http://www.asyura2.com/11/senkyo118/msg/812.html
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http://president.jp.reuters.com/article/2010/08/09/80000B8A-A121-11DF-8143-6EC03E99CD51.php
かん・のぶこ/1945年、岡山県生まれ。津田塾大学卒業後に早稲田大学に編入し卒業。70年に結婚。3度落選の夫が80年の衆院選に初当選してからは、選挙区をくまなく歩き、市民の声を夫を通して国政へ届けるサポート役に。茶道師範。
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菅政権が、いつまで続くのかは不透明極まりないが、そんな中で存在感を高めているのが、菅直人首相の伸子夫人だ。津田塾、早稲田の両大学を卒業した才媛。結婚は、学生時代に菅家に下宿していて、いとこの直人氏と親しくなったことがきっかけ。
国政選挙に出馬した夫の3度の落選に耐えて支えてきた。女性キャスターとの不倫事件では「バカたれ!」と一喝して片づけ、度量の大きさを示した。夫が厚生大臣に就任したときには、伸子夫人の進言でエイズ問題を解決に導き、年金未納問題で民主党代表を辞任したときは、社会保険庁の不手際が原因だったことを暴いた。
そんな伸子夫人が、夫の首相在任中にもかかわらず『あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの』(幻冬舎新書)を上梓。新書部門でいきなり第6位(オリコン調べ)になった。選挙演説は夫より上手で、幹事長顔負けの選挙参謀でもある。
「9月の代表選で菅が負けるかもしれないから、首相公邸には9月までの洋服しかもっていってない」と、新聞取材に応じて答えるなど、ストレートなもの言いにも好感をもたれている。
ねじれ国会に対しては、「みんなの党」の公務員制度改革を丸呑みするように進言。自ら「家庭内野党」を標榜し、菅政権に対しては辛らつな批判をする。酒豪で知られ、ついたあだ名は「のぶゴン」。その政治的信条は夫よりスケールが大きく、市民感情により近いともいわれる。
9月で菅政権は終わる可能性も指摘されるが、「和製ヒラリーになれるかもしれない」「気が強くて鼻っ柱も強い。基本的には出たがり屋」といった政界関係者の声もある。問題は、ヒラリーの夫クリントンのような度量の大きさが菅首相にあるかどうかだ。
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■松下政経塾の野望
http://www.gci-klug.jp/ogasawara/2011/08/31/013657.php
突然ですが、今回の野田大臣の総理就任について、保守主義の立場に立ちながらも歓迎している方々がいると思うのです。分かります?
「早稲田大学の関係者?」
そう言えば、野田さんは早稲田出身だそうですね。でも、そうではありません。
「出身校は関係ないの?」
いえ、大ありです。
「野田さんは、海外留学でもしたの?」
実は、野田さんは松下政経塾の出身なのです。
「萩にある、松下村塾のこと? まだ、あるの?」
そうではありません。松下電器、否、パナソニックの松下幸之助さんが作った松下政経塾の出身なのです。松下政経塾は、、松下幸之助さんが晩年に国家指導者の育成を目的として作った塾で、70億円の私費を投じた、とか。場所は、神奈川県茅ヶ崎市にある、と。
定員は決められていないようですが、毎年200名以上が入塾試験を受け合格者は10人未満だ、と。合格すると、塾生になり、茅ケ崎の塾内にある寮で集団生活を送りながら、4年間研修を受けるそうです。研修の内容は政治学、経済学、財政学などから、茶道、書道、坐禅、伊勢神宮参拝、自衛隊体験入隊、武道、毎朝3kmのジョギング、100キロ強歩大会まで幅広いようです。
自衛隊の体験入隊なんかもする訳です。なんとなく理解できますよね。彼らの多くが割と右寄りの思想を持っている理由が。
「そういえば、大勢いるよね、松下政経塾の出身者」
野田氏、前原氏、玄葉氏、原口氏、福山氏、樽床氏、松原氏、山井氏‥大勢いる訳です。
皆さんは、どう思います?
「どう思うと言われても‥、でも、ちょっと」
好き嫌いは別にして、今や政界には大勢の塾生が進出しており、そして今回ついに総理を輩出するまでになったのです。
「さぞかし、松下幸之助さんは‥」
私も、そう思います。松下政経塾を作った目的が達成できた、と。ただ、大いに疑問も沸くのです。これだけ多くの塾生が政界に進出して、そして国家をリードするまでになったのですが、政治の中身は進歩しているのか、と。どう思います?
なんか、どうも軽いというか、なんだかな〜という人が多い気もするのです。
かつては、官僚、なかんずく大蔵官僚が政界を支配していたような時代もあったのでしょうが‥
今は、松下政経塾が完全に大蔵官僚にとって代わったといってもいいのです。その証拠に、民主党のなかには財務省出身者が多く存在するにもかかららず、殆んど大臣のポストにはついていないからなのです。
つまり、知らない間に政界の勢力図は大きく塗り替えられていたのです。自民党と民主党に分けて考察する手法は、完全に時代遅れになっているのです。今や、松下政経塾出身か、そうでないかで判断してもいいと思うのです。
繰り返しになりますが、そうやって松下政経塾の勢力が大きくなってきている訳ですが、それが日本の政治の向上につながっているのか?
そんなことは殆んど考えられないと言っていいでしょう。
率直に言います。彼らは、余りにも経済の素養がなさすぎです。一体、塾でどんな経済理論を学んでいるというのでしょう。自衛隊の体験入隊や、ジョギング、競歩もいいのでしょうが、どうも学生生活の延長にしかみえないのです。だったら、普通の仕事について苦労する方が、本当の勉強になるかもしれません。
そもそも、最初から、政治家になるために特別な塾に入るなんてどう思います?
「羨ましいね」
そうですね、普通の仕事につくことなく、政治家になるための塾に通うことができるのは、相当に
余裕がないとできることではありません。プラス、志がしっかりしていないと、そんな道を選択しようと思う人はいないでしょう。
つまり、若くして政治家を志す人は、それだけ考え方がしっかりしているとみなすことができるかもしれませんが、その反面自意識過剰というか、自信過剰の人が多いとも言えるのです。
いずれにしても、この松下政経塾がどのような歴史的使命を果たしているかといえば、日本の左翼勢力を弱体化させたことだと思うのです。日本も二大政党を目指すべきだ、と永年言われてきました。二大政党になると何がよくなるかを余り考えもせず、日本もいつからか二大政党制の時代に突入しているといってもいいのです。でも、その二大政党というのは、アメリカの共和党及び民主党のどちらが政権を握っても、ウォールストリートは、彼らを巧くコントロールできるような体制のことなのです。つまり、資本家にとっては、どっちに転んでも安心していられる、と。
日本では、まだ表面的には、自民党と民主党では大きな違いがあるような受け止められ方がされている訳ですが、実はそうでもないのです。日本もアメリカと大同小異なのです。本当の権力者からすれば、たとえ民主党が政権を維持しても、十分コントロールができるということなのです。特に、今回のように松下政経塾から総理を選出することができた場合には。だから、財界は、野田総理の誕生を歓迎してもいるのです。
マネシタデンキさん、もとい、松下幸之助さんの願いが、花が開いたということなのではないのでしょうか。
野田さんが、財政再建論者だから怪しからんなどという議論は、歴史の流れを見ていない議論と言っていいでしょう。民主党の政権が維持されたのではありません。松下政経塾の支配がスタートしたということであるのです。
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