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民主・前原ブチ切れ暴走!“政界の紳助”マル暴写真もお構いなし
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110914/plt1109141146003-n1.htm
2011.09.14 夕刊フジ
民主党の前原誠司政調会長(49)の暴走が目立ち始めた。政調会長の権限が強化されたうえ、党役員・閣僚人事で前原グループの議員が主要ポストに多数起用されたこともあり、増長気味なのだ。訪米時には安保政策に踏み込んだ発言で突出し、八ツ場ダム問題でもキレまくっている。野田佳彦首相(54)が低姿勢で国会を乗り切ろうと必死になるなか、前原氏は獅子身中の虫となりそうな気配だ。その背景には、代表選で争った2人の「遺恨」も見え隠れする。
野田首相の所信表明演説に対する各党の代表質問は14日から、自民党の谷垣禎一総裁(66)を皮切りに衆参両院本会議で3日連続で実施。野党陣営は、臨時国会の会期が「たった4日間」にとどまったことに反発し、対決姿勢を強めている。
しかし、野田首相の頭痛の種は党外だけではない。
松下政経塾の後輩で、民主党代表選で激突した前原氏は13日、建設継続か中止かを再検証していた八ツ場ダム(群馬県)に対し、国交省関東地方整備局が「ダム建設が最良」という評価を出したことに、「当時の大臣に事前に説明がないというのは極めて不愉快!」と記者会見でブチ切れた。
八ツ場ダムは、前原氏が2009年の国交相就任直後に「建設中止」を突然表明して注目された。事前説明を欠いた上意下達の政治手法に、地元自治体だけでなく、東京都の石原慎太郎知事(78)ら首都圏の各知事も「危険で乱暴で荒唐無稽だ」と激怒。このため、前原氏は再検証を指示していたが、その結果を事前説明されなかったためイラついたようだ。
永田町で「言うだけ番長」といわれる前原氏の突出発言は、政調会長就任直後から全開。今月7日には、ワシントンでの講演で、(1)武器輸出3原則の見直し(2)PKO活動での自衛隊の武器使用基準の見直し−に突如言及した。
保守政治家らしい見解ではあるが、民主党内には旧社会党勢力もおり、「安保政策の変更」には抵抗感が根強い。
一川保夫防衛相(69)は「民主党政権としてどういう方針で臨むかは、まだまだ十分議論されていない。党内の関係部門でよく議論することが重要だ」と苦言を呈し、リベラル色の強い平岡秀夫法相(57)も「憲法の平和主義をしっかり踏まえた議論が行われることを期待したい」と、前原氏に慎重な対応を求めた。
「死の町」発言で引責辞任した鉢呂吉雄前経産相(63)とは違った意味で、党内混乱を招きかねない「不適切発言」といえる。
季節は秋だが、前原氏は「わが世の春」に浮かれている感がある。
枝野幸男経産相(47)が鉢呂氏の後任に就いたことで、前原グループからの入閣は、小宮山洋子厚労相(62)と古川元久経済財政担当相(45)、枝野氏の3人になった。前原氏と近い細野豪志環境相兼原発事故担当相(40)を入れると4人になる。党役員にも、自身と仙谷由人政調会長代理(65)が就き、権限も強化された。
「前原氏は最近機嫌がいい。政調会長の権限が強化されたうえ、閣内でも、経済財政政策や産業政策、社会保障、原子力政策などを所管する主要ポストを抑えた。ほとんど自分の政権のように感じているのではないか」(民主党関係者)
菅前政権時代、民主党内は「親小沢」と「反小沢」に二分され、激しい党内抗争が繰り広げられていた。
野田首相は就任直後、「もうノーサイドにしましょう」といい、党内各グループのバランスを考慮した党人事や組閣をした。だが、前原グループの厚遇ぶりは一目瞭然だ。
民主党中堅は「野田首相は、仙谷氏に推されて代表選出馬を決意したが、前原氏が手を挙げたことで激突した。当然、前原、仙谷両氏への感情的なシコリはあるはず。暴走傾向がある前原氏に対しても苦々しい思いを抱いているはず。ただ、前原グループには人材がそろっているうえ、決選投票で野田支持に回った論功行賞もあり、主要ポストを与えたのだろう」という。
干されるはずが逆に重用されたため、勘違いして増長しているのが、いまの前原氏なのか。
なにしろ、前原氏の「言うだけ番長」ぶりは有名。八ツ場ダムをはじめ、日本航空の債務処理問題、尖閣沖中国人船長の逮捕…。いずれも、前原氏が手を付けたが中途半端だ。訪米時の「武器輸出3原則の見直し」発言などを受け、党内には、前原氏の暴走を警戒する意見が広がっている。
そんなこともあってか、野田首相は12日、官邸で民主党の輿石東幹事長(75)ら党幹部と会談し、前原氏に事実上付与していた予算案や重要法案などの事前審査権について、「政府・民主三役会議」の承認を条件とする方針に変更した。
好事魔多し。この直前、前原氏を直撃する衝撃写真が報道された。写真週刊誌「フライデー」最新号は、前原氏が十数年前、京都の老舗料亭で、指定暴力団「山口組」の企業舎弟や右翼団体幹部と一緒に撮ったという写真を掲載した。
元タレントの島田紳助さんは、暴力団との交遊を指摘されて芸能界を引退した。これが現職閣僚ならば即刻辞任必至だが、前原氏は「いろんな方と写真を撮るが、いちいち『あなたは暴力団ですか?』とは聞いていない。(この人物と)交際はまったくないし、面識もない」と開き直った。
政治評論家の小林吉弥氏は「前原氏には、菅直人前首相によく似た重心の高さや、危なっかしさを感じる」といい、こう続ける。
「たしかに、頭の回転は速そうだが、前原氏を暴走させると党内融和が壊れる。1人で乱を起こし、噴火口となりかねない。野田首相も『危険だ』と思って、政府・民主三役会議というブレーキをかけたのだろう。前原氏は突出してはダメ。風向きをとらえて、愚直で重心が低い野田首相を支えるべきだ」
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