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毎日新聞 8月26日(金)22時34分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110826-00000118-mai-pol
永田町を含む東京都心は26日午後3時前後、豪雨に見舞われていた。稲妻が何度も空を切り裂き、雷鳴が何度も響く。
◇前原氏「雨降って地固まる」
「折しも雷が鳴っております。豪雨になりました。雨男を返上したつもりでしたが、雨降って地固まる。結束のいいタイミングで雨に降っていただいた」
前原誠司前外相(49)は衆院第1議員会館地下1階大会議室で行われた自らの陣営の決起集会であいさつに立っていた。
用意されていたのは72席。ところが、出席した衆参両院議員は38人にとどまり、見栄えを整えるためか残りの席には秘書たちが座ることに。「主流派の本命」として名乗りを上げたはずの前原氏だが、野田佳彦財務相(54)との一本化が不調に終わったほか、非主流派の攻撃を受ける形勢となっている。盛り上がりを欠く会場の空気は、選挙戦の厳しさを感じさせる。
◇海江田氏、漢詩をポツリ
約200メートル離れた首相官邸では臨時閣議が開かれていた。
この段階では小沢一郎民主党元代表、鳩山由紀夫前首相の「ゴーサイン」がもらえていなかった海江田万里経済産業相(62)は閣議終了後の3時16分、車寄せで空を見上げながら、中国通らしく「山雨(さんう)来たらんと欲して風(かぜ)楼(ろう)に満(み)つ」と漢詩をポツリ。
記者団から「もう一度お願いします」と要請されると、繰り返したうえで「山を登っていくと楼があって、そこにいると風が吹いてきて、下りると雨が降ってくる。こういう」と解説した。この一節は転じて「変事の前の穏やかでない様子」として使われることがあるという。
枝野幸男官房長官の部屋に寄ったため遅れること約10分、官邸エントランスに顔を見せた北沢俊美防衛相。6月2日の退陣表明以降も菅直人首相を支え続けた。「菅降ろし」に対する反発は消えていないとみられる。
「天が『菅さん、辞めちゃいけない』と怒っているんじゃないのか? もう遅いけどね」
首相が党代表辞任を表明した両院議員総会は2時から衆院別館5階の講堂で開かれ、テレビで生中継された。みんなの党の渡辺喜美代表は参院37控室で、立ったまま腕を組んで画面に見入った。直後の記者会見では代表選を切って捨てた。
「相変わらず、脱小沢か否かの争いが繰り広げられている。何をやるか徹底した議論をやらなければいけない時に、こうした論争が行われていない。民主党政治のレベルの低さを痛感している」
同じころ、たちあがれ日本の園田博之幹事長も衆院第2議員会館の自室で記者会見。「まず第一に民主党の皆さんが、なぜ(菅政権が)ダメだったかをもっと深刻に考えないとね。そういう気配が見えない。今のところ」と批判した。
小沢元代表が海江田氏の支持を決めたことで、小沢、鳩山陣営のあわただしい1日は終わる。午後6時から東京・赤坂のホテル12階で始まった小沢グループの会合。8時前に元代表と海江田氏が顔を見せると大きな拍手が起きた。
元代表の支持表明に続き、海江田氏があいさつに立つ。自らの進退をめぐって国会審議で泣いたことをからかわれ、「泣くなよー」とヤジを飛ばされると、「もちろん」と応じた。
午後3時50分すぎから参院議員会館で出馬表明の記者会見をした鹿野道彦農相(69)。顔を紅潮させながら「国民や野党の理解を得るには一丸となって政権党の役割を果たさなければならない」と決意を語った。
立場上かやの外に置かれている党執行部。安住淳国対委員長は午後4時すぎの記者会見で残念そうに語った。
「これまでの代表選には積極的に関与したが、珍しく今回は運動会で1人だけ自宅で留守番をしているような係。寂しい思いはあるが、首相指名まで遅滞なくやりたい。『遠くで汽笛を聞きながら』って感じですかね」
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