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火中の栗を拾えるか、岡田克也、財務大臣就任 原発震災が怖くて野田政権では役職を固辞すると思っていたが、ついに財務大臣就任要請を拒み切れなかったようだ。 ともかく、今後の政権で財務大臣は大変だ。本当の意味での政治家として、どんな社会を作っていくかのビジョンの提示を求められる。まあ、そう言った理念の提示そのものは野田総理がするのだろうが、財務大臣としてかなり深くかかわらざるを得ない。 民主党案として復興財源は所得税、法人税などの5%程度の増税で行くというような案が示された時があった。消費税については復興財源ではなくて、社会保障費の財源としてあてるべきだと言う議論があった様子だ。 しかし、問題は山積していて、復興財源としてはある程度所得税や法人税で行けるとしても、おおもとの財政再建も待ったなしだ。自民党政治の時代にこれらの借金が作られたと言うことで、自民党への協力要請はうまく行くだろうが、財政再建のためには20%以上の消費税増税が必要で、これをやるためには、それこそ公務員待遇をかなり切り下げたり、年金改革、つまり、高額年金を切り下げたり、老人医療費を圧縮したりと、かなりの改革が必要だ。また、消費税増税に伴うインフレ圧力をどうするかという問題もある。 外相時代の沖縄の頭越しにアメリカと基地問題で合意すると言うようなことを財務大臣としてやったら、それこそ岡田克也は政治家生命を終わりにしなければいけない。 しかし、その反面、今は本当に日本の危機であり、財務大臣として財政再建に本気で取り組むならば、そのやりがいは非常に大きなものになるはずだ。そしてその基本は、正直に現状を一般市民へ伝え、不当な利益をむさぼっているものを明らかにし、無私の立場で取り組むことだ。何が正義なのか、何が平等なのか、自分の考えを素直に言うことだ。 今こそ、岡田克也としてその真価が問われる時なのだ。傀儡政治家と一生言われ続けるか、真の政治家として評価されるか、その分かれ道だ。 *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<676>>
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