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かすむ他の候補…「前原包囲網」は!? 野田氏の救世主は「菅グループ」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110824/stt11082422010015-n1.htm
2011.8.24 22:00 産経新聞
前原誠司前外相が民主党代表選出馬を決めたことを受け、野田佳彦財務相ら他候補の影がすっかり薄くなってしまった。一時は「最有力」とされた野田氏までも出馬に必要な20人の推薦人を集めるのに四苦八苦。他の陣営でも前原氏に寝返る動きが多発している。このまま前原氏圧勝の流れとなるならば、党内に「前原包囲網」が形成される可能性もある。(水内茂幸)
「代表選が終わるまでは何もしないが、俺の性格よく知ってるだろ…」
馬淵澄夫前国交相は23日夜、陣営の中核を担ってきた田村謙治衆院議員が前原氏の出馬会見に臨席したことを聞き、こみ上げる怒りを押し殺すように陣営幹部にこう漏らした。
田村氏は馬淵陣営が集めた党内の情勢データを一手に握る立場だっただけに事態は深刻だ。陣営幹部は「このままでは貴重なデータがそのまま前原グループ(凌雲会)に流出してしまう」と顔を曇らせた。
23日は馬淵氏の51歳の誕生日。馬淵氏は事務所スタッフから「バッターまぶち」と書かれたTシャツを贈られ上機嫌だっただけに、田村氏からの思いもよらぬ「プレゼント」に陣営は肩を落とす。
馬淵氏以上に苦境に立たされたのは、野田氏だ。
野田陣営は23日に選挙対策本部の準備会合を開いたが、出席したのは野田グループ「花斉会」の15人だけ。出馬に必要な推薦人20人に届かない事態に出席者は一様に凍り付いた。
ただでさえ野田氏は円高対策などへの対応に追われ、党内の挨拶回りが十分できていない。そこに降って湧いたように起きた前原氏の出馬宣言。「円高対策に没頭することを理由に出馬を断念したほうがいい」。陣営からこんな弱音も漏れ始めた。
前原、野田両氏と同じ松下政経塾出身の玄葉光一郎国家戦略担当相を通じて候補者の一本化を図る動きもあるが、野田氏は強気を崩さない。24日には樽床伸二元国対委員長や、旧民社グループ「民社協会」会長の田中慶秋衆院議員にも支援を求めた。
そんな中、菅直人首相のグループ「国のかたち研究会」が、野田陣営にとって救世主となりつつある。
国会近くのホテルで24日に開いた野田陣営の会合には、首相の知恵袋である江田五月法相や加藤公一前首相補佐官ら菅グループの中枢メンバーが続々と参加、出席者は30人に上った。
菅グループが野田支援に動き出したのは、かねて首相とともに「小沢排除」を進めてきた前原氏が小沢一郎元代表に接近し始めたことが大きい。思わぬ援軍に気をよくした野田氏は「国難をすべて背負って頑張りたい。財務相としてなかなか出馬表明できないが、一人ではできないのでみなさんよろしくお願いしたい」と頭を下げた。
野田陣営幹部は「推薦人には菅グループからも入ってもらう」と明言するが、菅グループの支援は「首相の後継者」のレッテルを貼られかねず「痛し痒(かゆ)し」の選択でもある。
前原氏の小沢氏への接近は海江田万里経済産業相の陣営にも影響が出ている。海江田陣営は当初、小沢氏や鳩山由紀夫前首相のグループからも推薦人を借りるつもりだったが、小沢、鳩山両氏はそろって意中の候補を口にせず、時間だけを浪費した。海江田陣営幹部はこう漏らした。
「もし小沢氏が前原氏を支援するならば、覇権主義『小沢・前原連合』との戦いの構図になるな…」
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