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前原氏、小沢氏に協力要請 民主代表選、人事が焦点に
http://www.asahi.com/politics/update/0824/TKY201108240170.html
2011年8月25日3時9分 朝日新聞
民主党代表選に立候補を表明した前原誠司前外相(49)は24日、小沢一郎元代表と国会内で会談し、「挙党一致で国難にあたるのでご指導をお願いしたい」と協力を要請した。小沢氏は態度を明確にしなかった。小沢氏側は人事も含めた挙党体制を求めており、「脱小沢」路線の前原氏と折り合うのは難しいとの見方が広がっている。
前原氏と小沢氏の会談は約10分間。前原氏は終了後、「政策の話をした。考え方にあまり違いはなかった」と記者団に語った。前原氏は24日、小沢氏に近い鳩山由紀夫前首相、輿石東参院議員会長とも会談。「このままいくと国と政治が大変なことになると思ったので出馬を決めた」と説明し、支援を要請した。鳩山氏は「小沢氏の能力をうまく使いこなしたほうがいい」と述べ、前原氏を支持する条件として小沢氏を人事面で処遇するよう求めた。
鳩山氏は24日夜、前原氏が小沢氏を処遇するかどうかについて「前原氏は小沢氏との距離感は保ちながら、党内融和より自分の思うような人事を行いたいという発想が見えた」と記者団に語り、否定的な見方を示した。
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前原氏、小沢元代表に代表選の支援要請
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110824-OYT1T00935.htm
2011年8月25日03時04分 読売新聞
菅首相(民主党代表)の後継を決める民主党代表選に立候補を表明した前原誠司前外相は24日、小沢一郎元代表の国会内の事務所を訪れ、約10分間会談し、支援を要請した。
ただ、「反小沢」を掲げてきた前原氏らが一転して党内融和を唱え出したことに元代表側は不快感を示しており、両氏の連携が実現するかどうかは不透明だ。
前原氏は元代表との会談で、「挙党一致で国難に立ち向かっていきたいので、ご指導よろしくお願いします」と述べた。その後、記者団に挙党態勢が重要だとの認識で元代表と一致したとした上で、「(マニフェスト見直しで)考えにあまり違いはなかった。(原発政策も)意見の違いはなかった」と語った。
前原氏は24日、鳩山前首相や輿石東参院議員会長、岡田幹事長、横路衆院議長らと会談。国民新党の亀井代表とも会い、「代表になれば、連立をお願いしたい」と要請した。菅首相のグループは、前原氏を支援する方向で調整に入った。
小沢元代表は24日、自らを支持するグループの会合で、「政策決定、党運営を全員でやり、野党との信頼関係も作れるリーダーでなければいけない。一定の経験と責任感があり、決断できる人だ。マニフェストの政治理念を基に、これからの日本のビジョンを描ける人でなければいけない」と述べたが、特定の候補者名は挙げなかった。ただ、24日夜の小沢グループ幹部との会合では、「挙党一致をと言うが、向こうが一方的に我々を排除してきただけだ」と述べ、前原氏や前原グループ幹部の仙谷由人代表代行(官房副長官)への不快感を示した。
鳩山氏も同日夜、前原氏との会談について記者団に、「小沢さんと距離を保ちながら、思うような人事を行いたいという発想が見えていた」と批判した。
一方、野田財務相は24日、都内のホテルで陣営の発足式を開き、立候補に必要な推薦人20人を超える党所属国会議員が出席した。鹿野農相は24日、当選1回の衆院議員との会合で「震災復興に集中し、(マニフェストは)ある程度、棚上げしないといけない。外交はアメリカ基軸で立て直す」と述べた。
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