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全国のテレビは、おそらく五百回近く「死の街」と言ったでしょう。
全国の新聞は、おそらく三百回以上「死の街」と書いたでしょう。
つまり、いちばん「死の街」と言いたかったのは、実はマスメディアだった…ということです。
Fukushima's nuclear ghost town
私は、日本のサイトより、どちらかというと海外のサイトのほうを多く見ます。情報が豊富で、日本のサイトより偏りがないからです。
日本のニュースサイトから得られるのは情報ではなく、単なる「データ」と考えています。
翻訳ソフトで斜め読み。それでも、コツを掴むと、短時間でさくさく読めるようになります。
Fukushima's nuclear ghost town
海外メディアのニュースの中に、いったいこの見出しを何度見たことでしょう。
ghost towm は一般的な表現です。どの海外メディアも、そのように書いています。
日本のほとんどの新聞が、福島の原発立地の市町村のことをゴーストタウンと書いています。
朝日など、ご丁寧にウェブ・アルバムまでつくって。
ところで、鉢呂元経済産業相の辞任劇は、いったい何が問題だったのでしょう。
鉢呂の「死の街」発言と、「放射能なすりつけるぞ」発言を舌禍だと責め立て、いっせいにネガティブ・キャンペーンを展開して辞任に追い込んだテレビ、大新聞は、「『死の街発言』は、福島の人たちに希望を失わせ、福島県人の心を傷つける発言だ」と鉢呂を糾弾したはずです。
連日、テレビ、大新聞こそが、「死の街」と言い続け、福島の人たちを最も傷つけているのは、実はマスメディアということになりますが、どうなんでしょう。
マスコミには表現の自由が保障されているけれど、一国の大臣には当てはまらない。不用意な発言は慎むべき、ということなんでしょう。
鉢呂は、そんなマスコミに追い詰められたということです。
なるほど、原発マネーのおこぼれに預かっているマスメディアにとって、「プルトニウム」、「プルサーマル」に次いで、「死の街=ゴーストタウン」も禁句となったわけですね。
つまり、自主規制。
これで、これからマスメディアは「死の街」と言うことも、書くこともできなくなったというわけです。自分で自分の首を絞めて喜んでいる愚。
福島の人々にとって本当の「悪い子」たちが、いつのまにか「良い子」にすり替ってしまった不思議
実際のところ、福島の人たちは、この鉢呂発言をどう思っているのでしょう。
この@SatoMasahisaという男は、「事故後これまで自殺や体育館等の避難所で何人も亡くなった事実を軽く見ている、言語道断だ。責任は自分でとるものだ」と言っている。
だから、責任はこの大災害の元をつくった自民党の議員である君が取るのだよ。佐藤とやら、君の言っていることは、そういう意味だ。
第一、国会議員ともあろう者が、こんな嘘をネットで流してはダメだ。これこそ「風評被害」。
小泉チルドレンの…残影。
こういうのを百害あって一利なしの「デッドストック議員」という。
なに?
鉢呂の前に「死の街」発言した大臣がいた?
国会で「死の町」発言した大臣いた その時は問題視されなかった不思議
なるほど、前の厚生労働大臣の細川律夫ですね。
「本当に町全体が死の町のような印象をまず受けました」。
国会の委員会で細川前厚生労働大臣が言った言葉ですね。
公式の場での発言です。
鉢呂は、「人っ子1人いない、まさに死の町」と言いましたが、これは議員会館のエントランスで行われた、いわゆる「ぶらさがり取材」というもので、大臣が移動中など記者がいっしょに歩いて聴き取りをする、という非公式でのもの。
なのに、なぜ鉢呂の場合に限ってマスコミは、これほど大騒ぎしたのか?
