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赤旗も報道、前原誠司の暴力団献金問題。背景にあるのは前原誠司を切ろうと言う米軍産複合体の意思
9月4日の赤旗日曜版で前原誠司の暴力団がらみの献金問題が報道された。http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-09-04/2011090401_02_1.html
でその記事を読むことが出来る。
一時期鎮静化していたが、前原誠司の疑惑についての本格的な問題追及が再開した様子だ。赤旗の記事では言及していないが、前原誠司のこの問題は、東京都知事選挙に関連して、蓮舫氏を出馬させ、その上で前原誠司が紹介した暴力団関係者からの献金事実を表面化させ、蓮舫氏を落選に追い込むと言う計画がされていたはずだ。その背景にあるのは宮崎県知事を務めていたある方を東京都知事にさせるためであったはずだ。
東京都知事を巡るはかりごとは、多分、10年ほどの年月をかけて計画されてきた様子だ。少なくとも5年程度前からは、具体的なシナリオに基づいて計画が推し進められてきたことがうかがえる。東京都は並みの国家規模の予算を使い、日本の世論を実質的に作っているマスコミ各社の大半が本社を置く場所だ。多分、このことの背景にあるのは既に高齢になったナベツネに代わる人材を作っておくと言う意味だったのだろう。また、これからの日本は地震や原発震災が起こり得るので、行政権限に絡んで大きな利権が発生すると考えているはずだ。
結局、東京都知事として、石原慎太郎氏が立候補したおかげで米軍産複合体の計画はとん挫してしまった。最も彼らは日本の政治に働きかけるためのいろいろな方策を持っているから、米軍産複合体の影響は依然として強いと言わざるを得ない。石原慎太郎氏を再度東京都知事立候補するように働きかけた方たちに対する圧力も現在あるはずだと思う。
さて、前原誠司は、蓮舫氏失脚という自分に与えられた使命を見事にやり損ねてしまった。それだけなら本来あまり追求の火の手が上がることがないのだが、今回、赤旗の報道があったのは彼が政調会長職に就いたからだろう。つまり、民主党代表選に出馬したからだ。民主党代表選に出馬し、見事に負けたことによって自分自身の利用価値のなさをあからさまに示してしまった。
人によっては、前原誠司はあらかじめ負けることが分かっていて、野田氏に花を持たせるために出馬したのだと言う見方をするかもしれない。しかし、それなら、政調会長職に就こうとはしないはずだ。岡田克也がやったように徹底的に退いて、新政権から距離を取ろうとしたはずだ。
前原誠司の失敗。それは、蓮舫氏失脚という工作の失敗、それは必ずしも大きなものではなかったはずだが、その失敗を取り戻そうとして更に大きな失敗である代表選敗北を喫してしまったことだ。政調会長に就くことによってなんとか体面を保った形だが、彼の実質的な失敗の回復はできていないばかりか、その傷口を大きくしてしまった。
実質的な前原誠司の上司である岡田克也は何らかの動きをするのだろうか?
前原誠司の失敗として目につくものは永田メール事件だろう。しかし、それに加えて尖閣沖中国漁船だ捕で岡田克也につき従って海保にだ捕をやらせてしまった。多分これが彼の運のつきだったはずだ。あまりにも日本の政治家として日本の国益を考えない行動であったわけで、心ある官僚やマスコミから見放されてしまったのだ。だから、本来はもう少しおとなしくしているか、または、日本の政治家として本来あるべき姿である日本の国益に沿った働きをするべきだった。その点、岡田克也は動機が何かはともかく、政権から距離を取り、表立った活動から身を引いたのは正解だった。
米軍産複合体は評価をしている。静かに、誰がどの程度のパフォーマンスを示すか見ているのだ。結局、前原誠司の失敗、その本質は傀儡政治家であることなのだろう。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<688>>
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