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『田中康夫のにっぽんサイコー!』で東京新聞論説委員長谷川氏が、野田政権の本質を暴く。
http://31634308.at.webry.info/201109/article_4.html
2011/09/04 22:33 かっちの言い分
政治番組は、昔はテレビ朝日でニュースステーション、日曜日の午前中の番組も見ていたが、ブログを書き出してマスコミの実態を知るようになってから、一切見もしなくなった。古館&星がしたり顔で話している映像を見るだけで嫌悪感を覚える。
朝日新聞は大学入試の時、わざわざ親に頼んで購読してもらったくらいで、天声人語などは入試試験に出るぐらい名文章が出ていた。しかし、今や朝日新聞社説の歴史に汚点を残したタイトル「開いた口が塞がらない」社説はあまりにも有名であるが、天声人語も政治風刺のつもりかもしれないが、まるで個人が書いた政治ブログより程度が低い文章も出ている。
政治番組の中で、毎回その分野の著名な人を招待して話してもらう番組に、『田中康夫のにっぽんサイコー!』がある。田中康夫氏は、話をうまく引き出す聞き役に回るので、内容が中々鋭く面白くみている。
昨日は、畏兄・長谷川幸洋氏を迎えて必聴・必視「自民党化する野田『ノーサイド』政権」と題して述べられた。この番組を見た人がいるかもしれないが、今の民主党、特に野田政権の本質を突いた内容で、記憶に残っている点を紹介したい。
長谷川幸洋氏は、東京新聞・中日新聞論説委員で、所謂朝日新聞、読売新聞、毎日新聞の星、橋本、倉重のような記者ではない。長谷川氏は、野田代表が「ノーサイド」と言ったことに異議を唱え、「ノーサイド」ということは、党内の争点を全て押し隠すもので、一昨年の総選挙で民主党に投票した有権者の思いを覆い隠すものとした。
特に野田首相が先の自公民の3党合意を遵守すると述べたことは、形式的に大連立とはなっていないが、実質的には『大連立』と同じ状態だと述べた。なぜなら、民主党はことごとくマニュフェストを自公の言いなりに変更し、自民党が最もやりたかった増税についても合意を取り付けて、実質大連立と変わらないと指摘した。さらに、今回、野田氏、前原氏に数々の疑惑が出てきているが、上記の増税などの施策実行とのバーターにうやむやしてしまうのではないかと述べた。
これを受けて、田中氏は、民主党が国民新党、社民党と行った3党合意、マニュフェスト堅持、増税はしないという合意は何なのかと疑問を呈した。
さらに、野田政権は、政調会議を強化し、閣議に政策を上げる前に全て政調会議で議決し、それを出すということで、首相が2人いるようなものと述べた。さらに政調会長代行には、仙石氏が就任することにより、実質、前原・仙石が民主党を動かすことを意味していることを指摘した。
この番組を見て、民主党が挙党一致、ノーサイドと言って喜んでいるようだが、野田政権が、意識、無意識に関わらず、実質自公との大連立と同じ政策を進めていることがわかる。
つまりタイトル通り「自民党化」しており、一昨年の総選挙で与えた投票者の意向とかい離していることが明らかになった。このことから、政調会議でまた増税、反増税の対立が顕在化し、反自民党化路線、自民党化路線の対立が起こり、結局分裂するしかないと思われる。
長谷川氏は、財務省主導の増税賛成/反対の意見は自民党内にもあることを指摘し、田中康夫氏が超党派の増税反対議連の副会長であることに注目し、この争点が新たな政界再編の核になるようなことを述べた。
このような視点で解説するマスコミは東京新聞しかいない。長谷川氏のツイートを見ると、長年購読していた朝日新聞から東京新聞に切り替えましたとのツイートがあった。長谷川氏の解説を聞いて東京新聞が、マスコミの中で本来のマスコミの使命を果たしていることがよくわかる。まだ関東地区で朝日、読売、毎日を購読しているようなら、是非東京新聞を購読しよう。
民主党内部で、自民党の体質からの脱皮を目指す小沢グループと、菅政権の流れを汲み自民党化しているリジナル民主党とは、やはり根本において理念が違うものでいずれ分裂する。これは自民党においても同じになると考えられる。
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