http://www.asyura2.com/11/senkyo119/msg/658.html
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http://sun.ap.teacup.com/souun/5303.html
「晴耕雨読」2011年8月21日から下記部分を抜粋投稿します。
=転載開始=
http://twitter.com/#!/magosaki_ukeru
日米関係;昨日日米学生会議で講演。
学生に幾つか質問した。
現在米国において将来の戦略に付き、四つの考え方:
(1)今後、米中は世界の二超大国と位置付け、協調を計る、
(2)多国間協力関係を模索する、
(3)オフショアーバランシング:米国は後退。地域の国を敵対国との関係で使用、
(4)現在の日米関係などそのまま維持。
さて米国学生の一番多かったのはどれか。
私は(4)を選択するのでないかと思ったが、実は(3)。
オフショアーバランシングはあまり聞かない考え。
だが、米国学生しっかり理解。
考えて見れば米国に最も有利。
日本に中国と戦う前面にでてもらう。
=転載終了=
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標題に記入出来ませんでしたが、
http://geopoli.exblog.jp/16306180/
「地政学を英国で学んだ」から”ミアシャイマーのオフショアバランシング:まとめ”を下記に転載投稿します。
=転載開始=
今日の甲州はよく晴れましたが、まだ夏みたいですね。朝晩も思ったほど気温が下がっていないような。
さて、来週というか今週末の日曜日(25日)に開催される私の講演会に向けて準備を進めておりまして、そのメモ代わりにここに少し書き込んでおきます。
まずはミアシャイマーの「オフショア・バランシング」について。
実はミアシャイマーは、「オフショア・バランシング」という大戦略の名前を主著『大国政治の悲劇』では使用しておりません。ではなんといっているかというと、「オフショア・バランサー」という国がある、と言っているわけです。それはもちろん(冷戦時代の)アメリカと(19世紀の)イギリスのこと。
そしてこの両国がとっていた対ユーラシア(イギリスの場合は対ヨーロッパ大陸)戦略をミアシャイマー自身は後に「オフショア・バランシング」であるとして、先日ここで紹介した論文の中でまとめたわけです(ただし最初にリアリストの中で使いはじめたのはおそらくポーゼン)。
それでは簡単に、ミアシャイマーのオフショア・バランシングという概念の「前提」を以下に簡単にまとめておきます。
●国家は本来「利己的」な存在である。
●アメリカは現在まちがった戦略を追求している。
●アメリカのように地域覇権をすでに達成している国にとっては、他の地域の覇権を出さないようにすればいいだけ。
●基本的にシーパワー国家だけがオフショア・バランシングを実行可能。
●オフショア・バランシングとは、ようするに他の地域の国の友好国(バック・キャッチャー)にたいしてアメリカが(バック・パッサー)が「バックパッシング」(責任転嫁)をすることだ。
●バック・パッシングの狙いは、地元の友好国に侵略的な国家をぶつけて、自分たちだけはその侵略的な国家と直接対決を避ける、という点にある。
●ミアシャイマーをはじめと主なリアリストたちがオフショア・バランシングという大戦略の適用を想定しているのは、主に「中東」地域である。
●バックパッシングのやり方は四つある。
@バック・パッサーは、脅威を及ぼす国と良い関係を結んでおく
Aバック・キャッチャーとの関係を多少疎遠にしておく
Bバック・パッサー側が防衛費を拡大する
Cバック・キャッチャーを支援する
●ミアシャイマーは東アジアで二つのシナリオを想定している(二〇〇一年)
1、中国が脅威にならず、アメリカは撤退しする→結果として、地域は不安定化
2,中国が脅威になり、アメリカは駐留を続ける
●地域国家が戦争すれば、中立国であるオフショア・バランサーは経済的に大儲けする(例:第一次大戦時のアメリカ)
●アメリカはユーラシア大陸内の大国間戦争に巻き込まれてはいけない
●戦争は始めに当事者なるのはアホ。最後になってから介入して漁夫の利を得るのが吉。
さらに詳しい話は講演会で。
そういえばこういう話(http://sun.ap.teacup.com/souun/5303.html)もネットで発見しました。参考まで。
以上。
=転載終了=
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