「万死に値する」って、石原伸晃よ、それは、君が引っ張っている、原発推進党の自民党議員のほうでしょうに。
鉢呂は、少なくとも、原発で自民党のように大勢の人たちを犠牲にしていない。
石原伸晃こそが福島県の人たち、そして関東の人たちにとりかえしのつかない被曝をさせた元凶なのです。
この男がやってきたことといえば、子供のような皮肉を言ってきただけ。
ヨーロッパの国々、特にドイツやイタリアで脱原発運動の勢いが一気に増したのを見て、「あの人たちは集団ヒステリーだ」と言ったり、「脱原発なんて、できっこない」と冷や水をかけるようなことを言ったり、テレビ・タックルで「SPEEDI情報は知っていたが、黙っていた」と発言したり、まったくこの人の頭の中は理解できません。
SPEEDI情報を知っていたなら、なぜ福島県の災害対策本部に言わなかったのだろう。
なぜ、黙っていて福島の人たち、そして私たちを被曝させたのだろう。
政府が、官邸が、だれそれが悪い、ということとは関係のないことです。彼が人間であるなら。
そして、親の慎太郎のほうも「天罰発言」で世界中を仰天させました。
現行の食品の「世界も驚く暫定基準値」は、3月17日に政府が発表したものですが、石原慎太郎は、このとき何と言ったか。
「食品の放射線基準値が厳し過ぎるから緩和しろ」(朝日 3月29日の記事)という内容を官邸に要望していたのです。
おいおい、そんなことをしたら、みんな死んでしまうぞ。
なるほど、こういうことなら、石原伸晃、慎太郎が原発を絶対に手放さないというのも納得です。
しかし、これなど序の口。
なんと、自民党が国民からガイガーカウンターを取り上げる?
まさか、いくら何でも、そこまで…。
なに!
石原伸晃が、自分の命を守る頼みの綱のガイガー・カウンターを取り上げるだと!
どういう意味なのか?
子供を少しでも被曝させないように、ガイガーカウンターを自腹で買って、親自ら、内部被曝の危険を冒して計測しているというのに。
頭がおかしいのか。
この慎太郎のできの悪い息子は、本当に、そんなこと言ったのか?
石原伸晃が国会議員としてやらなければならないのは、こうした親御さんたちがガイガーカウンターを購入した費用を東電に請求できるようにすることでしょうに。
安いガイガーカウンターが性能が悪いという理由で親御さんたちに計測するな、というのであれば精度の問題を言っているんだろうから、10万円くらいのガイガーカウンターを東電に数十万台購入させて、こうした親御さんたちに無償で配るようにするのが議員の仕事ではないのか。
それとも、電力会社から献金がもらえなくなるから東電や電気事業連合会には逆らえないか。
少なくとも、石原親子の一連のトンデモ発言の理由は、彼らが原発事故後、半年も経つのに、いまだに内部被曝のことを理解できないからです。
では、自民党の有望株、石破茂は、どうでしょう。彼こそは国民の味方のはずですが。
噂ではなく本当だった!
石破茂、「東電株4813株で、国会議員中トップ!」。
まったくです。
その議員が、東電からどれくらいの利得を得ているか調べないとなりません。
しかし、この鉢呂発言の顛末を見ていると、大変おもしろい。
東電に言われるがまま、「ただちに」、「今すぐに」健康被害はない、と百万篇繰り返して、罪もない何千万人もの人たちを被曝させた日本のゲッペルス、枝野幸男が、世界中の人々を被曝させ、いまなお福島県外に原発被災者が逃げ出さないように方々に手を打っているような極悪知事に謝罪したというのですから…。
人々を被曝させたA級戦犯が、超特A級戦犯に謝罪しているのです。
加害者が加害者に謝罪しているのですから、これほど滑稽な絵柄はないでしょう。
つまり、今まで名前の挙がった人間たちは、脱原発を宣言して福島の人たちを救おうとしていた鉢呂を排除し、加害者である自分たちは、「いい子いい子」だと言っているのです。
金のために、勝手にプルサーマルを稼動させて、この未曾有の人災を引き起こす原因を作った佐藤雄平に、「死の街に住んでも、ただちに健康被害はない」と言い続けて、(この男には、もう絶句するしかないが)将来、いったい何千、何万、いや何百万の人々の命を奪い、その寿命を短くすることになるかもしれない奴が頭を下げる…。
倒錯の世界。
とても、気持ちが悪いです。
ここに石原伸晃や、佐藤正久のようなトンデモ大嘘発言、そして大マスコミのヤクザ連中が加わると、まさしく殺人狂たちが奏でる狂奏曲です。
