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「悪徳(ヤクザ)職業」としての政治家 震災6カ月彼らは何をしてきたか
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2011/9/17 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
マトモに働いて食べているのではないという点でヤクザとどこが違うのか
マトモな正業につかず、カネをむしり取る。ヤクザ稼業とはそういうものだろうが、だとしたら、今の国会議員たちはどうなのか。彼らだって、ヤクザ同然ではないか。ロクに仕事もせず、税金でのうのうと生きている。それを恥じることなく、威張り散らしている。マトモな人間じゃない。ゴロツキ、ゴキブリの類いである。
東日本大震災から半年以上が経った。それなのに、東北の現状は悲惨の一語だ。政治が何もしないからである。東大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授は毎週、福島に除染に行っているが、これは違法行為だ。
放射性物質の扱いには数多くの規制があり、それを取っ払わなければ、除染もできない。しかし、怠慢な国会は、そんな法改正すらやっていない。「国会は一体だれのためにあるんですか?」と児玉教授が涙ながらに訴えても聞く耳を持とうとしない。そのくせ復興を名目に11・2兆円の大増税プランだけは決めてしまう厚かましさ。被災者からも税金をふんだくろうというのだから恐ろしい国だ。
児玉教授は先月末にもこう言っている。
「汚染土壌の処分とその保管はすぐさま、国策としてやるべきなのに、国会を閉じるんですか。私にはまったく理解できない。同じことを何度申し上げればいいのですか」
◆除染にたった数兆円のやる気のなさ
福島県だけの問題ではない。東京だって、神奈川だって、下水処理場などに汚染土壌があふれている。これらが今、どうなっているか。処分もできずにビニールシートで覆われている。横浜市が地中に埋めようとしたら、住民運動で中止になった。
国が動かず、自治体もお手上げ。放射能は野放し。これが震災後半年の現状なのである。
福島県に何度も足を運んでいるジャーナリストの横田一氏はこう言う。
「野田政権は本格的に除染に取り組むことを表明、中川文科相は『通学路など子どもがいるところを最優先』とか言っていましたが、ちゃんちゃらおかしい。『(10兆円規模の)3次補正に盛り込む』なんて何を考えているのでしょう。児玉教授は除染には数十兆〜100兆円かかると試算しているんですよ。政府にはまったくやる気もないし、危機意識もない。原子力関連予算を全部、凍結して、除染に回せばいいじゃないですか。核燃料サイクル事業を推進する公益法人は2兆5000億円をため込んでいる。ドンドン吐き出させるべきなのに、政治家は何もしないどころか、これまで原子力政策を仕切ってきた原子力ムラの専門家が相変わらず幅を利かせて、とりあえず増税だけを決めようとしている。とんでもない話です」
この国の政治家はヤクザ以下だ。ヤクザには困った人には手を差し伸べる任侠があるが、日本の政治家にはそれもない。ホント、虫けら同然と言うしかない
◆このままでは東北全体が死の町に
東北の被災地ではガレキ処理も進んでいない。撤去率は54%。それも横にどけただけである。
港にはガレキがうずたかく積まれ、その先には土台しかなくなった家並みが寒々しく広がる。町長が流された岩手県大槌町では、船がビルの上に乗り上げた。それをモニュメントにして残す動きがあるという。
「またハコモノか。何考えてんだか。そんなことよりも産業を興す方が先でしょうが」(大槌町の主婦)
被災者は怒りを通り越して呆れていた。地方議員もレベルが低い。こんな程度か、と唖然としてしまう。
ジャーナリストの渋井哲也氏はつい先日も福島県飯舘村を取材した。
「聞くと、政治家は一日は来るけど、すぐ帰ってしまうそうです。せめて1週間いて見て欲しい。多くの被災者が言っています。彼らはこれまで自分たちが作った農作物を食べてきた。つまり、生活にお金がかからなかったんです。ところが、農作物が取れなくなり、食費がかかるのに仕事がない。生活が成り立つわけがないのですが、そんなことにも政治家は気づかないのです。他の被災地では、町が破壊され、希望が見えないことから、若い人はさっさと見切りをつけて、他県に移っている。残されたのは老人ばかりで産業を興す活力もない。このままでは東北は潰れてしまいますよ」
毎日新聞のアンケートによると、被災地で今、仕事をしている人は59%だ。当座の生活資金が「あまりない」は23%、「まったくない」が7%。あわせて3割になる。これが現状なのに国会は閉じるの延長するのでスッタモンダ。犯罪的な怠慢と言うしかない。
◆ウェーバーの理想に適う政治家はゼロ
マックス・ウェーバーは名著「職業としての政治」の中で、政治家の資格について、こう書いている。
〈現実の世の中が――自分の立場からみて――どんなに愚かであり卑俗であっても、断じて挫けない人間。どんな事態に直面しても「それにもかかわらず!」と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への「天職」を持つ〉(岩波文庫)
国会議員はいま、自らに問いかけてみるといい。果たして自分にとって政治家が「天職」であるかどうかを。国民の方が恥ずかしくなるというものだ。
日本の政治家はさしずめ〈現実の世の中から目をそむけ、簡単に信念を曲げて、すぐにひよる人間〉ではないか。法大教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言った。
「マックス・ウェーバーは政治家たるもの岩盤をも突き破る強い信念と意志を持ち、忍耐強く、社会を変えていく責任感を持たなければいけないと説いたのです。今の日本の政治家を見渡して、こうした信念を持つ政治家はダレもいません。社会全体にもこうした人材が欠けている。だから、資質も責任感もない人が立候補し、そんな人物を有権者が選んでしまう。平時でも政治家としての力量がない人たちが大震災を前に、マトモな政治をできるわけがない。教育、社会のひずみなのでしょうが、由々しき事態だと思います」
今や、日本で政治家という職業は税金をかすめ取り、利権で太る悪徳稼業だ。ヤクザ屋国家、日本の行く末は、公平、公正の対極にある暗黒社会になっていく。
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