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28日、民主党代表選挙が行われ、有効投票392票、野田氏215票、海江田氏177票となり野田氏が新代表に当選した。この代表選挙は、09マニフェストに回帰するグループと現在の菅政権を継続するグループの争いとなった。これから、新代表になった野田氏が執行部を構成するが、野田氏は消費税増税を云っており、依然として路線対立が続くだろう。同時に、野田新代表が総理に就任し、民主党が変わったと思える政治が出来るかは未知数だ。
国民からは、自浄作用がない政党と見限られるだろう。一方、一発で海江田氏を当選させると意気込み陣頭指揮をとった小沢氏はまたしても敗北することとなった。今回の代表選挙は、前原氏が大連立を云い、野田氏が挙党一致を云い、海江田氏が原点回帰を云ったが、最終的に民主党国会議員は国民との公約路線に回帰することは無かった。
誰の目にも明らかな今回の選挙結果は、民主党が終わったことを意味する。野党である自民党は、野田氏では組めないだろうから、再び秋の臨時国会で激しく追い込んでくるだろう。しかしながら、今後、小沢氏が復権して来るにせよ、この民主党国会議員の国民無視の姿勢では、党の回復は困難だと予測する。
非常に問題なのは、1回目の開票で海江田氏が143票しか取れなかったことにある。これは実質的に小沢グループ+αでしかなく、またしても鳩山グループが割れたことを意味し、今後も変わりないだろう。つまり民主党の中は、小沢一郎の力を借りて政権を取るが、その政権運営は渡さないと云っているに等しい。
「脱小沢」は、民主党自体が小沢一郎を好きではないとの本質的な内心の顕在化であるものと見られる。この結果、小沢一郎が民主党代表になり、総理になる可能性は限りなく見え難いものとなった。民主党は終わった。遠からず狡猾な自民党に追い込まれてその幕を閉じるだろう。皆さんのご意見もお待ちする。
http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=113392
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