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民主党代表選(27日告示、29日投開票)で、党内最大勢力を率いる小沢一郎元代表(69)は26日、海江田万里経済産業相(62)の支援を決め、グループ会合でお披露目した。結束した支持を呼び掛けたが一部で慎重論もあり、「小沢裁定」が問われる戦いにもなる。海江田氏は前原誠司前外相(49)の対抗馬となり、今回も結局、「親小沢VS脱小沢」という“民主・お家芸”が確定した。野田佳彦財務相(54)鹿野道彦農相(69)馬淵澄夫前国土交通相(51)も出馬表明。過去最多の5人による争いは、決選投票濃厚の大乱戦だ。
小沢氏は26日夜、都内で開いたグループ議員との会合に、海江田氏を伴って現れた。「同志が一致結束し、海江田総理を目指そう」と宣言。「09年政権公約の基本理念を大切にする候補者だ。鳩山由紀夫前首相と相談し、新しいリーダーに最もふさわしい」と持ち上げた。短期決戦であることも、海江田氏に決めた理由として挙げたという。
続いて海江田氏があいさつ。05年総選挙で落選した時、小沢氏に選挙のイロハを教わって09年に返り咲いたとして、「今の自分があるのは小沢さんのおかげ」と強調。「マニフェストがわらじのように、捨てられていることが許せない。未熟だが負けられない。小沢氏と一体となって戦う」とも述べ、マニフェスト順守を掲げる小沢氏とがっちり歩調を合わせた。谷亮子参院議員が「万里の長城目指して戦おう。長城は、戦う時も守る時も堅い」と、小沢氏に代わり結束を念押しする場面もあった。
「小沢裁定」がまとまるまでは難航した。小沢氏は朝から、共同歩調を取る鳩山氏と断続的に会談。一時連携を模索した前原誠司前外相の選択肢が消え、第3の候補も含めて協議したが、国会答弁で涙をみせたり、経産相辞任時期が二転三転した海江田氏には当初、小沢、鳩山両グループで慎重論が相次いだ。
会合でも「海江田氏支援」の一報が流れた際、「意外な表情の議員がいた」(関係者)。しかし、「小沢さんを総理にしたいが、立候補できない。理念を継いでくれる候補者」という基準で消去法で選ぶと、時間切れで海江田氏しか残らなかった。「小沢さんが海江田さんと言うなら」(出席者)という声まで出たという。
「小沢氏頼み」の海江田氏は、午後10時から開いた出馬会見で「小沢さんの力も必要だと思う」と述べ、代表選に勝利した際の小沢氏の“復権”に、大いに含みを残した。
小沢グループは約120人だが、会合に集まった議員は94人で、過半数の200人には及ばない。「昨年9月の代表選で、小沢氏の議員票は200票。さらに支持を固めれば勝利は間違いない」と楽観的な声も出たが、鳩山グループも含めて海江田氏でまとまるかどうかは、まだ不透明だ。小沢氏が、自らの復権をかけて選んだ「小沢裁定」の是非も問われる戦いになる。【中山知子】
◆民主党代表選 原則として代表任期の2年ごとに実施される。任期途中で代表が欠けた場合、党規約は「両院議員総会で選ぶことができる」と規定し、国会議員だけの投票で選出するのが通例。衆院301人、参院106人の計407人のうち小沢一郎元代表ら党員資格停止中の9人が投票できないため、有権者は398人。過半数を得た候補がいない場合は上位2人の決選投票に。立候補には国会議員20人以上の推薦が必要。新代表の任期は旧代表の残存期間の来年9月まで。
[2011年8月27日8時28分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20110827-826119.html
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