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2011/08/27 10:29
民主党の代表選が始まったね。
小沢さんが海江田というクソを支持するという話で、動揺が広がっているが、正直、代表が誰になるかは問題ではない。 ────────────── 鹿野は初めから勝つとは思ってないだろうし、誰が代表になっても、そこに擦り寄ってポストもらおうってことでしかない。 馬渕は前の代表選でもわかるように、どこの派閥にも属さないと抜かしてる、ただの風見鶏だ。 そして、名前の上がっていた西岡参院議長がいるわけだが、そもそも、参議院から首相を出すことについては抵抗も多いだろうし、西岡が議長から降りたら、自民党が議長を握ることになるのも間違いない。 原口もまた、マスコミなどを利用して暴走する可能性があるし、このブログでも何度も書いてきたが、基本的に原口は信用できないと思ってる。 そうなってくると、自分というものをまったく持たず、誰かの言いなりな人間のほうがよほどマシってことになるわけだ。 海江田が原発推進派だってのは、まあ、そのとおりだと思うが、すでに原発を取り巻く環境は大きく変わりつつある。 いまだそのへんの空気を読めてない、ゴリゴリの原発推進派であるアメリカのバイデンなんぞが訪日してたのも、そのへんと無関係な話ではない。 そして、このバイデンがモンゴルを訪問してたって話も、思い切り原発に関する話だからな。 我々が思っている以上に、エネルギーに関する利権闘争というのは恐ろしいものだ。 じゃあ、どうすればいいかと言えば、日本の場合、都道府県知事選挙がキーになる。 そして、検察特捜部のそういう国策捜査のようなものも世の中に知られるようになってきたし、これから同じようなことをやろうとしてもできない。 「そんなに原発やりたいなら、東京に作れ!」って思い切り言ってもらって構わんよ。 で、このへんの話は、誰かが得するのが大嫌いな大半の日本人は嫌がると思うが、原発利権を原発解体利権に変えていくということだ。 それに、原発解体にはもうひとつ注意しなければならんことがあるのだよ。 とくにアメリカの戦争屋連中に言えることなのだが、こいつらは基本的に反原発であると同時に、自分たちが影響力を持ちたい場所については原発を推進するという、テメエ勝手な理論で動いている。 だから、本気ですべての原発を解体しようという動きになったなら、どういう工作がなされるかもわからない。 対抗する手段はなにかと言えば、軍事的な管理はもちろんのこと、国民が完全に監視できるシステムを構築し、あらゆる工作ができない体制を整えることだ。 これを実現するためには、官僚をまともに扱えるというか、官僚と敵対するのではなく、取引と交渉によって動かす政治力が必要なのだ。 そのへん理解してるのって、小沢一郎、亀井静香、田中康夫とその周辺の人間しかおらんと思うし、なんとかして権力を握ってもらわないと困るんだよな。 まあ、この話、世の中の大半の人はアレルギーたっぷりだろうな。 みなさん、なんでも自分でどうにかできて、官僚なんかただ邪魔してるだけだと本気で思い込んでたりするからな。 原発に関する話も同様。 官僚や利権が暴走していたというのも、言い換えれば、意識的・無意識的の違いはあれど、その暴走を我々国民が黙認していたということだ。 問題が起こってからのアタフタぶりのような、ゼニの奴隷の本領発揮による殺人行為まで是認する気はまったくないが、これまでに起こってしまったことは、いやでも我々国民全員が詰め腹取るよりないんだよ。 しつこいようだが、民主主義というのは、民衆の総意で物事が決まるという前提に、情報操作というエッセンスを加えることにより、利益はどっかの誰かさんたちが享受し、責任と負担は民衆すべてが取らされるというものだ。 現実に、いまリビアなどの中東諸国で起こっていることもみんなそれだ。 冷静に考えてみりゃわかるんだがね、日本の官僚主義うんぬんって話も、中東で起こってる話も、まったく違うように見えるが実はほとんど同じ話なのだ。 というわけで、話を戻すが、重要なのは、これからどうするかじゃないか? ほかの利権の立場にある人たちにそんなことを言ってもしょうがないと思うが、大半の国民は、変な思い込みを排除すれば、オレと利害が一致すると思うんだよな。
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民主党乗っ取り組から、小沢・鳩山グループがいかにして権力を引っ剥がして取り戻すかが重要なポイントだからな。
前原、野田なんてのはもちろん問題外。
こいつらになったら、小沢さんとその周辺の人間たちは座敷牢に放り込まれっぱなしだし、ろくでもない連中が逃げはじめてる検察や裁判所の権力構造が再び変化する可能性がある。
あの生方が絡んでいることでもわかるように、むしろ好きにやれる前原や野田の下でポストがほしいと考えてるだろうし、こいつらに手を出すのは自殺行為に近い。
正直、どんな約束を取りつけても安心できる人間とは思わない。
その上、基本的に西岡は原発推進派であり、本人に力も行動力もあるときてる。