石原伸晃は、「自民党の支持率が思うように伸びない原因の一つに、報道機関の自民批判の影響がある」ことを理由に、メディアの監視を始めたのですが、その前に、佐藤正久のような大嘘をネットで垂れ流す議員のことは、どう考えているのでしょう。
伸晃、あなたに教えて上げましょう。
自民党の支持率を上げる確実な方法、それは、あなたが議員バッジを返すことです。
またまたパー券購入に絡む政界工作で君の名前が出たようだ。これで、いったい何回目だ。
なぜ、鉢呂を就任後、たった9日で辞任に追い込みたかったのか
このことは、「針小棒大」を通り越して、限りなくマスメディアのでっち上げに近いことが分かったのですが、それでも大きな謎が残されています。
ひとつは、「なぜ、これほどまでのスピード辞任に至ったのか」。
もうひとつは、「なぜ、鉢呂は伝聞検証をせず、あっさり引き下がってしまったのか」。
この二つの謎です。
鉢呂辞任会見まで、いったい何があったかについては、一昨日深夜にライブ配信された「ニコニコ動画」を観た方なら、お分りでしょう。東京新聞・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏が、この仕掛けの妙についてたっぷり語っていました。
観なかった方は、長谷川幸洋氏が、鉢呂にインタビューして細かく分析している一連の記事があります。
上のリンクから下のリンクへと読んでいかないと、ことの経緯が分りません。
当事者が初めて語った「放射能失言」の裏側!鉢呂経産大臣は原発村を揺るがす「原発エネルギー政策見直し人事」の発表寸前だった
当事者が初めて語った「放射能失言」の裏側!VOL.2「鉢呂大臣の懇談に記者は出席していなかったが取材現場にいた」というフジテレビの言い分(17日に追記あり)
17日の追記はまだアップされていません。(アップされ次第、ここにも反映します)
長谷川幸洋の「ニュースの深層」をチェックしてみてください。
ポイントだけをまとめると、こういうことです。
−まず、どのように罠に嵌められたのか−
8日午後11時過ぎ、福島の原発半径3km圏内を視察してヘロへロに困憊した鉢呂は都内の赤坂議員宿舎に戻ってきましたた。
すぐに待ち構えていた10人程度の記者に取り囲まれ(ぶらさがり取材)ました。
その中の記者に、「(放射能)つけちゃうぞ」と言って、防護服をすりつけるそぶりをした、ある記者は言い張っています。
しかし、「放射能」と本人は言ったかどうか定かではない。
また、「放射能つけちゃうぞ、と言った」と報じている記者連中も、本当に鉢呂がそう言ったのか確信がないのです。
翌9日の午前中の会見では、鉢呂は「人っこひとりいない。まるで死の街という形でした」と言ったのですが、「死の街だ」と断定的に言ったのではなく、「〜のようだ」と、あくまで形容句として「死の街」を使ったのです。
まだ、このときはどのメディアも、鉢呂発言をそれほど問題視しておらず、報道していませんでした。
その日の夕方、キャスターの安藤優子のFNNニュースで、このことが報道され、一斉に各社が報道し始めました。
ただし、安藤優子は記者の書いたなぐり書きの原稿を読まされただけで、実際に鉢呂がそのように発言している映像を観たわけでもないし、そんな映像はないのです。
そして、その後、新聞が後追いで、これも一斉に同じことを書きたてた。
大新聞の政治部の記者というのは、いわゆるトップ屋のように他紙を出し抜いてスクープを報じるというようなリスクを冒しません。
ぶらさがり取材でも、正式な記者会見でも、会見が終った後、他紙の記者たちと「すり合わせ」を行います。
ですから、どの新聞を読んでも内容は同じ。
ただ、記者の切り口によって、どこに焦点を当てるかで記事のトーンが変わってくるのです。
しかし、高橋洋一氏が指摘しているように、各紙の書き方が、まちまち。
こんなことはありえないことなのです。
「放射能をうつしてやる」(産経新聞 9月9日 23時51分)
「放射能をうつしてやる」(共同通信 9月10日 00時07分)
「放射能をつけちゃうぞ」(朝日新聞 9月10日 01時30分)
「放射能をつけたぞ」(毎日新聞 9月10日 02時59分)
「ほら、放射能」(読売新聞 9月10日 03時03分)
「放射能をつけてやろうか」(日経新聞 9月10日 13時34分)
