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偏差値重視だから「新自由主義」を標榜 [亡国の徒か 松下政経塾議員のアタマ]
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2011/9/7 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
「民間の大企業の経営者としてリーダーを育てるなら、確かに高学歴の連中を集めて組織論を教えればいいだろう。しかし、政治のリーダーを育てようというならそれではダメなんだ」
政経塾出身議員の多くが使い物にならない理由を、民主党のベテラン議員はそう話す。
政経塾出身の政治家はほとんどが高学歴だ。東大、京大、阪大といった国立一流大をはじめ、私大でも早慶など有名校が多い。だから政経塾で鍛えられた議論は、確かにレベルは高い。だが、机の上でのお遊びでしかないというのだ。
「政経塾出身者を見ていると、偏差値教育の弊害を感じて仕方がない。単純な競争主義なんだ。競争に勝った者が何でもできる、偉いんだと勘違いしている。政経塾OBに“弱肉強食”の新自由主義を標榜する議員が多いのも、そのためだろう」
政経塾をよく知る平野貞夫元参院議員はこう懸念する。
学歴競争に勝ってきた政経塾の空気を端的に表すのが「直衆」という称号だ。
地方議員など下積みを経ず、いきなり衆院議員に当選した者は「直衆」と称賛される。下積みや人生経験など関係ない。とにかく「勝った者」が偉いという文化だ。
彼らは偏差値が高いだけでなく、ほとんどが中流以上の家庭で育っている。庶民派を自称している野田新首相も、実際には、何不自由なく育ってきた。母親の実家は大きな農家で広大な土地を保有し、野田首相も母親から100坪を超える邸宅を相続している。
◆いきなり代議士組がエライ
苦労知らずのアタマのいい坊ちゃんたちが集まっているのが政経塾なのである。自民党のベテラン議員が言う。
「戦中戦後の貧困の中で過ごしてきた古い政治家は、たとえば安全保障でタカ派的な政策を持っていても、一方で同時に、それを行使しないためには何をすればいいか考える。実体験で戦争の悲惨さを知っているからだ。でも、政経塾出身の諸君の論にはそれが欠けている。つまり実体験なき論なんだ。万事がそう。子供の頃から優秀で挫折を知らないから仕方ないのかも知れないが、彼らには社会というものが見えていない」
前出の民主党ベテラン議員は、政経塾の議員活動や言動を興味深く評した。
「彼らみんなをまとめて見ていると、霞が関に似た空気を感じる。
まさに官僚政治だ。頭のいい連中が、頭の中で政策を考えてまとめ上げていく……。松下政経『省』っていう感じだな」
新党改革の荒井広幸参院議員は、政経塾出身の議員をこう評している。
〈(彼らには)「立派な靴をつくったから、足のほうを靴に合わせなさい」という感じがある>
言い得て妙である。
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