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新政権は早々につぶれる 野田政権の12月崩壊を予言する
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2011/9/1 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
期待と幻想を煽る政治報道の危険に重大な疑問を持つ冷静な第三者の見方
◆突然、野田を持ち上げる大新聞テレビの常套手段
野田新首相をヨイショする大新聞テレビの報道を見ていると、吐き気がしてくる。まだ野田の正体も能力も分かっていないのに、いい加減すぎる。だいたい、代表選に前原が出馬すると、大マスコミは野田など相手にせず、無視していた。「泡沫」扱いだった。それが、権力を握った途端、「ドジョウ宰相」と持ち上げ、「大衆的」「庶民派」とホメちぎる。川のドジョウもビックリだ。
ワイドショーは「小泉首相は丸投げのゴールドメダリスト」「ルパンだって3世まで」といった過去のダジャレ語録を並べて面白がっている。新聞の社説まで、「地に足のついた政策と手法を語ることができるリーダーの登場」(読売)、「主張はぶれず、安定感があった点も評価したい」(毎日)とヨイショである。笑うしかない、ご祝儀報道のオンパレードだ。
「前原氏のような知名度がなく、能力も知られていないから、褒めても視聴者や読者に違和感を持たれない。それに好意的に報じておけば、取材もしやすくなる。メディア側の思惑が透けて見えます」(政治評論家・山口朝雄氏)
新首相におもねり、国民に幻想を振りまく。それが大新聞やテレビの姑息な常套手段だ。
◆小沢系ではなくて良かったという本音も出た
大新聞やテレビが恐れたのは、小沢系の候補が勝つことだった。
「小沢氏の復権を許せば、大マスコミは大弱りです。これまで“小沢は悪の権化だ”“口出しするのはおかしい”とさんざん報じてきた。それなのに小沢氏が政権の主流派となれば、自分たちは非主流派となり、カヤの外に置かれてしまう。
政府の情報も取りづらい。だから、小沢系をぶっ倒そうと必死になった。それで日本記者クラブの共同会見では、寄ってたかって海江田氏を攻撃したのです」(政治評論家・本澤二郎氏)
小沢は、大マスコミを含めた旧体制をぶち壊し、日本を変えようとしている。それを実現する行動力もパワーもある。既得権の上にふんぞり返っている大新聞やテレビは、だから小沢が怖い。抹殺したいのだ。
そのため、1回目の投票で1位だった海江田の逆転負けに、「小沢支配を警戒 結集」(朝日)、「小沢流復権ならず」(日経)と大はしゃぎ。朝日には「小沢系でなくて良かった」というホンネ見出しも躍っていた。
毎日は、もし海江田が勝っていれば、「小沢元代表のかいらい政権と激しい世論の批判を浴びていただろう」と書いていたが、自分たちが望む「小沢ノー」を、世論が望んでいるかのようにスリ替える悪質さ。醜い謀略報道そのものだ。
◆なぜこんな男に能力があるというのか
そもそも野田という男は、無批判にヨイショするほどの政治家なのか。一国のリーダーとしての資質を備えているのか。
毎日の政治部長はコラムで「研ぎ澄まされた政策ビジョンがあるわけでもない。むしろ凡庸ととらえる見方もあるだろう」と書いていた。ウソを書きたくなければ、こう書くしかないだろう。実際、野田グループには、「政策面をいかに鍛えるかが課題」と話す幹部もいる。千年に一度といわれる国難を乗り越えるリーダーの器じゃない。まだヒヨッコなのだ。
「野田は民主党若手リーダーのひとりのようにみられていますが、そもそも若手のレベルが幼稚園児の集団なのだから、評価しようがありません。記憶に残っているのは失態ばかり。国対委員長時代は偽メールに振り回され、衆院議員だった弟分の永田寿康を死に追いやっているし、3年前の代表選では出馬をめぐる優柔不断ぶりに呆れた馬淵や松本剛明がグループを離れてしまった。人望があるという点さえ疑問なのです」(民主党関係者)
大新聞やテレビの解説者は、輿石を幹事長にし、対極の前原を政調会長にしたことで、「巧妙だ」「バランスをとった」と褒めている。しかし、それは野田に、人を使いこなす能力、腕力があっての話。有象無象を巧みに操る力のない者が、八方美人の人事をしたら、シッチャカメッチャカになるだけだ。
◆その右翼体質と無教養は世界に対して国民的恥辱
