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反小沢「2位〜5位連合」を模索 前原、野田両陣営「手を組む話はできている」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110829/stt11082901500001-n1.htm
2011.8.29 01:43 産経新聞
「ちゃぶ台返しという言葉は悪いが、改めるべきは改めてかまわない…」
民主党代表選候補5人を集めた28日朝のフジテレビ「新報道2001」。海江田万里経済産業相が、復興債の償還財源として臨時増税する政府方針の見直しに言及すると野田佳彦財務相が気色ばんだ。
「そういう考えなら閣議決定で署名されなければよい。政府として決めたことに責任を持ってほしい!」
小沢一郎元代表の支援を受けた海江田氏は発言の迷走が続き、ついに自らが推進した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)まで「慎重に検討」と大幅後退させた。かつて国会審議中に大泣きしたことも相まって「この優柔不断さでは政権は任せられない」との認識が広がり、海江田氏への支持は頭打ちとなった。
逆に一時は「当選圏外」とされた野田氏が「愚直でブレない」と息を吹き返した。
世間で断トツ人気の前原誠司前外相が外国人による違法献金問題などで失速したことも大きい。「前原氏は追い込まれれば解散しかねない」との不安もある。かといって鹿野道彦農水相は地味すぎるし、馬淵澄夫前国交相は経験不足。こんな議員心理が中間派議員に働いているのだ。
「野田さんはずっと前から根回ししてきたんだよ。それが今花開いている」
野田陣営幹部は満足そうにこう打ち明けた。
× × ×
代表選の行方が見えない中、「洞ケ峠」を決め込んできた旧民社党系の「民社協会」(約30人)は28日夕、国会内に集まった。
当初は一本化した上で勝ち馬に乗り、存在感を見せつける腹づもりだったが、出席者は「俺はもう決めてる」と口々に異を唱え、会長の田中慶秋衆院議員は最終的に自主投票を決めた。
出席者が「会長はどうするのか」と尋ねると田中氏は「前原だよ」とポツリ。
「えーっ」。驚きの声が会場に響いた。
「だから『強いていえば』と言ったろ。言えと言ったから言ったのに…」
「結束」を誇る民社協会でさえこのありさま。各陣営が票読みに苦しむ理由はこのへんにある。
× × ×
28日午前、前原陣営には焦燥感が広がった。前原氏は26日夜から全議員への電話作戦を決行したが、反応は芳しくなかった。すっかり気落ちした前原氏は「あと1年欲しかった」とぼやき、「どっかの大新聞がネガティブキャンペーンを張っているからね」と毒づいた。
それでも世間の「前原人気」の後押しは大きい。週末に地元選挙区で意見を聞いた議員は前原支持に傾いた。野田氏の増税路線もやはり最終判断を鈍らせているようだ。
海江田氏が1回目の投票で過半数獲得は難しいことも次第にはっきりし、各陣営は決選投票を見据えた「合従連衡」を模索し始めた。
注目されるのは2位争いを続ける野田、前原両氏の連携だ。前原陣営の関係者は「決選投票で手を組む話はできている」と明かす。28日午後の党主催討論会での両氏の発言もこの動きを裏付けた。
野田氏「前原さんと戦うはめになるとは思わなかった。若乃花と貴乃花のような切ない思いがあります」
前原氏「野田さんが下足番なら私は庭の掃除もします」
(坂井広志、小島優)
◇
決選投票は不可避 野田、前原両氏が2位争い
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110829/stt11082901420000-n1.htm
2011.8.29 01:37 産経新聞
民主党は29日、都内のホテルで党両院議員総会を開き、菅直人首相の後継を決める代表選を実施する。産経新聞の調査では、小沢一郎元代表、鳩山由紀夫前首相らの支援を受ける海江田万里経済産業相(62)が約140票を固め優勢を維持しているが、第1回投票での過半数獲得は難しい情勢。野田佳彦財務相(54)、前原誠司前外相(49)が2位を争っており、両陣営は決選投票での逆転をにらんで反小沢勢力による「2位〜5位連合」を模索している。
野田氏は前原氏より劣勢だったが、中間派を中心に支持を拡大。80票前後を固め、前原氏を上回る勢い。野田選対顧問の岡田克也幹事長と前原陣営の仙谷由人代表代行は都内で会談、どちらが2位になっても決選投票での連携を確認した。
鹿野道彦農林水産相(69)は28日、海江田陣営の切り崩しを受け食い止めに躍起。馬淵澄夫前国土交通相(51)は推薦人20人の上積みを目指す。
ただ、態度を決めていない議員がなお70人近くおり、動向が焦点となる。
このうち旧民社党系グループ「民社協会」(約30人)は28日の会合で自主投票を決定、10人以上が野田氏支持に回る見通し。菅グループ「国のかたち研究会」(同)は大勢が野田氏を支持する方向。長島昭久、吉良州司両衆院議員らで作る「国益を考える会」(約15人)も野田氏への支持に傾いている。
小沢、鳩山両氏のグループを中心とした海江田陣営は28日、非主流派や中間派の説得工作を強化したが、「過半数の壁」は厚い。
野田、前原両氏の陣営は、決選投票での「2位〜5位連合」による逆転を念頭に、一致して海江田氏に対抗する方針を確認した。
代表選は、小沢氏ら党員資格停止中の議員9人を除く党所属の衆参国会議員398人に投票の資格がある。横路孝弘衆院議長、西岡武夫参院議長は棄権する意向のため、過半数ラインは200票から199票に下がるとみられる。
新代表は29日午後、党役員人事に着手する見通し。衆参両院は30日に首相指名選挙を予定している。
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