http://www.asyura2.com/11/senkyo118/msg/729.html
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本日(8/29)、民主党代表選にて、戦前の予想を覆して、上島竜兵(ダチョウ倶楽部)、基、野田佳彦が民主党の新代表に選出された。候補者5人共が”戦犯”菅内閣の重要閣僚を務めていた点で、そもそも論として「前原以外、誰が勝っても同じ」との感はあったが、残されたカードの中ではハッキリ言って「最悪の選択肢」である。
本日の代表選の”真”の勝者は、野田佳彦ではなく、野田佳彦を傀儡たらしめる「財務官僚」である。もっと具体的に言えば、「財務官僚」とは、事務次官・勝栄二郎を筆頭とする親米派のエージェントどもである。この勝栄二郎は、あの勝海舟のひ孫と言われており、弟である勝茂夫も世界銀行副総裁(欧州・中央アジア担当)というポストに就いているところをみると、なるほど、立派な「エスタブリッシュメント【establishment】」(権力階級)なのであろう。
菅直人もそうであったが、野田佳彦もこの財務官僚・勝栄二郎の「パペット」(操り人形)となることは自明であろう。というよりも、戦前より”ご主人”アメリカ様の要求してきた「消費税増税」を堂々と宣言していたことから考えてわかるように、財務大臣を務めている現時点で、その正体が「財務官僚」の傀儡であることは言わずもがなである。
そして”もう一人”の勝者は、「経団連」である。以下に転載した記事にあるように、”アホ顔”米倉会長が野田佳彦の勝利を手放しで大喜びしていることからわかるように、野田佳彦は今後も「経団連」を救済するべく、全くの”無駄金”でしかない「為替介入」を継続し、円高ドル安の阻止に邁進することであろう。その場面は、円高に喘いでいる経団連企業が上半期決算を控えている9月末直前に、大々的に目の当たりにすることができるであろう。
そして今回、野田佳彦と海江田万里の決戦投票を前に前代未聞の「票操作」を行なった疑いが濃厚なのが、糞NHKである。以下に転載した記事にあるように、NHKはあろうことか、既に敗れた”馬鹿”陣営(馬渕・鹿野)の票が海江田以外、即ち野田に流れることを誘導するかのような報道をおこなったのである。
前回の菅・小沢による代表選でも仙谷由人による「党員サポーター票」の不正疑惑が話題となったが、「またしてもか」と言われてもおかしくない話である。NHK広報部は「その後、報道内容を訂正した」との一言で事を済ませようとしているが、そんな生易しい問題ではないレベルの話であり、今後の真相究明が待たれるところである。そんなNHKには、今回「ベストアシスト賞」が授与されることであろう。
一方で今回の代表選における”真”の敗者は、無論、海江田万里などではなく、小沢一郎・鳩山由紀夫であり、更には我々国民である。「野田政権はどこに向かっているのか?」それはあまりにもわかり易すぎる話であろう。即ち、従前よりアメリカが要求してきた”3点セット”である「消費税増税」「TPP参加」「小沢一郎排除」の徹底的推進である。早い話、「対米従属路線」、「アメポチ路線」まっしぐらである。
以下に転載した記事にて早くも中国が警戒感を示しているが、今後、日本中で「反中」を煽り立てる報道が溢れることは間違いないであろう。実際、糞NHKにおける民主党代表選生中継終了後の最初のニュースが「中国における”なでしこJAPAN”バッシング」に関するものであったというのであるから、早くもエンジン全開の模様である。
長引く経済の低迷に加え、東日本大震災にて疲弊し切った今のニッポンにおいて、「消費税増税」を敢行し、「TPP参加」などすれば、日本経済は本当に沈没するであろう。そしてその「行く末」は、アメリカの「属国」からアメリカの「植民地」への道筋である。最後に、今回の決選投票にて「反小沢」という理由だけで海江田万里を排除し、野田佳彦に投票した民主党議員どもは、全員次回の選挙では落選させ議員バッジを剥奪すべきであろう。
昨年の菅直人の得票数が206票、今年の野田佳彦の得票数が215票ということを考えると、ほぼほぼ同じ人間がこの1年間の失政を何ら反省することもなく、またしても対米従属路線を行く仙谷一派に与したということであり、もはや「国益」を損なう害虫どもと断じてよいであろう。
「この215人が小沢・鳩山傀儡政権を阻止した」などとあまりに馬鹿げた総括をしている御用評論家がいるが、真相はその真逆である。
※「菅直人首相支持を「国会応援団」として支持表明した民主党国会議員のみなさん」(必見!!) http://138cuyamaca.web.fc2.com/index.html
※参考「民主党代表選にて菅直人を支持した民主党議員は現内閣と同罪である」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/3355444c5afae9aefeaeceaaecbab627
グダグダと雑感を述べたが、今後、我々に待ち受けているのは今まで以上の「地獄絵」であることは間違いないであろう。今後、今まで以上に多くの国民が苦しむことになるであろうことを確信すると共に、何か打ちひしがれた思いで一杯である。
(転載開始)
◆中国「親米派に警戒感」韓国「右翼のニューリーダー」
2011.8.29 20:11 MSN産経ニュース
