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この新政権首脳は貧窮に耐えてきた 角栄と同じ闇取引政治が正体
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2011/9/10 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
生い立ちの貧しさを売り物にする首相や政調会長、美徳よりも弊害が多いと思われる政治家としての資質
-彼らに危ない政治献金が多いのも理由はそこにある
-野田の親分の細川元首相もカネに絡んだ黒い経歴がワンサとある
市民運動上がりの権力志向男が官邸を去った後は、「永田町版三丁目の夕日」とでもいうべき生い立ちがウリのドジョウ首相が、好き勝手をやり始めた。
野田佳彦、54歳。8月の代表選では、演説の冒頭から貧しい生い立ちをアピールした。
「私の父は、富山県の農家の6人兄弟の末っ子です。母は船橋の農家の11人兄弟の末っ子です。農家の末っ子同士の間に生まれた子どもが私です。(略)父のトランクの上にお茶碗をのせて、そして食事をしたという、そういう新婚生活から始めたそうです」
昭和30年代の話である。貧窮に耐えて、早大政経、松下政経塾、県議を経て一国のリーダーにまでのし上がってきた。そんな男の演説に、国民がほだされたのか、首相就任後の内閣支持率は6割超に達した。
野田だけではない。前原の境遇もまた苛烈だ。父親が自殺し、母子家庭で貧困と差別の中で育ち、京大を出て、松下政経塾を踏み台にして政治家になり、今では“裏の総理”と揶揄(やゆ)される全権・政調会長にまで就いた。
「2人とも少年時代の貧しさ、逆境をバネに、いつか世間を見返してやるんだという強烈な思いで成り上がってきたのでしょう。彼らにとっては国のトップに上り詰めるということが、人生の究極の目的だったのではないか。2世議員、3世議員とは決定的に違う、芯の強さはあります。もっとも、この手の政治家は美徳ばかりが強調されますが、その裏ではうさんくさい連中との付き合いや、献金疑惑などがつきまとう。オレがオレが、という面が強く、近づいてくる人間を拒まないのです。その結果、政治家としての資質では、弊害、負の部分の方が得てして多くなるものです」(政治評論家・山口朝雄氏)
◆野田、前原に負の共通項
実際、負の人脈、献金は見事なまでに共通している。在日韓国人からの献金、元暴力団男性の関連会社からの献金やパーティー券購入。前原は外国人献金で外相を辞任するハメになったし、野田も財務相時代の3月、参院予算委員会で自民党議員から追及された。前原、野田ともにこの元暴力団関係者との接点、関わりが問題視されたのだ。
「自民党は野田首相と闇社会との接点、関係を国会で徹底的に追及する構えです。それを避けるために、平野国対委員長は13日からの臨時国会を4日間で済ませようと野党側に提示したのです」(永田町関係者)
庶民派をアピールして国民受けを狙う野田だが、その裏では、一国のトップとして看過できないヤバイ問題を抱えているのだ。
◆元祖庶民派宰相・角栄と同じ政治手法
庶民派総理の元祖といえば、昭和47年、第64代総理に就任した田中角栄だろう。幼少時代、父親が事業に失敗し、極貧生活を強いられた。高等小学校卒業後に上京し、住み込みで働きながら中央工学校を卒業、建築技師としてスタート。
敗戦直後の昭和22年の総選挙で初当選。岸改造内閣の郵政大臣で新聞テレビのネット局体制の原型をつくり上げ、マスコミを掌握。蔵相、自民党幹事長などを経て、ついに総理に上り詰めた。その直前に「日本列島改造論」を発表している。54歳の時だった。くしくも野田と同年齢である。
「今太閤」「コンピューター付きブルドーザー」と持ち上げられ、就任直後の支持率は7割を超した。
「しかし、栄華は長く続かなかった。“よっしゃよっしゃ”の角栄は、ライバル派閥や野党の議員、官僚まで面倒見のよさで懐柔していったが、その一方で、利益誘導、金権政治への批判がつきまとった。最後は金脈問題が発覚し、総辞職に追い込まれた。その後、ロッキード事件で逮捕され、闇将軍となっていったのです」(永田町のベテラン秘書)
野田や前原とはスケールが違いすぎる政治家だが、極貧生活からの這い上がり人生、庶民派の裏でダーティーな金絡みの疑惑を抱えていたという点では共通項がある。
◆党内融和強調のウソっぽさ
「野田さんの今回の党内融和人事は、言ってみれば闇取引で政治を回していく手法です。政策とか信条とかは関係ない。“あなたしかいない”が口説き文句でしたが、どこかウソっぽい。ライバル派閥(福田派)の議員の入院先に真っ先に駆けつけ、見舞いと称して数百万円入りの紙袋を置いていったという類いのエピソードに事欠かない田中角栄の人心掌握術、政治手法に通じるものがあります」(前出のベテラン秘書)
故郷・新潟のインフラ整備、生活向上を胸に秘め、政界に乗り込んだ角栄。「赤ん坊を背負っているお母さんのために政治をしたい」と政経塾時代に語っていた野田。苦労人生を歩んできた2人は、若いころはまっすぐな夢、理念があったのだろう。しかし、権力の階段を上り詰めていくに従い怪しげなカネやダーティーな人脈にまみれ、欲に取り付かれていく。そんな構図が見えてくる。
◆インチキ改革男の出しゃばりは迷惑千万
負の献金、付き合いを引きずったままスタートした野田政権にとって、もうひとつ厄介な存在が浮上してきた。野田の政界の恩師とかいう細川護煕元首相が、代表選の直前に小沢・野田の仲介役にしゃしゃり出たかと思えば、最近はメディアに出ずっぱりで、もっともらしいアドバイスをしているのだ。
9日付の東京新聞のインタビューではこんなエラソーなことを言っていた。
「リーダーとして一番大事なのは『無私』であること。そうでないと、先が見えてこない」
「増税の必要性はみんな分かっていると思う。私の轍を踏まないためにも、公務員の人件費を切り詰めるとか、地方の出先機関を減らすとか、歳出を切り詰めることが大切だ」
はあ。日本新党時代、野田の親分だったかもしれないが、元総理としてそんなアドバイスをできる実績を残したのか。法大教授の五十嵐仁氏が「細川さんこそ、今のおかしな政治の仕組みを作った張本人」とこう指摘する。
「政治改革を掲げて非自民連立政権の首相になった細川さんですが、結局、やったことといえば偽りの政治改革だけでした。少数政党の排除につながり、今日のねじれ国会を招いている小選挙区制導入を柱とする政治改革4法の成立だけなのです。その一方で、国民福祉税をいきなり提唱して撤回を余儀なくされ、自らは東京佐川急便からの1億円借り入れ問題で政権を投げ出してしまった。そんな人が何を今さら、といった感じですね」
1億円借り入れ問題では、熊本の自宅の山門や土塀の修理に充てたとか釈明していたが、うやむやのまま終わってしまった。義父のNTT株売買問題もあった。きれい事を言いながら、うさんくささは弟子の野田と変わらない。
政界引退後、湯河原の工房で陶芸家気取りの生活を送っていた細川。こんないい加減な男の登場は迷惑千万だ。トップの野田が疑惑にまみれているから、細川みたいな男まで口出しをしてくるし、閣僚も次から次へと怪しい献金疑惑が飛び出している。そんな闇取引政権を長続きさせたら、この国は間違いなく破滅だ。大マスコミの訳の分からないヨイショ報道に、有権者はこれ以上だまされてはダメである。
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