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「民主のムネオ」と呼ばれた鉢呂氏と小沢氏の間に亀裂が… [これまでとこれからの「小沢一郎」の話をしよう・衆議院議員 石川知裕]
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2011/9/16 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
野田内閣が発足したと思ったら、就任9日で鉢呂経済産業大臣が辞任。幸先の良くない船出になってしまいました。
鉢呂氏に関しては、忘れられない思い出があります。小沢一郎元代表が辞めたのを受けて、09年5月に行われた代表選は、鳩山氏と岡田氏の一騎打ちでした。当時は政権交代が確実視された時期で、鳩山氏が代表に選ばれれば、北海道初の総理になる。ある日、私は朝イチで鉢呂氏の事務所に伺い、「鳩山さんを北海道全体でもり立てていきましょう」と切り出したのです。すると、鉢呂氏は「何を言ってるんだ。オレは岡田の推薦人だよ」と……。
小沢代表時代、選対委員長だった鉢呂氏は、参院選大勝利の立役者のひとりです。鉢呂氏の“選挙バカ”は有名で、「民主党のムネオ」というあだ名もあるほど。高速道路の開通記念式典に宣伝カーで乗り付ける、マラソン大会に宣伝カーで並走するなど逸話には事欠きません。
私の立候補表明の時は、民主党北海道代表として帯広に来ていただきましたが、来て早々に「おい、街頭やるぞ」と街に繰り出す。街宣車で走れば「おい、あそこで手を振っている人に握手に行け」。本当に超行動派です。
当時の小沢代表は参院選後、鉢呂氏を「明日の内閣」の外交防衛担当に任命しました。まさに政権交代前夜であり、組閣さながらだったのを記憶しています。ちょうどインド洋への海上自衛隊の給油活動の延長の是非をめぐる「給油法案」の取り扱いが焦点になっていて、その司令塔ポストに鉢呂氏を据えたことは小沢代表の期待の表れだったはずです。
しかし、小沢後の代表選で鉢呂氏は岡田氏を推し、小沢氏との間に亀裂が入る。私が情勢分析を話した時、小沢氏が「鉢呂がなあ」と寂しそうに言ったのを記憶しています。
それにしても、今回はまさしく不毛の代表選でした。5人もの候補者が出たのに、結局、最後は「小沢派vs.反小沢派」という構図になってしまった。増税やTPP、原発など代表選の大事な論点がぼかされてしまったように感じます。
私から見ると、小沢氏が政権交代のためにどれだけ尽くしたかを民主党の議員は忘れているんじゃないかという憤りもある。外から見ていると余計に「何をやっているんだ」と感じるし、もどかしくて仕方ありません。
◇いしかわ・ともひろ 1973年生まれ。早稲田大学卒業後、小沢一郎氏の秘書を経て、07年から衆議院議員。陸山会事件で起訴され、民主党を離党。今年7月に出版した「悪党 小沢一郎に仕えて」(朝日新聞出版)は5万部のベストセラーになっている。メルマガも好評配信中。
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