野田首相誕生に、中韓両国のメディアは「民主党内の右翼」「妄言ターミネーター」と嫌悪感をあらわにしている。
代表選の最中も野田は「靖国神社に合祀されたA級戦犯は戦争犯罪者ではない」という主張で物議を醸したばかり。
過去には「南京大虐殺犠牲者の数は誇張されたもの」「日本の間違った戦後教育を立て直すべきだ」との発言もあった。野田の右翼体質、右寄りな言動が中国や韓国をいたずらに刺激し、隣国との無用な対立が生じかねない。立正大教授の金子勝氏(政治・憲法)が言う。
「陸上自衛隊の最精鋭部隊である第1空挺団所属の自衛官の家庭で育ち、タカ派議員の養成機関である松下政経塾の第1期生という経歴も影響しているのでしょう。野田首相は驚くほど偏った歴史認識の持ち主です。『A級戦犯は戦争犯罪人ではない』なんて、『ヒトラーは戦争犯罪人ではない』と言うのに等しい。ドイツの首相がそんな発言をすれば、国際社会にソッポを向かれます。経済的にもアジアとの関係が重要度を増す中で、アジアを敵に回す国のトップでは極めて危うい。新自由主義かぶれの経済政策も含め、野田首相は激動する国際情勢に応じた考え方と教養に欠けているとしか思えません」
無教養の右翼が国のトップでは、日本人は世界中に恥をさらしているようなもの。国民的恥辱だ。
◆財務省の言いなり自公の思いのまま主体性なくデクノボー
野ダメ総理、いや野田総理誕生で、もっともニンマリしているのは財務省だ。財政再建原理主義の財務省は、増税をやりたくて仕方がない。そんな財務省の役人たちにしてみれば、財務相時代から“パペット(操り人形)”といわれ、代表選でも増税路線を主張した野田ほど都合のいい首相はいない。この先、財務省の言いなりで増税路線を突き進むのは確実だ。
「第3次補正予算の財源で復興増税(所得税や法人税)、その次は社会保障と税の一体改革に伴う消費税増税と、国民はダブル増税に苦しめられることになります」(経済ジャーナリスト)
ねじれ国会乗り切りのための野党交渉でも、自民・公明にいいようにあしらわれるのは間違いない。代表選の演説で野田は「思惑ではなく思いで、下心ではなく真心で、論破ではなく説得で」野党との関係をつくりたいと言ったが、そんな生易しい相手ではない。
「超金欠で、あと2年間も野党暮らしを続けられない自民の谷垣総裁は3次補正成立後の解散を本気で考えています。大島副総裁は“与野党協議はマニフェストを作り直して政治信頼を回復した上でのこと”と高飛車な注文を付けている。代表に選出された直後、野田さんはあいさつに訪れた公明党の山口代表に対し、3党合意について“公党間の約束は重たい”と順守を確約してしまった。自公両党の押したり引いたりの巧妙な駆け引きをさばく能力は野田さんにはありませんよ」(与党関係者)
主体性のないデクノボーでは、財務省と自公に振り回されるだけだ。
◆震災復興、原発収束など誰がやっても無理
原発事故の収束や震災復興について、「政権交代をしてよかったと思える仕事をする」と語った野田。だが、被災地では「ただのパフォーマンスだろう」の声が大半だ。
何しろ、野田はいまだに事故収束に向けた方針も具体策も打ち出していない。ハッキリしているのは「原発の活用により、電力の安定供給を確保する」と、原発推進、経済優先のスタンスを鮮明にしていることだけだ。それで経団連会長も大喜びしている。
そのうえ、野田は電力総連政治活動委員会の代表から献金を受けていた。電力業界と一緒に原発政策を推し進めてきた自民党と根は一緒なのだ。こんな男が、強力なリーダーシップを発揮して、遅々として進まない事故収束なんてできるのか。
復興だって期待できない。
「まず被災地の声を聞いて事実をすべて明らかにし、必要な具体策を打ち出す。その上で、どうしても増税が必要なときは国民にお願いする。それでも反発はあるだろうが、少なくとも筋は通る。ところが、野田氏はそうした努力もせず、ただ復興の財源には増税が必要と言うばかり。順序があべこべなのです。もちろん、この超円高に加えて、震災と原発事故に見舞われた日本は、誰が首相をやっても大変な状況です。そんな時に、野田氏のような人物がリーダーでは、国民はなおさら不安になってしまいますよ」(九大名誉教授・斎藤文男氏)
「お手並み拝見」がすぐに「失望」と「批判」に変わる。
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