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野田新首相“したたか”小沢分断&自民対策にまんまと成功!?
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110831/plt1108311556007-n1.htm
2011.08.31 夕刊フジ
野田佳彦新首相(54)が絶妙な人事手腕を発揮している。民主党役員人事で、挙党態勢の象徴となる幹事長に、小沢一郎元代表(69)に近い輿石東参院議員会長(75)を「三顧の礼」を尽くして招へい。与野党協議の矢面に立つ政調会長に、自民党に知己の多い前原誠司前外相(49)を起用したのだ。永田町玄人がうなる配置といえるが、党崩壊を誘発しかねない爆弾も抱え込んでいる。
「しっかりやっていく。適材適所でいきたい。ご安心ください」
野田氏は31日午前、記者団に閣僚人事についてこう語った。同日午後の両院議員総会では、前日内定した党役員人事が正式決定された。その顔ぶれは、かつての自民党政治を思わせる目配りが効いていた。
まず、輿石氏の幹事長就任は「挙党態勢」の構築とともに、「小沢氏への接近」という思惑・計算を強く感じさせた。
輿石氏は、日教組傘下の山梨県教職員組合(山教組)を支持基盤とし、「参院のドン」と呼ばれる労組系長老議員。ねじれの主戦場である参院に強い影響力を持つ。野田氏の就任要請を輿石氏は当初固辞していたが、盟友の小沢氏から「受けてやってくれ」と伝えられ、了承したという。
幹事長は党務や選挙を仕切るだけでなく、国民の税金が原資である政党交付金の配分も差配する。岡田克也幹事長(58)時代の質素倹約のため、民主党には130億円もの巨額資金が眠っており、輿石氏はこの金庫のカギを手にしたことになる。
小沢氏支持派は軍資金に近づいたためか、「落ち着くところに落ち着いた」(若手議員)と評価するが、衆院解散・総選挙がいつあるか予断を許さないなか、選挙対策の司令塔に参院議員が就いたことに、「衆院選対策ができるのか」(ベテラン議員)といった疑問の声も聞かれる。
加えて、野田氏と輿石氏では、党務や政策面での違いも大きい。
野田氏は、小沢氏の党員資格停止処分を維持する意向だが、輿石氏は「新代表の下で、凍結なり、解除することが望ましい」という考え。野田氏は「マニフェスト見直し」を掲げているが、輿石氏は「マニフェスト堅持」を主張してきた。
このため、自民党の石破茂政調会長(54)は「驚いた。輿石氏は政策的に小沢氏と極めて近く、マニフェスト修正に消極的だ」と不信感をあらわにしている。
みんなの党の江田憲司幹事長(55)は「小沢氏の影響力が格段に強まる。世も末だ。こんな国難のときに冗談はよしてくれ」と批判した。
党内には「輿石氏を幹事長として人質に取られたため、小沢氏は反主流派的な行動が取りづらくなる。輿石氏も、野田氏の意向に激しく逆らえない。野田氏による反主流派の分断工作ともいえるが、国民から見ると『小沢氏への屈服』に見えかねない」(党関係者)と懸念する声もある。
一方、党内有数の政策通で、自民党にもパイプを持つ前原氏の政調会長就任は「適任だ」(ベテラン議員)という見方もあるが、「疑惑隠し」というそしりも免れない。
前任の玄葉光一郎政調会長(47)は「内閣と党の政策一元化」という党の大方針を受け、国家戦略相を兼務してきたが、野田氏は今回、兼務を解いたのだ。
実は、前原氏は今年3月、外国人献金(25万円)が発覚して外相を辞任しながら、代表選告示後、それより多額(約59万円)の違法献金が見つかったことを公表。北朝鮮との不可解な関係も指摘されている。
自民党関係者は「国会追及から逃したのでは。政調会長と閣僚を兼務させれば、前原氏が集中砲火を浴びるのは確実。松下政経塾の先輩である野田氏としては、前原氏を党内に隠したのではないか」と語る。
このほか、野田氏は役員人事で、国対委員長に平野博文元官房長官(62)を、幹事長代理に樽床伸二元国対委員長(52)の起用を決めた。
政治評論家の小林吉弥氏は「さまざまな批判もあるだろが、全体的に見て、いい党役員人事だ。輿石氏の幹事長要請など、相当勇気がいったはず。野田氏は、挙党態勢構築のためにやり切った。小泉内閣以降、人気取りを優先する首相が続いたが、久しぶりに重心の低いリーダーが出てきた。心意気を感じる。苦労人だけに目配りもある。今後、ジワジワと人気も出てくるのでは。問題は、これから自分の意志をどう通していくかだ」と語る。
野田氏のさらなる手腕が試される組閣は来月2日の予定。「地味」「手堅い」「狡猾」といった印象の党人事に続き、国民にどんな驚きを見せてくれるのか。
◇
野田夫人“紳助も真っ青”の名司会者!
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110831/plt1108311552004-n1.htm
2011.08.31 夕刊フジ
ファーストレディーとなった野田佳彦新首相夫人の仁実さん(48)は、東京都江戸川区出身。音大を卒業し、都内で社長秘書を務めていた1988年ごろ、知人が主宰したパーティーで、千葉県議1期目だった野田氏と知り合った。
仁実さんの美貌と美声に野田氏が一目ぼれし、猛プッシュして県議2期目に結婚にこぎ着けた。表舞台にほとんど出ないが「家事をてきぱきとこなす良妻賢母タイプ」(地元支援者)。野田氏が20年以上続けた「駅立ち」では、ビラ配りを手伝ったという。
障害児のボランティアに励む一方、数年前に開かれた民主党の議員夫人らの会合では司会を務め、自己紹介するまで「てっきり、プロの司会者と思った」(参加者の1人)というほど人当たりもいい。
選挙では決して出しゃばらず、「集会ではステージに上がらず、入り口付近で支援者に頭を下げ続けている」(千葉県議)。まさに、古き良き「大和なでしこ」。前任首相の夫人とは180度違うようだ。
多忙で、体重オーバーが気になる夫の健康管理にも気をつけつつ、大学生と高校生2人の息子を育てている。野田氏の父親が病気で倒れた際は、自宅で看病もした。
30日の記者会見で、「国際会議に夫人を同行させるか?」と質問された野田氏は「家庭内連立からスタートしないと」と笑みを浮かべた。
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