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発足10日で崩壊の予感 民主党は無能力悪党集団だった
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2011/9/13 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
驚きアキレる巷の心ある庶民、国会はたった4日間、予算委はやらない、第3次補正は10月提出、このスピード感の無さは一体何なのだ
◆野田の組閣は失敗だった
野田内閣発足後、初の臨時国会がきょう(13日)から始まったが、早くも内閣崩壊の予感だ。10日も経たないうちにトンデモ発言連発で大臣1人が辞任。残る大臣も軽率発言や怪しい献金が後を絶たない。野田首相が「適材適所だ」と胸を張った人事で、何もしないうちからつまずいているのだ。
本当にどうしようもない大臣ばかりだが、このオソマツ内閣を発足当初に褒めちぎったのが大マスコミである。
読売新聞は組閣翌日の社説で〈華やかさはないが、国政を前に動かそうという野田首相の意欲を感じさせる布陣だ〉とはやし立て、朝日も社説で〈力量不足を危ぶむ声もあろうが、経験を積むことで成長する期待も込めて、前向きに評価する〉なんてエールを送っていた。日本を代表する2大新聞の目がそろって節穴だったのである。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「新政権が誕生したのですから、震災と原発事故の対応で右往左往し何もできなかった菅政権の主要メンバーを外すのが最重要課題でした。前政権の失敗を反省し総括しなければ前に進めません。それなのに野田首相は最後まで岡田前幹事長の官房長官起用にこだわって泣きつき、仙谷前官房副長官を政策の要の党政調会長代行に据えた。そして今度は枝野前官房長官の入閣です。いくら人材不足とはいえ、菅政権の残党を要職に起用するなんて、もってのほか。安易過ぎだし、いかに野田首相にオリジナルの方針や政策がないかが分かります。これでは内閣が代わった意味がありませんよ」
主要なメンツが代わらなければ、野田も菅の二の舞いだ。組閣は大失敗ということだ。
◆平野はなぜ不完全内閣と言ったのか
野田内閣のメンツのひどさは、かつて鳩山内閣を迷走させたA級戦犯が「今の内閣は不完全」と言うくらいだから深刻だ。政治能力が疑われる平野国対委員長でさえ、こう表現せざるを得ないほどバカとド素人の集まりなのである。
「本格的な国会審議が始まれば即、素人内閣は火ダルマになる。平野氏は『あまり期待しないで』と、今から言い訳の意味を込めて、ああした言葉遣いになったのでしょう」(民主党関係者)
鉢呂の辞任で、すでに無能集団の本性は暴露された。この調子だと、野田政権の崩壊は早い。
◆みんな3次補正というが、やれるのか
事業規模は10兆円以上。本格的な復旧・復興がかかる3次補正予算には被災地の期待も高い。ところが、野田は「補正予算の準備作業を速やかに進めます」と豪語しながら、予算審議から逃げている。臨時国会はたった4日間で終わり、予算委員会を開くのを嫌がっている。補正予算案の提出も「10月中旬」が既定路線だ。どこが「速やかに」なのか。
復興に向けた本格補正は震災直後から必要とされ、議論も尽くされてきたのに、とうとう半年間もズルズルと先延ばしである。このスピード感のなさは一体、何なのだ。民主党は被災地をバカにしている。政治評論家の浅川博忠氏はこう言う。
「自公両党も震災復興の3次補正には反対しにくい。そこで新閣僚のお手並み拝見程度で、専門知識のある議員を質問に送り込んで政権担当能力をアピールできればいいくらいのつもりでした。本来なら3次補正は右から左で成立しそうなものですが、素人集団の野田内閣ではそうもいきません。3次補正には原発事故と風評被害の補償や被災地の住宅移転など対象範囲の線引きの難しい問題が絡み、素人大臣にはチンプンカンプン。常に財源の説明も求められます。いくら野党が手を緩めても、内閣の方で勝手にボロを出し、補正成立の頃には『引き換えに早期解散を』と手形を切らされる展開もあり得るのです」
朦(もう)朧(ろう)状態の野田内閣のおかげで、本格復興は遠のくばかりである。
◆あと2年、政権を離さず、利権を漁る
無能ぞろいのドジョウ内閣の面々も政権維持の権力欲だけはすごい。失言大臣の鉢呂をパッと代えて、目先を変えたのもその表れだ。「たばこ1箱700円」でヒンシュクを買った嫌煙オバサンの口もすぐに封じた。
「野田内閣の面々はもちろん、民主党全体が政権の座にしがみつくことが最優先。もはや政権の理念とか方針など二の次、三の次です。恐らく今後も政権メンバーの無知無能を隠し、野党に攻撃材料を与えないため、新しいビジョンや政策は何ひとつ打ち出そうとしないでしょう。野田首相自身が典型ですが、ひたすら波風を立てず、低姿勢ぶって政権維持に努める。とにかく残る任期2年間、一日でも長く政権にしがみつき、政権与党のうまみと利権のおこぼれにあずかれればいい。昔の自民党と同じ情けない集団に成り果てたのです」(山口朝雄氏=前出)
戦後最大の国難の真っただ中で、それこそ戦後最大のダイナミックな政治力が求められている時に、ひたすら何もせず、泥の中で息を潜めるだけのドジョウ内閣。心ある庶民は驚きアキレ果てている。
◆これまでの2年で政治をやったつもりで結構甘い汁を吸っている民主党幹部