「放射能を分けてやるよ」(FNN 9月10日 15時05分)
つまり、「すりあわせ」をしていなかったほど、新聞記者の目からすれば鉢呂発言は、「問題になるレベルではなかった」(=つまり、たいしたネタにならない些細なこと)というように映っていたということなのです。
最初から書くまでもないこと、と決めていた記者も多かったでしょう。
ところが、9日の夕方のフジテレビのニュースで、安藤優子が「死の街」発言や、「(放射能)すりつちけちゃうぞ」発言を鉢呂がしたと報じたために、乗り遅れてはならじとばかり、各社一斉に報道に踏み切ったわけです。
ですので、実はほとんど伝聞による報道と言ってもいい低レベルの話で、井戸端会議で出た噂話となんら変わりがないのです。
そこで、フジテレビだけが、なぜ横並びではなく、かつ伝聞情報に過ぎない話を人気キャスターの安藤優子に言わせたのか、という謎が浮かび上がってくるのです。
発信源はフジテレビ。
この報道がフライングだったのか、それとも確信があったのか、というこの一点に尽きるわけです。
長谷川幸洋氏がフジテレビに確認したところ、先方からは「記者が取材現場にいた」という回答を得ています。
また、朝日新聞も、後になってから「ひょっとして俺たち嵌められたのか」と思ったのでしょうか、検証記事を出しています。
そのときも、フジテレビは回答を曖昧にして逃げ切っているようです。
つまり、フジテレビ側の回答は、「フジテレビの取材記者は、夜遅く、議員宿舎のエントランスで鉢呂が帰ってくるのを待ち構えていたことは事実であるが、直接、鉢呂が『(放射能)つけちゃうぞ』と言ったことを確認した」、とまで明言できるほどの自信はない、と言っているのです。
なぜ、こんな伝聞で安藤優子に原稿を読ませたのか。
−「経済産業省に嵌められたのではないか」という説について
次に、何かの陰謀なのか、という話。
鉢呂が辞任まで追い詰められたのは、国のエネルギー政策を決定する総合資源エネルギー調査会の委員をいじくろうとしたことから、経済産業省の官僚がマスコミを使って彼を嵌めたのではないか、ということです
鉢呂は長谷川氏のインタビューにこう話しています。
「このうち総合資源エネルギー調査会は私が着任する前の6月段階で、すでに委員の顔ぶれが内定していた。
全部で15人のうち3人が原発反対派で残りの12 人が賛成派だ。
私は事故を受けて、せめて賛成派と批判派が半数ずつでないと、国民の理解は得られないと思った。
それであと9人から10人は反対派を加えて、反対派を合計12、3人にするつもりだった。
委員に定数はないので、そうすれば賛成と反対が12人くらいずつで半々になる」。
今のメンバーでは、原発賛成派ばかりなので、国民の意思を反映したものならない。
だから、ちゃんとした議論が展開されるように、反対派の有識者の数を増やして半分半分にしようとしていた、というのです。
当然のことです。
官僚は、これを何者かにリークしたのです。
官僚は、マスコミのスクープ主義を知っており、記者たちの病的な功名心を知り尽くしています。
「裏を取らなくても、勇み足でも、とにかくスクープ!」
誤報であれば、あとで小さく訂正文を掲載すれば、それで終り。ちゃんちゃん。。
この誤報によって自殺者が出ても、そんなこたぁ知ったこっちゃない、ですか。何度も、彼らはこうしたことを繰り返しています。
「国民の知る権利を優先した結果、このような勇み足によって誤報を流してしまってことについては遺憾に思っていますが、これもいたしかたのないこと」で、すべて片付けてしまうのです。
ジャーナリスト出身といわれる多くの人たちがネット上で有料サイトを運営していますが、彼らの多くが、時に意図的とも思えるガセネタを奮発するのは、こういう特殊な性向があるからなのです。
彼らは、絶えず、大衆を驚かせていないと自分が不安なってしまうのです。
官僚は、それを巧妙に利用するのです。
ここで、つい最近、まったく同じことが行われたのを思い出してください。
菅直人が飯舘村など、「20年住めない」と発言したと報じられたことがありました。
マスメディアは、これまた「すり替え」を行って、あたかも菅直人が発言したかのように書きたて、テレビのキャスターは、何も確かめもしないで、誤報を垂れ流し続けてきました。
以下は、それを報じた新聞の一部。
ブログに書くと、すぐにソース元を削除されてしまうので原文の一部をコピペしました。
