http://www.asyura2.com/11/senkyo119/msg/319.html
Tweet |
グループ半減、入閣者ゼロ 鳩山元首相の笑顔が消えた
http://bunshun.jp/shukanbunshun/thisweek_pol/110915.html
週刊文春 2011年9月15日号「THIS WEEK 政治」
野田新内閣は、民主党内の各グループからほぼ満遍なく閣僚を起用し、反主流派の大将、小沢一郎元代表も「いい構成だ。相当みんなに気を遣っている」と及第点を付けた。
だが、鳩山由紀夫元首相だけ“黒一点”笑顔が戻らない。
民主党関係者が言う。
「代表選では、小沢氏の協力を仰いで擁立した子分の海江田万里前経産相が決選投票で逆転負け。鳩山グループ前会長の大畠章宏前国交相や中山義活前経産政務官、大島敦元内閣府副大臣ら中心メンバーは、鹿野道彦農水相を応援し、そのまま鹿野グループの旗揚げに参加して袂(たもと)を分かった。おまけに鳩山グループから入閣はゼロ。まさに踏んだり蹴ったり、厄難続きなのです」
ケチのつきはじめは、六月の菅内閣不信任決議案への対応だった。小沢氏から同調を求められた鳩山氏は「不信任案に賛成する」と即応した。
ところが、「造反すれば除名。一時の『菅憎し』の感情で軽挙妄動すべきでない」と自重を求めた大畠氏らと対立。菅直人前首相が早期退陣の意向を示したことで造反劇は未然に終わったが、以後、鳩山氏は、自分と行動を共にする決意を示した松野頼久元官房副長官ら“急進派”を側近として重用することになる。
「松野たちは、小沢が党分裂覚悟で勝負に出た時についてくるメンバーを集めようとしているだけ。いわば小沢別働隊であって、鳩山さんは小沢グループに利用されているだけだ」と中山氏らは鳩山氏を諫めたというが、聞く耳を持たず。逆にグループの幹事長を中山氏から松野氏に代え、事務局長にも小沢氏に近い米長晴信参院議員を据えた。
不信任案を巡る政局の前後にも牧野聖修氏と五十嵐文彦氏の小沢氏に批判的な古参メンバーが相次いで“抗議の脱会”。それでも鳩山氏は意地になったように「小鳩連合」に突き進んでいった。
鳩山氏周辺が語る。
「鳩山氏にしてみれば、昔からのメンバーに『裏切られた』という思いがあるのでしょう。『これまで散々面倒を見てきたのに、いざという時についてこない。ああいう連中はもう信用しない』と言っていました」
一時は五十人を超す規模だった鳩山グループは今や実質的には二十人弱。小世帯になった現在でも「松野、米長の『側近政治』が目に余る」との批判が内部から出ており、鳩山氏の孤立化はさらに進みそうだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK119掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。