http://www.asyura2.com/11/senkyo119/msg/112.html
Tweet |
国難対処には余りに粗末 新内閣はさらに無能 無力有害
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-3734.html
2011/9/3 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
菅無能内閣の無能大臣が再び並び、そこに能力経験不足の無名の小物を寄せ集めて一体この国はどこへ行くのか
どじょう首相は国民をなめているのか。きのう(2日)発足した野田内閣の顔ぶれを見て、有権者はア然、呆然としたはずだ。千年に一度の国難に対処しなければならない時に、論功行賞、派閥(グループ)均衡を最優先したシロウトだらけのお粗末内閣で出発するというのだから、最初から絶望的だ。
政治評論家の浅川博忠氏が呆れ顔でこう言う。
「野田さんは首相就任会見で閣僚人事について“基本は適材適所だ”と言っていましたが、どこが適材適所なのか。閣僚経験のない安住さんを最重要閣僚の財務相に就け、外交経験のない玄葉さんを外相に抜擢した。2人とも代表選で野田さんを支えましたから、その論功行賞でしょうが、明らかに暴走人事です。論功行賞、派閥均衡はかつての自民党でもあったが、初入閣者を財務相にするなんて、自民党時代にもなかったことです」
野ダメ内閣は、閣僚17人のうち、なんと10人が初入閣。菅無能内閣からの再任組が4人という超いい加減内閣だ。その象徴が安住である。大新聞は宮城出身の安住起用について「被災地の理解を得ながら(復興財源の増税)案を推進する狙いがある」なんて好意的な解説を載せていたが、とんでもない。安住は7月末に「立派なことは言うけど泥はかぶらない」と被災地の首長をこき下ろし、大問題となった。入閣する資格さえない男なのだ。それが、会社でいえば専務にあたる財務相に大抜擢というのだから、開いた口がふさがらない。
◆マルチ大臣にシロウト大臣とボロボロだ
とんでもない閣僚はまだまだいる。国家公安委員長(消費者問題、拉致問題担当)に就任した山岡賢次。党内融和を進めるため小沢グループからの起用となったが、人選がひどすぎる。
「山岡は政権交代前の08年に、マルチ商法業界からの献金が国会で問題になった。秘書給与肩代わり疑惑を週刊誌に報じられたこともある。そんな人物が国家公安委員長とは、ブラックジョークですよ」(民主党関係者)
事業仕分けのパフォーマンスだけが売りの蓮舫(行政刷新担当相)は、菅内閣の閣僚時代、国会内での“モデル撮影”が問題になり、その後はジリ貧。そのくせ、今回はマジで官房長官を狙っていたというから権力志向はすさまじい。
ずぶのシロウト大臣にも困ったものだ。官房長官の藤村、経済産業相の鉢呂、防衛相の一川はともに初入閣。藤村は代表選後の野田グループの会合で「心の底から、別の人にやってほしい」と漏らしたという。自信も能力もないのだから、最後まで断るべきだった。
鉢呂は「農政のプロ」を自任するが、経済も原発行政も門外漢だ。一川は参院政審会長を務め、こちらも農政には詳しいが、安全保障問題は本人が“素人発言”するありさまだ。
ダメ菅内閣からの再任組、とくに在任期間の長い鹿野農相と自見郵政改革担当相は、菅内閣時代の失政責任を取るべきで、再任なんてもってのほかだ。
こんな面々のどこが適材適所か。野田は就任会見から国民に大ウソをついたのである。
◆野ダメ内閣の正体は財務省主導・増税内閣
菅無能内閣もひどかったが、野ダメ内閣はそれに輪をかけた無能無力有害内閣となること間違いない。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう警告する。
「今回の布陣を見て分かるのは完全な財務省主導・増税内閣であることです。財務省の言いなりの野田首相を筆頭に、旧大蔵官僚出身の古川元久国家戦略担当相、財務省のシナリオどおりに事業仕分けショーを演じた蓮舫行政刷新担当相、そして財政規律派の岡田幹事長に近い安住財務相と、見事なまでに揃いましたからね。復興増税だけでなく社会保障と税の一体改革での消費税増税という完全な増税シフトを推し進めていくことになります」
対米関係も従属が進む一方だ。玄葉は外相就任会見で「日米関係はわが国の外交、安全保障の基軸。同盟の深化、発展に努めたい」とアピールしていた。これでは米国にモノを言う外交などとても期待できない。
「玄葉は菅内閣で国家戦略担当相として環太平洋連携協定(TPP)議論を主導してきたバリバリの推進派です。オバマ政権はシメシメと思っているはず。TPPだけではありません。外交シロウト大臣の登場で、普天間問題も財政再建問題もすべて米国の思惑通りに進められていく恐れが出てきました」(政界関係者)
内政は財務省主導、外交は米国の言いなり。最悪の展開だ。
◆12月にも崩壊危機
野田政権は、スタート直後から自公にも翻弄されることになる。とりわけ対決姿勢を強めているのは自民党だ。大島副総裁は2日、こう言ってみせた。
「正統性のある内閣だとは思わない。震災復興には協力するが、国民の信任をもう一度得る作業が基本だ」
臨時国会が始まれば、復興増税や野田の「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」発言、山岡のマルチ献金問題などを徹底追及する構えだ。敵は自公だけではない。
「復興増税には民主党内にも根強い反対論があります。財務省主導で議論を進めていけば、必ず党内から猛反発が出る。どじょう内閣は、それこそ泥の中に潜ってしまうことになるかもしれませんよ」(経済ジャーナリスト・荻原博子氏)
この内閣は長くないという見方は強い。
「最大のポイントは12月です。税調審議、来年度予算編成、社会保障と税の一体改革の法案作りなどがこの時期に集中します。財務省の言いなりに増税シフトを具体化させようとすれば、党内の反対派、とりわけ小沢グループが“民主党の理念からかけ離れている”と猛反発し、一触即発の政局に発展する可能性があります」(鈴木哲夫氏=前出)
そんなところへ閣僚や党役員のスキャンダル、失言が飛び出したら政権はたちまち行き詰まってしまう。「最初に増税ありき」では、景気対策も円高対策も進まないから、支持率も下がる一方だ。
そんな末路が早くも囁かれているというのに、大マスコミは「挙党態勢重視」「ノーサイド内閣」なんて目に余るヨイショ報道を繰り広げている。これほどまでに破滅的な内閣なのに、国民をミスリードするような報道姿勢は犯罪的である。国民はもう、騙(だま)されてはだめである。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK119掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。