これは産経新聞が4月13日にアップした記事です。
「原発周辺20年住めない」 首相発言として伝わり波紋 全村避難の村長「これが政治家の言葉なのか…」と涙
菅直人首相が13日、官邸 で松本健一内閣官房参与と会った際、東京電力福島第1原発の半径30キロ圏の避難・屋内退避区域について、少なくとも10年間は居住が困難との認識を示したとの情報が駆け巡った。
原発被害の深刻さを示す衝撃的な発言だけに、情報は一気に広がった。
首相は同日夜、公邸に戻る際、記者団に「私が言ったわけじゃありません」と否定した。
情報の発信源は、松本氏が首相との会談直後に行った記者団への説明。
松本氏は「10年住めないのか、20年住めな いのかということになってくると、そういう人々を住まわせるようなエコタウンを考えなくてはいけないということを言っていた」と発言。
時事通信が首相発言 として速報した。
波紋は全村避難の対象となっている福島県飯舘村にも広がった。
住民への説明会の途中で情報に接した菅野典雄村長は「少し でも早く戻れるようにするのが政治家の仕事なのに、これが政治家の言葉なのか。全く悲しくてならない。直ちに抗議する」と涙ながらに訴えた。
住民からは 「そうだ」との声が上がった。このため首相は、松本氏に電話をかけて記者団に情報を否定させた。ただ、松本氏は、長期間にわたって原発周 辺が居住困難になる見通しを首相に説明したことは認めた。
その上で移住先として内陸部に5〜10万人規模のエコタウンを建設する案を示し、首相も賛同したことを明らかにした。
やはり、このときも時事通信。
そして時事通信から配信されたニュースを産経新聞が掲載した。
そして、これは同じく産経新聞が2日後の4月15日にアップした記事。
「20年住めない」発言が波紋広がる 首相は郷土愛が分からない?
首相は松本氏に訂正させ、「10年、20年住めない」は自分の発言ではないと否定したが、将来の生活への強い不安を抱いている地元に何の説明もしない中、菅政権がそうした議論を行っていることに、地元から批判の声が上がっている。
3月16日に笹森清内閣特別顧問と会談した際には「東日本がつぶれることも想定しなければならない」と述べたという。
一部が計画的避難区域とされた川俣町の古川道郎町長は14日、首相官邸を訪れた際、首相に「避難というのは大変なこと。首相自身から『20年は戻れない』なんてとんでもない」「現場の苦労がどれほど分かっているのか」と強く抗議した。
首相は「私は言っていない」と釈明した上で計画的避難について「国が全責任を持って取り組む」と述べるだけだった。
菅首相は、郷土を愛する人たちの気持ちが分かっているのだろうか。
4月13日の記事では、「菅直人と松本健一内閣官房参与が、今後の見通しについて、『これはどうも20年くらいは戻れそうもない』ということを話したことを報じています。
これが菅直人が言ったことになっているので、菅直人は「私が言ったわけではない」と否定しています。
つまり、談話のような形で、菅直人が松本氏と話し合ったことが、菅直人の声明であるかのように書かれているのです。
そして、4月15日の記事では、再び菅直人は否定しているのですが、もうこの時点では「菅直人の発言である」というように既成事実化されています。
松本内閣官房参与が記者団に向けて訂正しているのに、そのことは書かないのです。
官邸の正式なコメントを書かないのです。
つまり、これだけ見れば分るのですが、産経新聞は、このときも根拠なき(意図的、かつ計画的)誤報を堂々と流しているのです。
この情報を産経に配信したのが、いつもの時事通信です。
今回の鉢呂の辞任会見で罵声を浴びせたヤクザ記者の、あの「時事通信」。
鉢呂の「死の街」発言を、最初に報じたのはフジテレビ。
つまり、みんなフジサンケイグループ。
この意味が分った方は、マインド・コントロールにかかりりにくい人です。
新聞が「菅首相は、郷土を愛する人たちの気持ちが分かっているのだろうか」などと、人々の感情に訴えるような言葉で締めくくるときは、ほとんどの場合、別なところに意図があるときです。
こうなると、事実など、もうどうでもよくなって、「菅直人=冷酷」という図式がマスコミのマインド・コントロールによって飯館村の村長を始め、純朴な人々の頭にすり込まれてしまうのです。
