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たった9日!何もしないうちに重要官僚・経産相クビ ドミノ辞任が始まる内閣早期崩壊
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2011/9/12 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
次はどの大臣が辞めることになるのか
-何しろ予算委員会も開けない不完全内閣だから、これから先一体どうするのか、選挙民をナメ切っている民主党国会議員たちの劣悪な体質
野田不完全内閣は墓穴内閣――。
新政権発足からわずか9日で、原子力政策や原発事故の補償問題を担当する重要閣僚の鉢呂経産相が、トンデモ失言で辞任に追い込まれた。史上4人目のスピード辞任(最短はリクルート問題で在任4日で辞任した長谷川峻元法相)。表向きは辞任だが、実態はクビである。
「死の町」「放射能つけちゃうぞ」なんて暴言は、大臣どころか人間失格だ。これ以上、事態が深刻化しないうちにドジョウ首相が引導を渡したのだ。国会審議も始まらないうちに、大臣が勝手にコケているのだから、お粗末極まりない。
野田は組閣にあたって「適材適所」を強調したが、聞いて呆れる。早くもバケの皮がはがれてしまった。しかも、この男は、最初から逃げの一手である。
「所信表明演説、代表質問を行う臨時国会は、スッタモンダの末、13日からとなりましたが、期間はわずか4日で、予算委員会はなし。その代わりに輿石幹事長は、予算委での閉会中審査を野党に持ちかけています。野田首相の外国人献金問題追及を避けたいのと、シロウト大臣が多すぎて、マトモな答弁ができないから準備期間が必要なのでしょう」(政治評論家・浅川博忠氏)
“適材適所”の大臣を揃えたのに、予算委員会も開けない。身内の平野国対委員長にまで「今の内閣は不完全な状態」と言われる始末。それどころか、「この内閣は次から次へと墓穴を掘る」(政界関係者)といった指摘まで出ているのだ。
◆危ない大臣がゾロゾロ
実際、野田内閣には危なっかしい大臣がゾロゾロいる。就任直後に「安全保障の素人だが、それが本当のシビリアンコントロール」とワケの分からないことを言った一川防衛相、所管大臣でもないのに「(たばこ1箱)700円ぐらいまで(値上げしても)税収は減らない」とブチ上げた小宮山厚労相。
就任まで外交、安全保障にはノータッチだった玄葉外相は、普天間問題で「踏まれても蹴られても誠心誠意、沖縄に向き合っていく」と言って、沖縄選出議員の反発を買った。安住財務相は、国対委員長だった7月に被災地の首長を批判する発言で猛反発を買った。増税反対論が噴出すればいつキレてもおかしくない。マルチ献金の山岡国家公安委員長も時限爆弾だ。鉢呂の後任の経産相も、野党の標的になりかねない。だいたい、首相の野田自身がいくつものうさんくさい献金問題を抱えている身である。これでは先が思いやられる。
「この内閣は、辞任した鉢呂さんを含め10人が初入閣、しかも、財務、外務、経産、防衛といった重要ポストです。組閣当初からボロが出ることが危惧されていましたが、その通りになってしまいました。この先、自民党など野党は、首相の任命責任や閣僚の資質、献金問題などを徹底的に攻め立て、揺さぶりをかけてきます。そうした中、次から次へと閣僚の失言やボロが飛び出し、ドミノ辞任といった展開も十分ありえます。6割前後でスタートした内閣支持率が急降下していくのは時間の問題ですね」(浅川博忠氏=前出)
次の失言は誰か、次の辞任は誰か。不完全内閣は日を追うごとにガタガタになっていく。
◆政権交代2年で国民から乖離した民主党
有権者が期待と夢を抱いた政権交代から2年。民主党政権の首相は既に3人目、そして内閣はシロウトと問題人物ばかりのB級品ときている。国民をナメ切っているとしか思えない。
「菅内閣がやっと退陣したと思ったら、このザマでは話になりません。閣僚だけでなく、武器輸出3原則見直しを平気で公言した前原政調会長、不完全内閣発言の平野国対委員長など党役員の暴走も目に余ります。今回の組閣、党役員人事からして、政策や国民生活などまるで考えていない。政権運営をスムーズにさせたい一心の融和人事です。政権与党になって民主党議員は、永田町の論理にどっぷり漬かってしまい、国民から乖離(かいり)してしまった。完全な政権ボケですよ。それが組閣人事に表れ、国民の痛みも分からない閣僚の失言を生み出しているのです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
政権交代時の原点を忘れ、権力闘争、ポスト争いにうつつを抜かす民主党議員たち。有権者のナマの声に耳を傾けることもなく、政策論争をするでもなし。これでは政治家としての資質も磨かれない。政治は劣化する一方である。
◆与党のウマミで変質
この2年間の失政続きで、有権者は民主党を見限った。昨年の参院選、今年の統一地方選など選挙は連戦
連敗だ。野田政権発足で政党支持率はようやく回復したが、今回の鉢呂辞任騒動で再び下がるのは目に見えている。
そんな中、民主党議員たちの最大の関心事は、次の選挙でどうなるかの一点だ。今の300議席から大きく減らし、200議席前後にまで落ち込むとみられている。野田内閣のボロが続出すれば、さらなる大敗もある。
「それが分かっているから政権与党でいるうちにおいしいポストに就き、利権を確保しようという連中がいっぱいいますよ。復旧・復興も新たな利権に結びつきますからね。目を光らせないと、かつての自民党政権のように腐敗、堕落していきます」(前出の政界関係者)
実際、これまでも怪しい動きはあった。突然、脱原発を宣言し、再生エネルギー法成立に固執した菅前首相と孫正義・ソフトバンク会長の近すぎる関係はその最たるものだ。
「太陽光発電事業参入に意欲を見せていた孫氏にとって、再生エネルギー法は欠かせない法案。発電設備の導入には国などから補助金が出るうえ、発電した電気の全量を電力会社に買い取らせる内容だからです。
これが成立したことで、孫さんは大儲けできる。“菅さんは政治家を辞めても安泰だ”なんて囁かれていますよ」(財界事情通)
ハウステンボス支援と前原元国交相の関わりもいろいろと取りざたされた。東電救済の原子力賠償支援機構法の成立過程も不透明だ。
わずか2年の政権与党生活で、民主党は完全に変質したのである。
◆野田がダメならスゲ替えるだけ
政権発足から10日しか経っていないというのに、ボロが続出のドジョウ政権は、もはや先が見えたも同然だ。
「今回の鉢呂辞任劇はこの政権の終わりの始まりですよ。第3次補正予算を審議する10月の臨時国会は大荒れ必至です。来年度予算の政府案や、消費税増税を含む“税と社会保障一体改革”の法案づくりに取りかかる12月には、党内の増税反対論が燃えさかり、必ず政局になる。そうなると、品位も資質もないシロウト内閣は立ち行かなくなります」(鈴木哲夫氏=前出)
国民から乖離した政権が長続きするはずがない。野田内閣の早期崩壊は時間の問題だ。
しかし、政権与党のうまみを手放したくない連中は、首相のクビをすげ替えてでも、あと2年間、解散を引き延ばそうとするだろう。ここで政権を手放したら、二度と返り咲けないことが分かっているからだ
そんなふざけたことは到底許されない。これ以上、民主党政権を続けさせたら、国民はケツの毛までむしり取られてしまう。
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