http://www.asyura2.com/11/senkyo118/msg/535.html
Tweet |
海江田万里
先ず言えることは、首相を担うほどの強固な心情がない。
これは、先に国会で泣いた事にも現れている。
それだけではなく、彼が辿ってきた経緯も、強烈な理念の下に自分を置いて来たわけでもない。
問題になった発言も、一時の感情に囚われて激を発するが、間違いがあれば素直に謝る。
かれはどちらかと言えば庶民の感情の世界で生きている。
政治の世界では大臣程度が分相応の性格と言える。
その海江田が首相候補となっている。
それも国難と言われるこの時期に、民主党のテイタラクの後始末を要求されるこの時期に。
海江田自身、これに対する明確な方針、自負はないものと思う。
政治家たるもの首相を夢見ることは一般的には誰が思っても不思議はない。
一般的な願望が、突然現実味を帯びてきたと言うのが海江田の正直な気持ちであろう。
その気持ちを持ち続けて欲しいものだ。
小沢が支持に動けば、おそらく海江田の首相は実現するであろう。
この際、海江田に期待できるものは何か。
海江田には、海千山千の政界で、首相としてやらねばならないことを押し切る程の識見がない。
ないのにガムシャラにやれば失速すること請け合いである。
そこで海江田が先ずすべきことは、優秀なブレーンを集めることである。
ガムシャラにやっても相手を、国民を納得させるだけの理念を打ち出すことである。
それはブレーンの仕事である。
海江田に独裁者としての固陋な意思はなくても、誠実があればブレーン次第では首相としての政治が行なえる。
同じ意見を小泉や菅や鳩山に言うつもりはない。
彼らと海江田の違いは冒頭で言った、国会で泣き出す心情である。
海江田単独では、この心情が国を滅ぼす原因になることもある。
しかしながらブレーンに支えられた海江田であれば、同じ心情が人を動かすことも出来る。
この場合、ブレーンに小沢を考えてはいけない。
小沢は政治的駆引き、敵対勢力を駆逐するためには有効でも、海江田と常に行動をするほど人が良くない。
海江田の手足とはなってくれない。
海江田首相が活躍できるとすれば、この様に、ガチガチの政治人間としての未熟さを活用できた場合であろう。
問題は、海江田を助けられる本物のブレーンがいるか、否かと言うことである。
小沢が選挙対策と同じ情熱で探してやるべきでもある。
海江田よ、己を過信することなく柔軟な姿勢で誠実に国政に当たれば予想外の成果を上げる可能性はある。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK118掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。