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【名言か迷言か】小沢グループ いまだ敗因総括なし「われわれこそ誰も責任とらない!」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110910/stt11091018010008-n1.htm
2011.9.10 18:00 産経新聞
5人が立候補し決選投票にまでもつれる激しい代表選を経験した民主党。3連敗を喫した小沢一郎元代表は3つの小沢系グループの一本化を通じて足場固めを進めようとしているが、「敗戦」の後遺症は深く、グループとしていまだに敗因を総括できていない。グループを立て直し、非主流派から脱却する日は果たして来るのか。
「俺たちは勝てる戦いをみすみす逃した。一体誰が、1回目の投票で過半数を取るなんて言い出したんだ!」
小沢氏側近の一人は最近、こう怒りをぶちまけた。8月29日に行われた代表選から1週間以上が経過したにもかかわらず、小沢グループにはやりきれない気持ちが蔓延(まんえん)している。
代表選の投票総数は398票で1回目の投票で決着をつけるには過半数の200票を獲得しなければならなかった。菅直人前首相対小沢氏の争いとなった昨年9月の代表選で、小沢氏は200票を獲得しているが、今回の候補者は5人。1回目で200票を獲得するのが至難の業なのは自明だった。
にもかかわらず、海江田万里前経済産業相を擁して戦った小沢グループは1回目の投票で勝とうと、「小沢アレルギー」が比較的少ない鹿野道彦農水相の陣営に手を突っ込み、引きはがし工作に走った。
その象徴となったのが旧自由党系の山田正彦前農水相で、鹿野陣営から海江田陣営に「転向」を余儀なくされた。引きはがし工作は鹿野陣営の怒りに火を付け、決選投票で鹿野支持票は野田佳彦首相に流れてしまう。
「『決選投票では海江田をお願いします』と低姿勢に鹿野陣営に頭を下げていればこんなことにならなかった。山田さんは海江田陣営と鹿野陣営のパイプ役になるはずだったんだ」
前出の側近はそう悔しがった。実際、小沢氏と連携して動いていた鳩山由紀夫元首相のグループのメンバーは決選投票をにらみ「2回目は海江田で」と言って回っていた。この戦略を徹底させていれば、海江田氏が勝てた可能性はあった。
1回戦での勝ちにこだわったのは誰なのか。
都内のホテルに設置した海江田氏の選挙対策本部で小沢氏が「一発で決めないといけない」と発言したのを、ある議員は耳にしている。この一言を発した小沢氏の責任は大きいが、この言葉をうのみにした小沢系議員の思考回路にも疑問を抱かざるを得ない。
「われわれは『菅直人首相ら前執行部は参院選敗北の責任を取らない』と批判してきたが、われわれこそ誰も責任を取らないではないか!」
グループ内からはついにこんな声まで漏れる始末となっている。
「内ゲバ」がやむことはなく、8月29日の投開票日朝に中塚一宏衆院議員をはじめとする小沢氏側近らが海江田氏にスピーチの練習をさせたことに、ある小沢系議員が「あとで知ったが、信じられない。許せない」と怒ってみせると、別の議員は海江田氏をこう批判した。
「そもそも海江田さんは選挙期間中に行った街頭演説を『のどが痛い』と言って最初は拒否した。そっちのほうが信じられない」
グループ内は総括できていないどころか、混乱を極めている。当の小沢氏は敗因をどう考えているのか。
「民主党は新しい政党なのでポンと偉くなった人が多い。地道な雑巾がけ、基礎的な勉強に欠けている。ですから、実際に政権を取っていろんな問題が起きてきちゃうんです…」
7日夜、名古屋市内で行われた民主党衆院議員のパーティーで挨拶に立った小沢氏は、民主党の体質について論評するだけで、代表選について言及することはなかった。
8月31日に行われた小沢氏を支持する衆院当選1回生でつくる「北辰会」の会合では「まずは敗戦の総括が必要だ。総括しないまま、グループの統合とかいうのは話の順番が違う」という至極まっとうな意見が出された。
だが、その声はかき消され、静かに時間だけがたっていっている。(坂井広志)
◇…先週の永田町語録…◇
(5日)
▽聞いてません
藤村修官房長官 私はスモーカーだから、会見でコメントすべきではないが、そうおっしゃたのですか本当に? まだ聞いていません。(小宮山洋子厚生労働相がたばこ増税に言及したことを記者会見で聞かれ)
▽私はキャンディーズ
石破茂自民党政調会長 彼は郷ひろみを歌ったりして、格好いい。私はアイドルグループ「キャンディーズ」で、独唱した。(前原誠司民主党政調会長と同席したカラオケについて民放番組で)
(6日)
▽国民に耳傾ける
藤村修官房長官 国民に対し耳を傾けて、丁寧に説明するとともに、一人一人を大切にしていく政治を推進していきたい。実現のため積極的な取り組みをお願いします。(政権運営について各府省事務次官への訓示で)
▽ハネムーンなし
渡辺喜美みんなの党代表 新政権は、100日間は批判をしない、ハネムーンだと言う人もいるが、2年間で3回目。そんな悠長なことは言っていられない。(野田政権について党役員会で)
(7日)
▽昇り竜に
亀井静香国民新党代表 ドジョウのままでは日本を救えない。昇り竜にならないといけない。財務省の泥の中を回っているだけでは日本が泥まみれになる。(野田佳彦首相の政権運営について記者会見で)
▽何年かは言わない
福島瑞穂社民党党首 わたしの名前は、生まれた日の新聞に「米の取れ高史上最高」と出ていたのを親が喜んで瑞穂と付けた。何年かは言わない。(JAの会合でのあいさつで)
(8日)
▽言葉もない
野田佳彦首相 着の身着のまま避難生活に入った皆さまの思いをおもんぱかると言葉もない。気持ちを少しでも和らげたい。(福島県内の市町村長との意見交換会で)
▽ぬるぬる
福島瑞穂社民党党首 ドジョウやナマズのようにぬるぬるして、どっちの方向に「つるり」と行くのかよく分からない。インタビューや言葉の端々で予想する範囲では、警戒感を持っている。(野田政権について記者会見で)
(9日)
▽裏腹
藤村修官房長官 オープンな政治を行う前内閣の考え方は受け継ぐ。裏腹だが、非常に時間の制限がある。(フリーランスの記者らに開放する官房長官定例会見を週1回に限定していることについて記者会見で)
▽逃げの一手
大島理森自民党副総裁 国会をとりあえず終わらせたい逃げの一手。この危機を突破する精神も気迫も気合もない。(臨時国会の会期幅を4日間とする与党の方針について記者団に)
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