そして、そうした人たちが、さらに発信者となって、誤った情報を拡散していくのです。
今は「20年住めない」などと言うと、「嘘つくんじゃない」と言われそうです。
「20年どころか、本当に死の街になってしまっただろうに」とどやされるかもしれません。
人間は、勝手な生き物なのです。
今回の鉢呂辞任も、まったく同じです。
マスメディアの扇動に乗せられて、「鉢呂、やめろ!鉢呂、やめろ!」と大勢の人たちが間違った方向に誘導されました。
福島県の人たちの中で、この扇動に乗ってしまった人は、福島県から助け出そうとしていた鉢呂を自分たちの手で葬ってしまったのです。
そして、反対に、福島県の人たちを利用している人間たちを助けてしまったのです。
マスコミは何度でも福島県の被災者を利用してきました。
「鉢呂氏の政策についても、既存の原発の耐用年数を考えながら原発は基本的にゼロにするというのは現実的な話で評価する」。(高橋洋一氏)
鉢呂は、こういう。
「それは年間1ミリシーベルトの問題ですね。
8月24日に私は福島に行って除染の話を聞いた。
『政府は2年間で汚染を6割減らす』などという話が報 じられていたが、汚染は割合の話ではない。
あくまで絶対値の話だ。
しかも1ミリシーベルトは学校を想定していたが、子供は学校だけにいるわけではなく通学 路も家庭もある。
そこで私は菅総理と細野大臣に電話して、子供の生活全体を考えて絶対値で1ミリシーベルトにしてくれと頼んだ。
すると菅総理も細野大臣も賛同してくれて、2日後の26日に絶対値で1ミリシーベルト以下にする話が決まった。良かったと思う」。(長谷川幸洋氏)
鉢呂は、陰で汗水たらして福島の子供たちを被曝させないように動き回っていたのです。
それをマスコミの言うことを鵜呑みにして、みんなで潰してしまった。
無知がいかに恐ろしいかという事例です。
とにかく、官邸が正式に否定しているのに、それを産経新聞は正しく書かないのです。
これは、いったいどういうことなのでしょうか。大変な事態です。
もはや、官僚は常にマスメディアを巧妙に操っています。これは陰湿で隠密裏に行われるクーデターと言ってもいいかもしれません。
日本の大マスコミは、こうしたことは何も分りません。浅薄な知識で、ただひたすら国民に誤報を流して洗脳しているのです。
大マスコミには自分で考え、推理し、分析するという能力はないのです。
黙っていても餌(=ネタ)を与えてくれる微温湯のような記者クラブの中にいる間に、すっかり飼いならされてしまったのです。
時事通信のヤクザ記者とは、この男
鉢呂吉雄という人は、2003年の北海道知事選で、現職の高橋はるみ知事との闘いで次点になったという経緯があります。
高橋はるみは北海道の出身ではありませんが、鉢呂は北海道の生まれです。
なんとしてでも、北海道の泊原発3号機にプルサーマルを導入したいと考えている自民党と経済産業省は、経済産業省出身の「聞き分けのいい」高橋はるみを、北海道に連れてきて知事選に出馬させたのです。
北海道の自民党議員の町村が画策したのです。
従順で金に貪欲な高橋はるみは、経済産業省から北海道電力に天下って、すぐさま役員のポストに就いた人々からからの献金によって、いっそう泊原発プルサーマル導入に傾斜していったのです。
プルサーマル導入のためなら、「やらせ」でも、「インチキ住民アンケート」でもありとあらゆる手口で使って実現させたかったのでしょう。
道民の意思と反対のことばかりやっている知事ですから、リコール運動に発展するは当然のこと。
そこに来て、鉢呂が経済産業大臣になったことで、プルサーマルの夢は潰えてしまうのではないかという危機感が経産官僚の中に一気に広がったのではないでしょうか。
「高橋はるみのような、使えるバカは生かしておけ。鉢呂のような泊原発を止めろ、というような奴は放り出せ」。
こんなことなのです、きっと。
ジャーナリスティックな感性などゼロの安藤優子が、なぜフジテレビのニュースの看板を長い間努めていられるのか謎でしたが、この人も、「使えるバカ」の一人なのでしょう。
で、例の時事通信のヤクザ記者は、この男。
枝野・新経産相会見 大臣官房に逃げ込んだ暴言記者から画像拝借
この男の名前は、こういう名前らしい。
このゴロツキについては、こちらに詳しいのですが、後で閲覧者たちから時事通信に猛烈な抗議の電話が入って、とうとう上司が、このゴロツキの首根っこを掴んで、鉢呂に謝罪に行ったらしいのです。
