政治の現場の現実感の中で物事は進んでいく。本来小沢が圧倒的政権を作って日本を改造している筈の今であったのだが、検察デマゴミのお陰で狂わされた。他の候補なんている訳がないのだ。鳩山であーだったのだ。

　出てきた数人の候補なんて正視に堪えられないよ。原口はもっと後の為に温存するのかも知れない。今出て行く状況ではないと小沢が考えたのかも知れない。
　焦ったのが、前原だった訳だ。前原は出ざるを得なかった。その前原を小沢は蹴った。ココに今回のストーリーのピークがあったんだろう。もう後の事には然したる意味は無いよ。ネット界の多くが海江田支持の小沢にクラクラ状態だが、野田よりはいいだろう。馬淵じゃねぇ。
　植草氏は鹿野を評価してたが、私はちょっと驚いた。鳩山との連携を考えるなら、海江田しか選択しようが無かったって事だったんじゃないの。
　所詮、ニセモノ小物の中からの選択であり、こんな結果になってもしょうがなかったのだ。前原はノー!!　今回はこれに尽きる。

　菅仙石体制から大きく変わる事だけでヨシとせねばならない今回であったのだろう。原発、ＴＰＰより小沢裁判に勝たねばならないという部分が圧倒的に大きかったのだ。原発は推進しようにもできない。ＴＰＰは今日明日の問題じゃない。小沢裁判は今日明日の問題だ。政権を変えておかないといかんじゃないか。小沢裁判にケリをつければ、その時点で事実上の小沢政権になる。旧権力は崩壊だ。

　鳩山にまたまた一杯食わされたという見方もあるが、鳩山は反前原だから切り離す訳にも行くまい。とに角、小沢に掛けられた手かせ足かせを外さない事にはどうにもならない。その為に前原だけは絶対にノーというのが今回の結論だった。消去法で海江田にならざるを得なかったって事だろう。それなりに理解できるよ。

　まだ海江田が勝てるかも分からない。小沢のお手並みは意見だ。前原を勝たせてはならない。首相指名では何が起きるか分からない。民主党大分裂もあり得る。小沢鳩山が前原ノーで連携した時点で答が出ていた。

　25日の前原の決起集会に38名が集まったそうだが、その翌日26日の集会には25名に激減とか。前原は大丈夫なのか。前原のバックにいるらしい米国筋のジャパンハンドラーズは、せっかく危ない橋をわたってまでして、「島田紳助引退事件」という援護射撃までしてやったのに、このテイタラクに気が狂いそうになっているのではないか。米国筋は、最初、野田で大丈夫だろうと考えていたらしい。しかし野田が、「大連立」など、あまりにも幼稚な発言を繰り返すので、野田では小沢一派に太刀打ちできないということで、野田を切り、苦肉の策で、米国筋が切り札として育ててきた前原に入れ換えたものらしい。しかし、それが裏目に出そうだ。さて、前原一派の惨状について、「岩上安身」のツイッターから、次のような情報が流れている。「注目された25日のニューオータニでの決起集会では、わずか38人！ そして26日の午後三時からの決起集会では、さらに下がって、25人に激減！」・・・。何故、前原に人が集まらないのか。前原、野田、仙谷等の「裏切り」という政治手法に原因はあると思われる。今回も、野田を全面的に支援するふりをして野田を祭り上げた挙句、あっさりと裏切って、前原の立候補宣言である。これで人が集まるわけではなく、むろん権力闘争に勝つわけがない。小沢を悪者に仕立てて、公安・警察、マスコミ、米国筋・・・を活用して小沢を総攻撃するという手法は、もう見透かされている。立候補を探ってきた馬淵は、馬淵グループ幹部が前原立候補宣言で前原支持へ逃げたために立候補自体も危うくなった。馬淵が立候補できたのは、小沢が推薦人をひそかに融通したからだと言われている。したがって馬淵も野田も、前原に対する怨念は深く、もし決選投票ともなれば、前原ではなく、小沢一派の候補者に流れるだろう。

結果的には、間違ってはいなかったようですね。
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