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野田三代目は売家内閣 国政より保身第一の政権の末路
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2011/9/20 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
組閣して20日何もしないうちに大混乱、震災復興増税の目処も立たず月内の国会予算委は前門の虎
やっぱり「ドジョウ内閣」も短命に終わるのではないか。9月2日の内閣発足から、まだ20日しか経っていないのに、早くも暗雲が垂れ込めている。なにもしていないのにトラブル続出である。
組閣当日、一川保夫防衛相(69)が「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロールだ」と暴言を吐き、「素人に防衛相が務まるのか」と批判が噴出。やっと批判がおさまったかと思ったら、「放射能をつけたぞ」騒動で鉢呂吉雄経産相(63)が、就任9日で引責辞任である。
わずか1年の短命政権に終わった鳩山内閣や菅内閣とまったく同じ道を歩みはじめている。自民党関係者がこう言う。
「野田首相があまりに低姿勢だから、正直、自民党はどう対応していいか困っていた。菅首相のようにケンカ腰なら、こちらも徹底的にやってやるが、頭を下げ、協力を求めている人間をぶん殴るわけにはいかない。危うくドジョウ首相の“協調路線”に乗せられるところでした。ところが、民主党がケンカを売ってきた。国会を4日間で閉じる日程を強行してきた。野党が反発すると一転14日間の延長を受け入れたが、数の力で国会日程を押し切った事実は消えない。そもそも、いったん会期を4日間としながら、2日後に延長するなんて、なにを考えているのか。支離滅裂です。もはや自民党内に野田政権に協力する雰囲気はありませんよ」
野田首相は「正心誠意」頭を下げれば「ねじれ国会」を乗り切れると計算していたのだろうが、もくろみは完全に狂いはじめている。
◆「第3次補正予算」が成立せず総辞職も
もともと「早期解散」を狙っていた自民党は、イケイケドンドン、スタートでつまずいた野田政権を一気に攻め立てるつもりだ。普段は覇気のない谷垣総裁までが「都合のいいところだけ協議してくれと言うならモノ事は進まない」と拳を振り上げている。
自民党は攻める材料にはコト欠かない。
鉢呂大臣を起用した首相の「任命責任」、野田首相本人の「政治とカネ」、さらに秘書の「テレホンセックス事件」といくらでもある。
当初、自民党は震災復興のための「第3次補正予算」には全面的に協力する方針だったが、補正予算もスンナリ通るかどうか分からなくなってきた。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「まず自民党は、9月30日までの臨時国会で野田内閣の失政を徹底的に追及するつもりです。そのうえで、第3次補正予算で首相を追い込む方針でしょう。野田首相は16兆円規模の補正予算を10月中旬に提出する予定ですが、10兆円を超える巨額の財源をどう確保するのか、民主党内が大モメになることは目に見えているからです。野田首相は“所得税”と“法人税”を増税して賄うつもりですが、すでに民主党内は若手を中心に『増税反対』の大合唱です。果たして党内がまとまるのかどうか。自民党は民主党内の“対立”を煽りながら、補正予算で野田首相を揺さぶり、解散に追い込みたいのがホンネです。最悪、野田首相は補正予算の成立と引き換えに“総辞職”か“解散”に追い込まれかねない。野田首相は年末にかけてニッチもサッチもいかなくなる可能性があります」
もし、閣僚のスキャンダルがひとつでも発覚したら、その瞬間、野田政権は終わりという見方も強い。すでに自民党は決定的なスキャンダルを握ったという情報も流れている。
鳩山由紀夫が「1年で辞めるなと助言したい」と野田首相にエールを送っていたが、とても来年のことなど考えていられる状況ではない。
◆誰からも「能力」を評価されない無能首相
そもそも、政治家としてなんの実績もない男に千年に一度の国難を任せるのは、最初からムリな話だ。
野田首相は「人柄」と「運」だけで総理になったという評が圧倒的だ。政治家としての「能力」を評価されていない男に一国のトップが務まるはずがない。
首相は「ノーサイド」を連発し、組閣人事でも党内融和を最優先したが、ノーサイドや党内融和を強調するのは、自分の無能をバクロしたも同然である。同志社大教授の浜矩子氏が「東京新聞」で鋭い指摘をしている。
〈そもそも政治の世界にノーサイドなどということがあり得るのか。あっていいのか。どっちの側に立って何をどう主張するのか。そこが明確でない者がみずからを政治家と呼んでいいのか。鮮明にすべき旗幟を持ち合わせていない者に政治が出来るか〉
まさに、その通りだろう。自分というものがない、単なる八方美人に国をリードできるわけがない。政治評論家の本澤二郎氏が言う。
「謙虚さ、気配り、党内融和……たしかにどれも美徳ですが、問題はなんのために野田首相が低姿勢をとっているかです。要するに自分を守るためでしょう。なるべく敵を少なくして、一日でも長く政権を維持したいという心根がミエミエです。所信表明で『原子力発電について、脱原発と推進という二項対立でとらえるのは不毛です』と語っていたが、結局、どちらにもいい顔をして、なにも言っていないのに等しい。野田首相は原発をどうしたいのか。野田佳彦という男は、演説だけはうまいかもしれないが、本当に中身がない。首相にはなったが、何も出来ないはずです」
◆「小渕内閣」とも決定的な違いがある
もはや、ドジョウ首相の哀れな末路はハッキリしている。
政界には期待を込めて「野田首相は小渕首相のようになるのではないか」「政権は意外に長持ちするのではないか」という解説もあるが、的はずれもいいところだ。
たしかに、首相に選ばれるまで国民的な知名度が低く、性格も地味など、2人に共通点はあるが、野田内閣と小渕内閣とでは決定的な違いがある。
「好き嫌いは別にして、小渕内閣は強力な布陣でした。官房長官は腕力のある野中広務、大蔵大臣は宮沢喜一、さらに小渕派の西田司、野呂田芳成といったベテランが入閣し小渕首相を支えていた。官房副長官は政界の裏表を知る鈴木宗男でした。だから、支持率が上がり、政権は安定していた。ところが、野田内閣は安住財務相に玄葉外相です。あの2人になにが出来ますか。オレが、オレが、というチビッコギャングみたいな連中ばかりで野田首相を支える能力も、気持ちもない。とても野田内閣が長く持つとは思えません」(本澤二郎氏=前出)
「売り家と唐様で書く三代目」という格言じゃないが、民主党政権も鳩山内閣、菅内閣、野田内閣と、無能政権がつづき、3代目で終わりになりそうだ。
野田首相が民主党政権に幕を引くことになるのではないか。
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