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崖っぷち“どじょう内閣”の全容!財務相は超サプライズ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110902/plt1109021149002-n1.htm
2011.09.02 夕刊フジ
野田佳彦新首相(54)は2日午前、首相官邸で組閣作業に着手し、皇居での任命式・認証式を経て、野田内閣が発足。被災地復興や日本経済再生、政治の信頼回復に向けた新内閣の仕事が始まる。だが、日本経済の再生を託される財務相にはなんと門外漢の安住淳前国対委員長(49)が内定。外相に玄葉光一郎国家戦略相(47)、厚労相に小宮山洋子厚労副大臣(62)の起用が固まった。民主党政権下では3人目の首相による「どじょう内閣」は、崖っぷちからのスタートとなる。
野田首相は2日午前10時に首相官邸入り。国民新党の亀井静香代表(74)と与党党首会談に臨んだ後、組閣本部を設置。同45分から、藤村修官房長官(61)が閣僚名簿を発表。今回の組閣で最も驚きなのは、安住氏の財務相起用だろう。
安住氏は被災地・宮城県石巻市の出身。早大卒業後、NHK勤務を経て、1996年に衆院議員に初当選した。当選5回。14年間の議員生活で、農水行政や外交安保、国会対策などは経験しているが、国家財政や為替などを所管する財務畑はほぼ門外漢といえるのだ。
「野田氏は当初、官房長官を固辞した岡田克也前幹事長(58)に財務相就任を打診していた。だが岡田氏は、小沢一郎元代表(69)の党処分を主導して小沢グループの反発が強いため、『自分が閣僚になれば、挙党一致の妨げになる』と考え、断った。安住氏は岡田氏に近く、いわば代役だろうが、日本経済の危機に対応できるのか」(民主党関係者)
日本外交の立て直しを担う外相には、野田首相にとって松下政経塾の後輩である玄葉氏が抜擢された。
「玄葉氏は保守政治家。昨年、菅直人前首相(64)が独断専行的に日韓併合100年の首相談話を発表した際、『(党側に)相談があってしかるべきではなかったか』と異議を唱えた。野田首相は、鳩山、菅両政権による弱腰リベラル外交を修正する意向ではないか」(同)
年金問題などを所管する厚労相には、元NHKアナウンサーの小宮山氏が決まった。労働問題や女性・家族問題などの解説委員を経て、1998年に参院議員に初当選。2003年に衆院議員にくら替えした。
ベテラン議員は「ひどい人事だ。小宮山氏は財務委員長だった昨年の参院選で、落選濃厚な候補にも一律に活動資金を配った。『参院選惨敗のA級戦犯』と言われたのに…。仙谷由人官房副長官(65)がゴリ押ししたのだろう」と憤る。
同じ女性で、蓮舫首相補佐官(43)は、行政刷新・公務員改革担当相に入閣した。
挙党態勢を構築するためか、小沢グループで自由党時代から小沢氏と行動をともにしてきた山岡賢次副代表(68)が国家公安委員長(拉致担当)、一川保夫参院議員(69)が防衛相として入閣が決まった。
経産相に固まった鉢呂吉雄副代表(63)は、旧社会党グループ。北海道大学農学部を卒業後、地元・北海道の農協職員を経て、1990年に衆院議員に初当選した。農政畑が長い。
文科相には、岡田氏側近の中川正春国対副委員長(61)を起用。米ジョージタウン大学卒業後、国際交流基金勤務や三重県会議員を経て、1996年に衆院議員に初当選した。
このほか、代表選の決選投票で「野田支持」に回った鹿野道彦農水相(69)は、懐刀の筒井信隆農水副大臣(66)を後任大臣に推したが、野田首相の意向で再任が決まった。
被災地復興や原発事故対応を継続・強化する姿勢を示すため、平野達男復興担当相(57)を再任。「原子力安全庁」の環境省設置を主導した細野豪志原発事故担当相(40)も再任のうえで環境相を兼務。国民新党の自見庄三郎金融・郵政担当相(65)も再任した。
代表選の決選投票で激突した海江田万里経産相(62)や、仙谷氏の入閣は見送られた。
野田首相は代表就任後の演説で、「もう、ノーサイドにしましょう」と訴えかけ、挙党態勢の構築を掲げた。幹事長に、小沢氏の盟友、輿石東参院議員会長(75)を口説き落とすなど、したたかな政治手腕を発揮しつつある。
今回の組閣も、党内の各グループのバランスに配慮し、実力よりも挙党態勢を重視した布陣となった。
野田政権 閣僚名簿
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/photos/20110902/plt1109021149002-p2.htm
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