野田佳彦財務相が民主党代表に選出されたことについて、英誌エコノミスト前編集長のビル・エモット氏は29日、「今後1年でみれば日本にとって朗報だろう。菅直人首相より国会で野党・自民党と交渉して法案を成立させる能力がある」と一定の評価を下した。
野田次期政権には、「消費税単独で増税すると日本経済にとってマイナス。経済の効率性を増し、起業を促進できるよう所得税、法人税を含め広範で長期的な財政改革に取り組むべきだ」と主張。一方で「民主党は『小沢政治』から脱却できたわけではない」として、小沢一郎元代表が影響力を残すとの見方を示した。
各国メディアも同日、野田氏選出のニュースを速報で伝えた。
中国国営新華社通信は「野田氏の次期首相就任が確実になった」と至急電で報じ、「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」との主張を紹介、警戒感をにじませた。中国メディアは、野田氏を外交・軍事面で強硬な「親米派」「タカ派」と位置づけている。
韓国・聯合ニュースも、野田氏について「歴史認識で右翼的な見方の持ち主」とする一方、「経済政策に精通する」ニューリーダーの一人だと論評した。米政府は、菅首相時代に停滞した日米同盟深化に向けた作業の仕切り直しに乗り出す。党内融和を目指す野田氏が小沢元代表らにどんなスタンスをとるのか、党役員人事や組閣に注目している。
(ロンドン=木村正人、ワシントン=佐々木類、北京=川越一、ソウル=加藤達也)
◆非小沢勢力結集に成功 2011年8月29日 東京新聞 夕刊
野田佳彦財務相が民主党代表選で勝利したのは、海江田万里経済産業相を支援して復権を狙う小沢一郎元代表に批判的な非小沢勢力の結集に成功した結果だ。小沢氏と敵対してきた菅政権主流派は、野田氏と前原誠司前外相が出馬表明したことで、互いに票を食い合う状態が続いていた。その結果、海江田氏に大幅リードを許し、海江田氏が一回目の投票で過半数を制する可能性さえ指摘された。
これに危機感を持った野田、前原、菅首相グループは投開票日の前日、非小沢系勢力を結集させることで一致。決選投票に持ち込み下位連合で海江田氏を破る戦略を描いた。「二位はどちらでも構わない。海江田氏に勝てればいい」。前原陣営幹部はこう言い切った。
ただ非小沢系勢力が結集しても、海江田陣営と数の上では互角。勝敗を決したのは、海江田氏が民主、自民、公明の三党合意の見直しを明言したことで、国会運営の行き詰まりを心配した層が海江田氏から逃げ出した。
代表選を争ってきた鹿野道彦農相も決選投票で海江田氏に投票しないよう陣営に呼び掛け、これも決め手の一つとなった。海江田氏が環太平洋連携協定(TPP)に慎重姿勢を見せるなど、小沢氏の意向をくんで次々と政策を転換する姿もマイナスに働いた。
◆馬淵氏の呼びかけめぐりNHKが訂正 民主代表選
2011年8月29日20時44分 asahi.com(朝日新聞社)
NHKは29日、民主党代表選の決選投票の中継放送で、馬淵澄夫前国土交通相が海江田万里経済産業相以外の候補を支援すると報道し、その後の番組の中で訂正した。当時投票は続いていて、投票行動に影響した可能性がある。
馬淵氏は代表選終了後、「増税はすべきではない、デフレ脱却を第一に掲げると言ってきた。海江田氏に投票した」と記者団に語った。 NHKは野田佳彦財務相、海江田両氏が争った決選投票を実況中継するなかで、男性アナウンサーが「鹿野道彦農林水産相の陣営は野田財務相に一致して投票する方針を確認した。また、馬淵前国交相は今日午前の出陣式で、決選投票になった場合は海江田経産相以外の候補者に投票するよう自らの陣営に呼びかけた」と伝えた。
その後、この中継番組の中で代表選の解説などをしていた政治部記者が「正しくは馬淵さんが『増税はすべきでなく、決選投票になった場合は私の政策に近い海江田さんに投票していきたい』と表明した」と説明し、報道内容を訂正した。
NHK広報局は「馬淵氏の決選投票の対応は投票開始後に伝えたが、取材情報に基づいて、改めて馬淵氏の対応を伝えた」と説明した。
◆「菅氏とは首から上の質が違う」 経団連会長、野田新代表を手放しで歓迎
2011.8.29 19:40 SankeiBiz(サンケイビズ)
経団連の米倉弘昌会長は29日、民主党の新代表に野田佳彦財務相が選出されたことについて、「お若いのでもう少し待たなくてはと思っていた。ジャパンドリームの実現だ」と手放しで歓迎し、「民主党の先生方は最終的に非常にいい結論を出された」と評価した。米倉会長は野田代表について「かねてから税制・社会保障に通じた非常に安定した行動力のある政治リーダーだと思っていた」と明かした。
菅直人前代表との違いを聞かれ、「要するに首から上の質が違う」と言及、野田氏はきちんと政策を立案し、野党とも協議していける人物との見方を強調した。ねじれ国会の下での政策運営について、米倉会長は「大連立でも緩やかな協調でも、どんな形でもいいから挙国一致体制で望んでもらいたい」と注文。野田代表に「1年以上、最終的には次の選挙まで務めきってほしい」と要望した。
個別政策では「まずは早期の震災復興だ。できる限り本年度予算の組み替えをやり、不足する場合には期限を区切って復興国債を発行し、財源には経済的なインパクトがニュートラルな消費税を使ってやっていくべきだ」と語った。(転載終了)
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/ce870982c32f75055a0d4e8b606c4a14
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