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野田はウッカリ総理の椅子に座ってしまった どうして良いのかが判らない
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2011年09月15日 世相を斬る あいば達也
臨時国会を本気で4日間で閉めるとは思っていなかったが、野田民主党は本気だった。野党との国会対策上の駆け引きだとばかり思っていたので驚きだ。明らかの官僚が作成した「所信表明」を演説しただけだ。野田内閣が何をするのか、何処にポイントがあるのか、録画で視聴してみたがトンと見当がつかない。旗印がない!ドジョウ同様にモノトーンなのである。穢れなきバージン政治家を気取ろうと云うのだろうか?まるで、学級委員長の挨拶のようだ。バカバカしい。
鳩山が友愛政治で、菅が政治主導。どっちも旨く行かなかった、だから官僚と手を繋ぎ、米国の隷属性を尊重、経団連とも、電事連・連合とも仲良く、出来たら野党・自民公明とも仲良く、運が良ければ中国とも仲良く、「みんなで国難を乗り切りましょう」、とそれこそ美辞麗句のオンパレードに所信表明演説は彩られた。財務省事務次官の勝栄二郎のご機嫌伺いか勝海舟の「正心誠意」を持ち出し、与野党の全員野球を呼び掛けている。これほど美辞麗句に満ちた演説は聞いた事がない。
大震災の復興は、必要なものは金と時間だ。誰が総理でも、金と時間が与えられれば、それなりに復旧復興する。その意味で三次補正なんて、1週間もあれば片づく話、国会を閉じるなど噴飯ものだ。問題は野田総理が最優先の課題だと言った、原発の対応と世界経済危機への対応だ。これが実はまったく見えていない。実は誰も立ち行ったことのない世界の事で、言葉が先行しただけで、何をすれば良いのか、野田政権は展望を示せない。
日本社会は総じて「美辞麗句病」に冒されている。野田自身も冒されているので、平気でこう云う演説が可能なのだろう。つまり、野田佳彦は、特に総理大臣になりたかったわけでもない。目的が曖昧なままに、勢いで立候補したものの、民主党をどうするか、日本をどうするか、まったく俯瞰図なしに、気がつくと漁夫の利で総理の椅子に座ってしまった政治家なのだろう。
リアリストと云う高評価もあるようだが、財政再建をしながら、経済政策を打ち、矛盾する経済原理を両立させると言い出す。原発依存も中長期的に依存度を下げるだけで、再稼働に前向きだ。新設に対しては言及すらしていない。財政再建は歳出削減、増収、歳入改革の「三つの道」を同時に展望すると、もう曲芸の世迷言を語っている。財務教の完璧な信者と云うことだ。
マクロ経済学のすべての原則を踏みにじった、このような発言に異を唱えないマスメディアは異様だし、それを信じる野田も異様だ。 社会保障と税の一体改革では、世代間の公平性を実感できるように「全世代対応型」に転換すると言い出したが、世代間の公平性は選挙で負けることを意味するし、何処の誰が、その全体のマネージメントをすると云うのか、事務次官会議かね。民主党政調会かね?産官学の英知??を集めた「国家戦略会議」とでも言うのだろうか。
結局、野田総理は準備不足のまま総理になってしまったのだろう。どうしてもブレイクタイムがないと、何をやって良いのか判らなくなっているのが実情なのだろう。だから、質問を受けたくない、何てことはない、腹が何も決まっていないと云うことだ。茫然自失で総理の椅子に座っているだけなのかもしれない。
こう云う場合、人はどのように対応するか?ニコニコ笑顔をつくり、「そうですね」と相槌を打ち、その場を逃れる。自らの意見など語らず、一番強そうな人間の主張を代弁しておく。たぶん、それ以外に野田総理の生きる術がないのだろう。
野田総理では、福島原発対応の決断も無理だろう。世界経済恐慌になりかけている直近の経済の舵取りなど、とても、とてもだ。勿論財務省だって打つ手など持ち合わせてはいない。株価が9月末にかけて、8千円台を割り込み、企業決算が大赤字になれば、法人税など幾ら弄ろうとも、何の意味もなく、9割が法人税を納めない大企業群の出現とあいなる。当然、円高は構造的に止まらないだろう。70円の割り込みまで視野に入っている。
次の国会は10月中旬との話もあり、もう逃げまくりの政権になっている。すべてを前向きに、と云う表現で時間稼ぎをしているだけにさえ見えてしまう。自民党が叫んでいる「3次補正成立後、解散だ」とはならないまでも、総辞職の臭いすらしてくる。政権のフォームを弄る間に、敵に包囲される政権になるような危険な臭いがしてきた。こうなると、民主党政権4人目の総理が生まれるのは近々なのではないのか?ウッカリすると総理が6人くらいになるかもしれないと、筆者は苦笑いをしている。
鉢呂議員を追いだした経産省の動きは敏だ。アノ牧野聖修経産省副大臣が米国エネルギー長官に呼ばれ、日本の原子力平和利用に主導的役割を果たすよう命じられて帰国した。尚、経産省は事前に根回しを済ませていたらしく、日米が原子力分野で技術協力を継続していくことを再確認とあいなっている。鉢呂は邪魔だったと云うことだ。東電は、原発再稼働無しなら、料金15%値上げを画策、原発稼働なら値引いてやる!もう東京電力と云う企業はゴロツキだね。
*気弱な地上げ屋さんのさりげないブログのつぶやきによると、どうもアノ暴言記者クラブ記者は、時事通信の中田**と云う人物のようだ。多分当たりだろう(笑)早速配置換えになったようだが、田崎の一の子分だったのかな?(笑)時事と共同は、東電サマサマ通信社なのは知っていたが、なんともはやである。
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