戦後ずっと利権政治にドップリだった自民党と違って、民主党の連中は利権と縁遠いように思われがちだが、違う。政権を担う与党議員なら、ズブの素人であろうと、周りが利権を用意してくれるのだ。
「国会議員の利権は“情報”です。大臣や与党幹部はもちろん、副大臣、政務官は役人から政府の仕事の内容、スケジュールくらいはレクチャーされている。それだけでいいのです。業者は、確認のために接近してくる。何もしなくても、邪魔しないだけで感謝される。その見返りが、パー券購入や個人献金というわけです」(代議士秘書)
政治家の扱いに手慣れた官僚は、大臣や政務官の地元に関する情報をわざと与える。それを後援組織に流すだけで、政治家は人脈・金脈が広がり、利権ができる。まして震災関連ではなんだかんだで20兆円を超える補正が組まれる。どんなバカな民主党議員でも情報利権ができるし、政府の中枢にいる幹部議員ほど、その利権は太くなるということだ。2年間の政権維持で、甘い汁のことが分かってきたから、政治能力は何もなくても、民主党の連中は政権だけは手放したくないのである。
◆こいつら悪党で税金ドロボーだ
民主党の大半の議員が、今もって小沢一郎の排除に動く理由も同じだ。小沢は、党のカネを政権維持と選挙勝利のために使う。業界を動かす。そこは徹底している。だから、個々の現職議員は思うほど甘い汁が吸えない。それで、「小沢がカネを独り占めしている」と不満や悪口を言いたくなる。陸山会事件や小沢本人の強制起訴をもっけの幸いとばかり、排除に動いたわけだ。
民主党の政党助成金は年間150億円もある。官房機密費は最低でも14億円だ。
小沢なら、これを有効に使って、補選や首長選に勝ち、参院のねじれ解消に使ったりするだろうが、成り金感覚の民主党の欲ボケ幹部たちは、使い方が分からず、飲み食いに浪費したり、各議員の支部に均等にバラまいている。それで選挙は菅政権以来、ほとんど全敗。参院のねじれも解消できないのだから、単なるゴク潰し、何の芸もない。情けない税金ドロボーの集団なのだ。
◆復興や原発始末どころか、貧民出身民主議員が焼け太りする
首相に選ばれた野田が真っ先にあいさつに出向いたのが、財界の経団連だった。「貧乏育ち」をウリにして首相になったのに、現金なものだ。菅政権で悪化した財界との関係修復が狙いで、野田は財界が喜ぶTPP推進も約束してしまった。
筑波大名誉教授の小林弥六氏は、TPPについて、「アメリカに対して経済的な国境を取っ払ってしまうこと。モノだけでなく、金融や労働市場も自由化され、米国の属国として日本はさらに翻弄される」と警告している。
TPPの最大の犠牲者は言うまでもなく、被災した東北の農業や漁業だ。それなのに、企業献金欲しさに財界にヒレ伏す。血も涙もない政権だが、野田に限らず、民主党内には前原、仙谷、枝野など、もとは反権力の貧乏人育ちが多い。そんなのに限って、カネ集めに苦労しているから、権力を握るとカネのにおいに弱くなるのだ。左翼をウリにしてきた仙谷が今では「官僚や財界が頼りにする人物」なんて評判だから、寒けがしてくる。とんでもない正体だ。
野田は政権の最優先課題に被災地の復旧・復興と原発収束を挙げていたが、これじゃあ、自分たちこそ焼け太りだ。
◆なぜ国民新党などと連立を組んでいるのか
菅政権を支えてきた野田、仙谷、枝野、岡田たちは、財界や官僚機構の要望を受けて、菅降ろしに動いた。大震災で菅のアタマがパニックになり、マヒしたからだ。それでも最後まで空き菅首相を支えたのが亀井静香の国民新党だった。
菅政治からの脱却をアピールするのなら、野田は国民新党との連立をバッサリ斬るのが筋だろう。野田の従米・財政再建路線と、亀井の考え方も百八十度違う。しかし、斬らない。斬らないどころか、「亀井静香の人脈に頼んで、参院のねじれ解消をやってもらっている。自民党参院議員の一本釣りです。たちあがれ日本や新党改革の抱き込みも仕掛けています」(政治ジャーナリスト)という。小政党などと組んでも足を引っ張られ、政治が停滞するだけだが、アタマ数をそろえるためなら、何でもあり。一日でも長く生存することだけを目的化している。野田政権ならぬ、野合政権は一体何がやりたいのか。
◆この酷いザマでもあと2年選挙をやらず、カネを貯めると決めた悪党たち
「民主党は、いくら政権のタライ回しをしたところで、次の総選挙では大惨敗して四分五裂する。有権者に期待を持たせるものがひとつもないんだから、仕方ありません。でも、それが分かっているからこそ、民主党は死んでも解散しない。2年後の任期いっぱいまで政権にしがみつくことを決めている。呆れるし、卑屈ですよ」
元外交官で評論家の天木直人氏が言った。その通りで、こいつら、どれだけ無能シロウト政治をやろうと、「政権握った者の勝ち」と開き直っている。政権を握っている間に、アメリカや財界、官僚、大マスコミにゴマすって、言いなりになり、利権や企業献金のおこぼれにあずかるつもりだ。TPPや大増税強行で、庶民の暮らし、デフレ不況が悪化しようとお構いなし。「どうせ次はオレたちの政権じゃないから」なのである。
この国を根本から改革する政権交代の理念も、マニフェストもかなぐり捨てた民主党の議員たちは、ついには魂も捨てた。それで旧権力のお先棒担ぎに堕落し、私腹肥やしに走っている。とんでもない悪党集団ではないか。
野田はきょう国会で所信表明演説をした。しかし、こんな政権、一日たりとも存在させる意味はない。存続させてはいけないのだ。
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