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【名言か迷言か】「泥臭い」というより「うさん臭い」野田内閣
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110917/plc11091718010013-n1.htm
2011.9.17 18:00 産経新聞
野田佳彦内閣は鉢呂吉雄前経済産業相の失言による辞任に続き、臨時国会の会期問題をめぐるチグハグな対応も加わって、初っぱなからつまずいた。
「このやり方のどこが『正心誠意』なのか。言ってることとやってることが全く違う」
自民党の中曽根弘文参院議員会長は15日、4日間で臨時国会を閉じようとした政府・与党の姿勢を厳しく批判。高村正彦元外相も同日の派閥総会で「首相は正心誠意と言うが、『不正心・不誠意』、言行不一致の極みだ」と民主党の国会運営を攻撃した。
野田氏は13日、首相就任後、初の所信表明演説の結びで、「政治とは相反する利害や価値観を調整しながら、粘り強く現実的な解決策を導き出す営みです。議会制民主主義の要諦は、対話と理解を丁寧に重ねた合意形成にあります」と述べた。
だが、「言葉が踊る」にも程があるというものだろう。言行不一致どころか、ブラックユーモアといった方が良いかもしれない。新内閣発足後、最初の国会を4日間で閉じる積極的な理由は何も見あたらないからだ。西岡武夫参院議長は15日、野党7党が求める会期延長の申し入れに「全くその通り。私も連名で載りたいぐらいだ」と応じ、「申し入れは(書きぶりが)優しい。私なら、もっと厳しく書いて『言語道断』だと言いたい」と語った。民主党出身の西岡氏が延長に賛意を示しているのが何よりの証拠だ。
野田首相は恐らく、鉢呂氏に続く閣僚の失言ドミノ現象を危惧したのだろう。現に、たばこ増税や財務省敵視発言を繰り返す小宮山洋子厚生労働相に見るように、野田内閣は近年まれにみるほどの「不適材不適所ぶり」(野党幹部)を露呈している。
そうした閣僚が十分な答弁準備もなく予算委に臨めば、あえなく「撃沈」する可能性は高い。昨秋の臨時国会でも、菅直人内閣の2閣僚が問責決議を受け、柳田稔法相(当時)も失言で辞任したのは記憶に新しい。
だが、「自民党政権の中の最も官僚的な答弁をさらに官僚的にした印象」(共産党の志位和夫委員長)の野田首相が官僚頼みで、閣僚人選を軽視したツケが回ってきただけのことだ。「身から出たサビ」と言える。
「泥臭く、国民のために汗をかくドジョウの政治をとことん、やり抜いていきたい」
野田氏は先月29日の民主党代表選の立候補者あいさつで、こう訴えた。この演説で代表、すなわち首相の座を射止めるドジョウすくいには成功したが、柳の下に「二匹目のドジョウ」はいそうにない。
90度近い角度で深々と頭を下げる平身低頭ぶりが目につく首相だが、言葉とパフォーマンスだけの「誠実さ」なら、強調すればするほど「うさん臭い」とみられるがオチだ。前任の菅氏とは真逆に見えるキャラクターも、財務相から首相に就任し、国会に「逃げ」の姿勢で臨む点は見事なまでに継承している。馬脚をあらわし始めたと言っていい。(森山昌秀)
◇…先週の永田町語録…◇
(12日)
▽スローペース
藤村修官房長官 まだ政権発足間もない時期であり、野田佳彦首相は13日に初めて所信表明演説をする。そういう意味ではまだスローペースかもしれない。(首相の発信が不足しているとの指摘を受け記者会見で)
▽泥まみれ避けたい
渡辺喜美みんなの党代表 ドジョウは危険を察知すると砂の中に隠れちゃう。国会が長く開かれて、泥まみれになることだけは避けたいのだろう。(臨時国会会期に関し栃木県那須町の講演で)
(13日)
▽異常なスタート
輿石東民主党幹事長 国会会期が決まっていない、異常なスタートになっているのは事実だ。しかし政権与党として既定方針通り最初からきちっといく。(与野党が会期でまだ合意していないことに参院議員総会で)
▽首相はダチョウ
小池百合子自民党総務会長 野田佳彦首相はダチョウではないか。危なくなると土を掘って頭を埋め、見えないようにする。俗説らしいが。(4日間の国会会期提案に記者会見で)
(14日)
▽ちゃぶ台
亀井静香国民新党代表 私がしょっちゅう、ちゃぶ台をひっくり返すわけにはいかない。党対党でしっかりした政策面の合意をしていく。これが連立だ。(民主党との政策協議の在り方に関し議員総会で)
▽安全運転
石破茂自民党政調会長 野田さんは100点を狙わなかった。絶賛されるより安全運転第一で60点に届けば良いと決めていた気がする。(野田佳彦首相の所信表明演説について民放番組で)
(15日)
▽日本再生
野田佳彦首相 政権交代後の2年間の実績と教訓を引き継ぎ、国民の生活を守り、希望と誇りある日本の再生を成し遂げる決意だ。(新政権の抱負について参院本会議の答弁で)
▽ゼロ回答
渡辺喜美みんなの党代表 物腰だけは柔らかいが、中身は全くないゼロ回答だ。役人の書いた答弁書を棒読みするだけで、ドジョウ内閣は砂の中に潜ってしまった感じだ。(首相の国会答弁について記者団に)
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