http://www.asyura2.com/11/senkyo119/msg/505.html
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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110915k0000e040056000c.htm
証拠改ざん:「佐賀被告は認識」大阪地検検事が証言
大阪地検特捜部の証拠改ざん・隠蔽(いんぺい)事件で、犯人隠避罪に問われた元特捜部長の大坪弘道被告(58)と元副部長の佐賀元明被告(50)に対する第2回公判が15日、大阪地裁(岩倉広修裁判長)で行われた。白井智之・大阪地検検事(41)の証人尋問があり、白井検事は「佐賀被告は10年1月30日の時点で改ざんは故意と認識していた」と証言した。
検察側は、佐賀被告が10年1月30日、郵便不正事件を担当していた前田恒彦・元主任検事(44)の証拠改ざんを知り、その日のうちに前田元検事と電話で話し、改ざんが故意だったと認識した、と主張。白井検事は佐賀被告と前田元検事が電話で話した場に同席し、様子を見ていたとされる。
検察側は、白井検事が改ざんを把握した状況を質問した。白井検事によると、1月30日に改ざんの話を聞き、地検内の佐賀被告がいる部屋に行くと、佐賀被告と国井弘樹検事(36)がおり、佐賀被告に「どうするんですか」と質問。その場で佐賀被告は国井検事の携帯電話で前田元検事と話し、前田元検事に「証拠が書き換えられているという話がある。そんなことできるんか」と尋ねたという。
会話の後、白井検事が佐賀被告に「(前田元検事が)認めたんですよね」と聞くと、佐賀被告はうなずき、改ざんの手口を説明したという。
また、白井検事は2月1日、国井検事とともに大坪被告の部屋に呼ばれ、上層部への報告を進言したが、大坪被告が消極的だったため、白井検事が当時所属していた公判部で対処すると述べると、大坪被告は「早まったことをするな」と話したという。
白井検事は当時、郵便不正事件の公判を担当していた。現在は大阪地検特捜部に在籍している。【苅田伸宏、村松洋】
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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110913k0000m040138000c.html
大阪地検隠蔽:「前田元検事が虚偽供述」大坪被告側が批判
大阪地検特捜部の証拠改ざん・隠蔽(いんぺい)事件で、犯人隠避罪に問われた元特捜部長の大坪弘道被告(58)と元副部長の佐賀元明被告(50)に対する初公判は12日午後も大阪地裁(岩倉広修(ひろみち)裁判長)で続いた。大坪被告の弁護側は、証拠を改ざんした前田恒彦元主任検事(44)=証拠隠滅罪で実刑確定=について「前田元検事は自らの責任を軽くしようと、改ざん隠蔽は大坪被告らの指示だったと虚偽の供述をした」などと批判した。
大坪被告の弁護側は冒頭陳述で、前田元検事は09年7月、郵便不正事件の証拠のフロッピーディスクのデータを改ざんし、同僚の国井弘樹検事(36)に伝えた。改ざんは2人の隠し事となり、表面化しなかったと指摘した。
改ざん問題は10年1月30日以降、地検内部で表面化したが、大坪被告は前田元検事らから改ざんが故意だったとの報告は受けたことはなく、改ざん問題が報道された同年9月以降には、前田元検事や国井検事は自らの責任を回避すべく、改ざん隠蔽は大坪、佐賀両被告の指示だったと供述するようになったと述べた。
佐賀被告の弁護側は、国井検事が前田元検事の改ざんに対する自らの考えを記した同僚宛てのメールを示した。メールは1月30日に送ったもので「言っていないことをPS(供述調書)にすることはよくある。それも証拠を作り上げたり、もみ消したりするという点では同じ。(自分も)前田を糾弾できるほどキレイなことばかりしてきたのか分からなくなる」と記載。弁護側はメールの内容から、国井検事の証言の信用性に疑問を呈した。
弁護側の主張に対し、検察側は両被告が犯人隠避に至る経緯を詳述。10年2月1日、国井検事を地検内の自室に呼び、国井検事が他の検事に改ざんを伝えたことを叱責し「こんなことが表ざたになれば前田は逮捕される。大阪特捜もなくなるぞ。箝口令(かんこうれい)だ」と口外を禁じたと指摘した。
公判では、佐賀被告のメモや執務記録の証拠調べも行われた。検察側は佐賀被告が1月30日の部分に、わざと「誤って数字を入力」「意図的に改ざんしたことはない」などと虚偽を記したと主張した。弁護側は「虚偽は書いていない」と反論した。【苅田伸宏、牧野宏美】
◇「闘う決意新た」
大坪、佐賀両被告は初公判後、大阪市内で記者会見し、大坪被告は被告席に座った心境を「本来座っている位置と反対側に初めて座った。複雑な心境だったが、ここで闘っていく決意を新たにした」と説明した。佐賀被告は冒頭陳述の感想を聞かれ「相当私が悪者だな、私がキーパーソンだなと(思った)」と語った。
大坪被告は公判の冒頭、自らの職業を問われ「元検察官です」と答えた。大坪被告は「無職とはいえ、私のプライドとして、検察官として27年間勤務したことを述べたかった」と話した。大坪、佐賀両被告の弁護団は合計で100人を超える陣容で、今後の公判については「強力な弁護団に支えられている。必ず勝利したい」と述べた。
◇検察「物証に自信」 一部に同情も
大坪、佐賀両被告による犯人隠避事件を捜査した検察幹部らは「捜査は尽くされている」と有罪立証に自信をみせた。だが、2人が無罪を訴え「最高検のストーリー」に激しく反発していることに、法務・検察関係者の口は重く、一部に同情論も聞かれた。
ある幹部は「当時の部下の供述などから、故意の改ざんだったという認識を2人が持っていたことは明らかだった」と振り返り、「佐賀被告の執務記録など、認識を示す客観的な証拠もある。部下の供述頼みの起訴ではない」と付け加えた。
別の幹部は「検事を起訴するのは自分たちの組織に切り込むことでもあった。うみを出し切るまで検察改革を進めるしかない」と神妙な面持ちで話した。大坪被告と勤務した経験のある検事は「大坪さんが故意の改ざんを知って放置するような人間とは今も思えない。部下と上の間で詰め腹を切らされたのが実態ではないか」と漏らした。【鈴木一生】
毎日新聞 2011年9月12日 22時30分(最終更新 9月13日 2時25分)
[阿修羅内参考リンク]
・江川紹子氏がツイートする、FD改竄の前田元検事の上司検事の公判 (かっちの言い分)
http://www.asyura2.com/11/senkyo119/msg/435.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 9 月 13 日 00:07:45: igsppGRN/E9PQ
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