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【激突 民主党代表選】「真の目標は小沢首相」 元気なのは小鳩だけ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110828/stt11082801140001-n1.htm
2011.8.28 01:12 産経新聞
「朝からご苦労さん。みんなで頑張ろう!」
27日午前、海江田万里経済産業相の選挙対策本部が置かれた都内のホテル。前触れもなく姿を現した小沢一郎元代表は相好を崩した。ほどなく鳩山由紀夫前首相も登場し、稲荷ずしと太巻きを振る舞った。
だが、そんな「小鳩」の気遣いも陣営に漂う冷めた空気は吹き飛ばせない。海江田氏は、小沢氏が消去法の末に選んだ「次善の次」程度の候補にすぎないからだ。
鳩山氏もかねて「菅直人内閣の現職閣僚は絶対支持できない」と明言してきただけにバツが悪い。しかも鳩山氏側近の大畠章宏国土交通相と中山義活経産政務官は鹿野道彦農水相の推薦人に堂々と名を連ねた。鳩山氏は自ら電話作戦を敢行してみせたが、これでは小沢シンパがいつものガッツを見せるはずもない。
そんな中、密かな合言葉が生まれた。「真の目標は来年の小沢首相誕生だ」。小沢氏側近は、政治資金規正法違反事件で小沢氏は来春にも無罪を勝ち取ると踏む。そこから来秋の代表選に向け、復権の足がかりを作るには海江田政権を作るしかないという理屈なのだ。
小沢氏もこのシナリオは重々承知している。26日夜、都内のイタリア料理店で女性議員約15人が「なんで海江田さんなんですか?」と詰め寄ると、小沢氏はこう答えた。
「俺のためだ。そう思ってやってくれよ!」
合言葉はジワジワと浸透し、小沢系のエンジンもかかり始めたが、この戦術はもろ刃の剣でもある。海江田氏が「小沢氏復活劇の前座」にすぎないとなれば中間派の取り込みは難しくなる。海江田陣営の票読みでは「優勢だが過半数に届いていない」だけに決選投票を見据えるとどんでん返しも十分ある。
大きな誤算もあった。海江田陣営は、前原誠司前外相が第1回投票で2位になると読み「それならば決選投票で鹿野票を取り込めば負けることはない」と踏んでいた。
ところが、前原票は予想外に伸び悩み、鹿野氏が2位になる可能性が出てきた。そうなると前原氏や野田佳彦財務相ら「反小沢票」が鹿野氏に流れ、「2位〜5位連合」に海江田氏が敗れることも十分あり得る。小沢氏は27日夕にも選対本部に顔を出し「気を緩めずに頑張れ!」とハッパをかけたのもうなずける。
前原氏が失速したのは、外国人からの違法献金問題がなおくすぶっていることが大きい。27日の記者会見でも献金問題に関する質問攻めに遭い、前原氏の笑顔は吹き飛んだ。
「もうこれ以上説明するつもりはないからな!」
会見後、前原氏は周囲にこう毒づいたが、首相になればこの程度の追及では済まない。
27日夜、前原氏はインターネット番組に出演したが、これも裏目に出た。視聴者のツイッターは「引っ込め」など誹謗(ひぼう)中傷がほとんど。暴力団との会食疑惑を指摘する書き込みもあり「暴力団と飲んだなんてことはないですよ」と釈明に追われた。陣営幹部は厳しい表情で漏らした。
「中間派議員に電話しても留守電ばかり。かなり深刻な状態だ…」(坂井広志)
◇
【民主党代表選】海江田氏がリード 決戦投票で逆転も
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110828/stt11082801390003-n1.htm
2011.8.28 01:38 産経新聞
菅直人首相(民主党代表)の後継を決める代表選は27日、告示され、前原誠司前外相(49)、馬淵澄夫前国土交通相(51)、海江田万里経済産業相(62)、野田佳彦財務相(54)、鹿野道彦農林水産相(69)の過去最多の5人が立候補を届け出た。29日に投開票される。小沢一郎元代表らの支援を受ける海江田氏が基礎票でリードしているが、第1回投票での過半数獲得は微妙な情勢。このため、上位2人による決選投票に向けた多数派工作も水面下で活発化している。
新代表は党員資格停止中の小沢氏ら9人を除く国会議員398人(過半数200票)の投票で選ばれる。
選挙戦は、小沢氏と鳩山由紀夫前首相の両グループを支持基盤とする海江田氏が120票前後を固めて、先行している。前原氏は現状で60票前後にとどまっているとみられ、これを50票前後の野田、鹿野両氏が急追。岡田克也幹事長は27日、野田選対の顧問に就いた。馬淵氏もグループに属さない若手への浸透に全力を挙げている。
選挙戦は混戦模様で、いずれの候補も第1回投票で過半数を確保できない可能性がある。海江田氏を追う前原、野田、鹿野3氏の2位争いも激化している。
苦戦を強いられている前原氏は小沢氏との対決姿勢を弱め始めている。27日夜には動画中継サイトに出演し、自身が新代表に選出された場合の党役員・閣僚人事に関し、「要所要所で全党的に結束できるような考えを温めている」と述べ、小沢氏周辺からも要職に起用する考えを示唆した。
一方、海江田陣営は「前原、野田両氏のいずれかが2位につければ、鹿野両氏との連携で決選投票を制することができる」とみる。しかし、鹿野氏が2位に滑り込んだ場合、前原、野田両氏の支持派が小沢氏が支持する海江田氏を避け、鹿野氏に決選投票で逆転を許すことを警戒している。
このため、海江田氏の陣営は27日、第1回投票での過半数獲得を確実にする方針を確認。選対本部長の赤松広隆元農水相は記者団に「一発でバシッと過半数を取る」と語った。
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