http://www.asyura2.com/11/senkyo118/msg/609.html
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http://blogs.yahoo.co.jp/phon_bb/33056247.html
西日本新聞は、素晴らしい問題提起を出してくれた。私は、この問題提起に対して
「妄想」に基づく回答を書いてみよう。
=== === === === === ===
<小沢氏を排除した菅内閣の失政>
民主党菅政権は、経済立て直し、災害復旧、原発重大事故対応、アジア周辺諸国と
の国交、対米関係、円相場など、政治経済の重要ないずれの課題においても、民主
党内部を一本化できず、有効な力を発揮できなかった。
小沢氏を支持するグループは、菅氏の不信任決議案で一部が賛成に廻った他は、殆
ど全ての政策において、現政権執行部の決めた方針に従って行動している。しかし、
執行部の方針が全く学級委員的で、政治主導の未熟さから、官僚も使いこなせずに、
右往左往しているだけであった。
菅政権の閣僚全般、及び民主党現執行部の全員が、菅内閣の失政について責任を免
れることはできない。前原氏も菅政権外交における重大失点の責任者である。
<失政の主要な原因は小沢排除にある>
菅氏は、昨年夏の代表選挙で続投が決まったあと、ノーサイドを宣言しながら、仙谷
氏の人脈などを利用して、検察ぐるみの謀略に小沢氏を陥れ、更には党員資格停止
に追い込み、民主党国会議員の約半数近い、小沢グループ及び彼を支持する国会
議員の動きと能力を事実上封じ込めた。
国会は、7月の菅政権による参議院選挙での大敗により、与党が過半数を割る、捩
じれ状態に突入しており、党内結束なしでは重要政治課題をとても乗り切れる状態
ではなかった。メディアは、「首相をコロコロ替えるのは良くない」という意味不明な
論陣を張って、参院選挙に惨敗した菅政権執行部を擁護し、今日の日本の惨状を
作り出すことに手を貸した。
中国漁船問題、韓国との国境紛争、北方領土へのロシア大統領初訪問による領土
喪失確定と、菅政権は、前原外相の元で未曾有の外交的失政を繰り返した。これら
外交失敗は、対米従属だけを考え、アジア外交をないがしろにする菅政権の最大の
失政の1つであった。
さらに、3月初め、相次ぐ外国人献金問題で、前原氏、仙谷氏、レンホウ氏、野田
氏等の名前が挙がった直後に、東日本大震災と福島原発重大事故が同時発生した。
菅氏に至っては怪しげな外国政治勢力へ、政治資金を送金するという信じられない
疑惑の渦中にある。
前原氏は、度重なる外交失点から責任回避し、収賄批判を交わすために、一人閣僚
から逃げ出し、枝野官房長官は、福島原発重大事故で、「すぐに影響がない」との
決まり文句で国民を欺き続けた。彼らは重大犯罪人である。
メディアは無能にも独自調査や裏づけも取らずに、原発推進学者や原発ムラ関係
者を引っ張り出して、「レントゲンよりも安全(読売新聞)」等と、これまたデタラメな
報道を垂れ流し続けた。レントゲンを受けた子供の尿から、内部被曝の証明であり、
その結果としての、高濃度の放射性ヨウ素やセシウムが出てくる事は絶対にあり
得ない。
この被害者の救済に当る初期対応に始まる、全ての対応がデタラメで、ちぐはぐし
ており、発生から5ヶ月過ぎる現在でも、ガレキすら全面撤去されないし、政府主導
の除染活動は、7月の東大アイソトープセンター教授の国会参考人発言を受けよ
うやく始まろうとしているに過ぎない。
<まず「失政の最大原因」を取り除く事が、現状の最善の改善である>
岡田幹事長を筆頭とする民主党執行部は、今年6月、ウソつき菅総理の詐欺的な、
「辞める発言」を利用し、内閣不信任案をギリギリで否決させた。これにより解散
総選挙が回避され、民主党は政権の座に留まっている。
解散総選挙しなかったのであれば、現在民主党に所属する全ての国会議員の能力を
最大限有効活用するしか、地震・津波・原発のトリプルショックという、未曾有の
大災害から国民生活を立て直すことは出来ない。
小沢排除を徹底したければ、解散総選挙を断行すべきであった。それをしなかった
のだから、「小沢氏と現国会議員の最大活用」以外の答えは「自己欺瞞」である。
<国民は、増税も大連立も望んでいない>
衆参合わせて200名近い小沢支持の国会議員の能力を有効活用するのか、それと
も憲政史上例のない異常な片肺飛行を継続し、捩じれ国会の下で国民を裏切る大連
立・大増税に走るのか?。これほど分かりやすい争点はない。
野田氏が立候補表明に当って、真っ先に掲げた、「増税」・「大連立」は真っ先に
国民の反発を受け、最早引っ込められてしまった。
ICUで救命措置を受け、外科手術を受けている患者に本人の血を抜き取って輸血する
ような、復興増税構想や、国民が明確に否定し、政権交代を実現した、自公連立政
権の残党との大連立など、国民は全く望んでいない。
<「論争の空転」か「政治の空転」か?>
民主党は、政権交代で掲げた公約に戻れ!、それを主張する小沢氏とそのグループ
に実権を返上せよ!。そのためにこそ、「小沢氏と人脈を活用するか否かが民主党
代表選挙の最大争点である」と言えるのだ。西日本新聞は、「論争の空転」を心配
しているが、「政治の空転」は心配していない(笑)ことを自ら暴露している。
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民主党代表選 小沢氏処分が争点なのか
2011/08/23付 西日本新聞朝刊
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/259670
(抜粋)
何と内向きで、国民不在の発想なのか。小沢氏の処分問題をまた蒸し返せば、
「小沢対脱小沢」という不毛な対立が再燃しかねない。肝心の政策論議が空転
する懸念さえ抱かざるを得ない。
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小沢元代表の処分見直し争点に 民主代表選
2011/8/21 19:25「日経新聞」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E0E3E2E3E68DE0E3E2EAE0E2E3E39F9FEAE2E2E2
(コメント)
日経新聞はこの点に関して素直である。
(抜粋)
小沢元代表に近い輿石東参院議員会長は18日の記者会見で「新しい代表の下で、
凍結なり解除するのが望ましい」との見解を表明。元代表を支持する勢力からは
「党員資格停止処分の解除は代表選で我々が協力する前提になる」(側近議員)
との声があがっている。
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“処分問題を争点にせずに”
8月23日 13時9分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110823/t10015085641000.html
(コメント)
NHKは、玄葉氏という、「失政の連帯責任を負って更迭される現政権閣僚」を引き合
いに出してこの問題の曖昧化に手を貸している。
(抜粋)
玄葉国家戦略担当大臣は閣議のあとの記者会見で、沢元代表の党員資格停止処分問題
を選挙の争点にすべきではないという考えを示しました。
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