経産相会見「ヤクザ言葉」記者 本人が鉢呂氏に謝罪
しかし、ことの本質は別なところにあります。
こんなチンピラなど大マスコミには、いくらでもいるので謝罪させたところで意味がありません。
重大なことは、
記者同士の間で流れた伝聞が、あたかも事実であるかのように振舞って国民を誤った判断に導き、せっかく良いことを始めようとした政治家を、国民の無知のために、国民自らが葬ってしまうことなのです。
それだけ、マスメディアは国民を死に追いやる凶器になってしまったということと、ジャーナリズムという名の下に、壮大な捏造が日常的に行われており、それはメディア・コングロマリットという巨大なメディア群によって行われているという事実なのです。
とっくに日本のジャーナリズムは買い占められており、ゴミにもならないヘドロ以下の存在になってしまっているということなのです。
日本に、本当の意味のジャーナリストは、数えるほどしかいません。
大マスコミ出身の自称ジャーナリストは国賊に成り下がってしまいました。
こうしたことも、常に大マスコミのゴロツキたちに恫喝され、排除されてきたフリージャーナリストの活躍がなければ分らなかったことです。
考えるだけでも背筋が寒くなる思いです。
米同時多発テロは「歴史の必然」という男がいる。いったいどんな奴だろう?
しかし、耐震偽装マンション問題が片付いていてよかった。
民主党の馬淵議員が暴かなかったら、3.11の大地震で、何十人、いや何百人もの人がガレキの下敷きになっていたかも知れません。
もし、あのとき馬淵議員が脅迫に負けて(脅迫を受けて、さすがのマッチョマン父さんも命の危険を感じてSPを増員した事実があります)追及の手を緩めていたら、ニュージーランドのクライストチャーチで起こった地震のときのような凄惨な現場が、あちこちにできたことでしょう。
当時の首相・安倍晋三は耐震偽装問題を当初は隠そうとしていたのです。
北海道の武部などは、「偽装、偽装って、これ以上騒ぎを大きくすると経済に響くから騒ぐな」と記者に言っていたのですから。
いろいろ問題はあるが、とりあえず民主党に政権交代していて良かった。
でなけれは、九州電力の「やらせメール」事件も、中部電力、北海道電力、その他、どこでも電力の「やらせ・捏造・隠蔽」などは明らかにならなかったでしょう。
隠蔽と密室会議、洗脳は自民党のお家芸ですから。
そして、今頃、原発がどんどん再稼動していたことでしょう。
中断していた建設中の原発は工事が再開され、世界一危険と海外から言われている「もんじゅ」を中心とする核燃料サイクル計画を強引に進めていたでしょう。
それにしても、自民党の議員で、内部被曝を重要視している議員が一人でもいたのでしょうか?
自民党の議員たちは、自分たちこそ原発を日本中に造らせて今回の福島の大惨事を招いた元凶であるにも関わらず、何も反省しないどころか何も勉強していないし、何も知らないのです。
彼らは、内部被曝から人々を救おうということに、関心すら持っていないのです。
だから、石原伸晃のようなおバカな発言ばかりやる人間が幹事長の座に着いていられるのです。
で、またまたやってくれました。
米同時多発テロ:「歴史の必然」 自民・石原幹事長、講演で
(毎日新聞 2011年9月11日 東京朝刊)
自民党の石原伸晃幹事長は10日、青森県弘前市で講演し、11日で10年を迎える米同時多発テロについて「歴史の必然として起こった出来事ではないか」と述べた。
鉢呂吉雄経済産業相の「死の町」発言などが問題化した中、同時テロの犠牲者への配慮を欠くとの批判を浴びそうだ。
石原氏は、「テロは産業革命から続いた西洋文明の支配、ピューリタニズムに象徴されるキリスト教支配へのイスラム圏の反逆、そして歴史の必然として起こった出来事ではないか」と指摘した。
講演後、記者団に「歴史解釈の持論を述べただけで、テロ行為を肯定したわけではない」と釈明した。
この人は本当に不勉強です。何も分らないのです。
伸晃は一度、精神科に診てもらうべきです。
今までの一連の発言は、あきらかに尋常ではありません。
野党とはいえ、こんなのが幹事長の椅子に座っている日本という国は、いったいどんな国なんだと、きつい批難が世界各国から起こっていることが心配になってきました。
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