんの近著『文明の災禍』を読んだ。原発事故が奪ったのは住民の未来の時間であるという。「人間の営みが未来の時間を破壊した。
日本では、おそらくはじめて」。その思想の射程の深さに共感したとあるがその通りだ。殺人は被害者の未来の時間を破壊する。原発の事故は地域の未来の時間を丸ごと破壊する。「未来の時間を破壊することが平気な社会、それは恐怖に満ちた社会である」という哲学者の問い掛けは重い***
私もこのブログで10年先の未来を返せと言ってはいるが、筆力がないのでなかなか伝わらない。どう表現していいのか、歯痒い思いが漸くなくなった。そうだ、私たちは未来の時間を奪われたのだ。健康問題も含め、住む街すらが消失する恐怖。確かに、人間の営みの停止および破壊なのだ!
そんな中、昨日新宿で脱原発を求める行動があった。作家の大江健三郎、落合恵子さんらの呼び掛けで東京で開かれた集会には、過去最大級の6万人が参加した。大江さんが「私らには民主主義の集会や市民のデモしかない。しっかりやりましょう」と呼び掛けると、会場からは地鳴りのような拍手が湧き起こった。作家の落合恵子さんも「放射性廃棄物の処理能力もない人間が、原発を持つべきでない」と原発不要論を唱えた。
そして、原発中止発言で芸能界を干された俳優の山本太郎のシュプレヒコールが、立錐の余地のない人たちの間にうねるように浸透して行った。地響きが起こったようだという。山本は有言実行の勇気ある男だ。チャラチャラした低能芸能人は彼の爪の垢でも飲むか、小便でも飲んでろ!
やっと日本人が本気で立ち上がった瞬間だ。デモをしても発言をしても、世の中は何も変わらないという規制概念を壊したのだ。さすがに、世論誘導専門のマスコミも、ノーベル賞作家・大江健三郎の呼びかけで始まったこの集会をシカトは出来ないらしい。各テレビ局も新聞もそれなりに報道している。相変わらず権威には弱いマスコミである。存在するに値しない連中だ!
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