こいつも松下政経塾出身だし、郵政に関してもなにやらアヤシイことを抜かしてるし、キケンな要素が多い。
その上、我々国民とはまったくズレてる多くの民主党議員のなかで多数を占めるためには、海江田のクソを選択するしかなかったのだろうと思うね。
ぶっちゃけ、勝たなきゃなんにもならんもん。
もう原発利権を温存することはできない。
一部の頭のいい連中は、原発利権をいかにして「原発解体利権」や「自然エネルギー利権」に変えて、それを手中に収めようかと行動を始めてるしな。
ヤツが訪中すれば、四川の核関連施設で火災が起こるし、それを伝えているのも、表向き中国の民主化を標榜している連中だ。
大連での原潜トラブル、アメリカ東部での謎の地震ももちろん同様の背景がある。
要するに、核廃棄物の処分場に関する話なわけだ。
これを一朝一夕で解決できると思うことがそもそもおかしいのだよ。
北海道や佐賀の事例を見ていればわかるように、知事がノーと言えば、原発は動かすことができない。
福島の佐藤栄佐久知事が失脚させられた件でもわかるようにな。
ポイントは、原発が存在する、もしくは新規建設しようとしている地域が、マスコミや業界団体の圧力をはねのけ、脱原発でまとまることなわけだ。
ごちゃごちゃ言ってたってしょうがねえんだよ、どうせ、原発を全部解体するまでにはとんでもない時間とカネが必要になる。
それでも、日本人にとっては、そのほうがはるかに幸福なのは間違いないのだからな。
前に、原発と国防という話を書いたがその関連でな。
日本にしても中国にしてもそうだが、原発があれば、原爆なんぞを使わなくても核攻撃ができるし、そもそも戦争の形を取らなくても、テロや事故を装って攻撃を加えることができるわけだ。
このことを頭に入れた上で、戦略的に動く必要があるのだよ。
すべては日本だけの問題ではないというか、国境も国籍も関係ない連中の影響下にあるということを考えないとならないわけで、感情的に脱原発だけ標榜しているわけにはいかんのだ。
そのために必要なのは、経産省はもちろんのこと、環境省、文部科学省、防衛省、警察庁、総務省などが全部同じ方向を向いて、最も安全かつオープンな形で原発を解体することが彼らの利益になるようにすることだ。
つまり、公共事業としての原発解体利権を応援していかなければならんわけ。
海江田がどうこうではなくて、とにかく民主党乗っ取り組に、小沢・鳩山グループが勝利してもらわなきゃならんのだよ。
「なんなんだ、このブログ?」って思う人も多いんだろうね。
官僚や利権を応援してる政治ブログってのも、マイノリティーもマイノリティーだもんな。
前にも書いたことだが、残念なことに、日本という場所は一度として共和国であった歴史がなく、民衆が自発的にシステムを構築したこともない。
そのへんに当たり前にあるものが、どっかの誰かさんたちによって作られ、維持・運用されてきたものであるということを、それがいいか悪いかはべつにして認めるべきだ。
こうして問題が起こったからこそ、原発アレルギーにつながっているわけだが、以前は原発について考えていた人間だってほんのわずかで、必要悪どころか、当然に必要なものだと思ってる人も多かったんじゃないの?
このブログでも以前から原子力に関する話をチラホラ書いてきたが、ほとんど反応なかったしな。
いままでなにも言わず恩恵を受けてきたくせに、問題が起こったときだけ大騒ぎするなってのが彼らの本音じゃないかね。
それが民主主義ってものの正体なのだ、残念なことにね。
知らなかった、気づかなかった、興味がなかった、ダマされた我々が愚かだっただけのことだ。
そして、その情報を操っているのは、カネという搾取ツールである。
この現実はフランス革命の時代からなんにも変わっちゃいない。
人権やら民主化やら、耳障りのいいことを抜かしているが、結局、あらゆる国富を金融屋が奪い取る結果になるのは目に見えている。
もっとも、カダフィにしろフセインにしろ、そのほかの独裁者連中にしろ、完全な愛国者でもなんでもなく、国民の生活を豊かにするのと同時に海外の金融屋勢力とつながってもいたわけだが、どっちが国民にとって「マシな選択」であるかと言えば考えるまでもあるまい。
まあ、この民主化革命とやらが終わってから、いやってほど思い知ることになるだろうけどな。
このことについては、今日はもうこれ以上書かない。
オレなんぞがその根拠を書くよりも、自分で過去を振り返ってみたほうが理解しやすいだろうしな。
ヒントは「カネ」と「分断」だ。
この視点に立って、日本と世界の現実を見据えれば、我々のなにが問題であり、どこが愚かだったのか、ほとんどすべて理解できると思うぜ。
そして、それをやり遂げるために、どのような人材や組織を活用するかということも戦略的に考えなきゃならんのじゃないか?
だからこそ、オレは今後やるべきと思うことを、オレ自身の利益というモノサシで考えてこのブログに書いているし、いまのところ大してうまくいってないが、行動にも移しているというわけだ。
そうなると、海江田なんかどうでもいい話で、とにかく小沢・鳩山グループに勝利をもたらさないとならんってことがわかると思うんだけどね。
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