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民主代表選:仙谷氏、小沢元代表と会談…挙党一致構築要請
毎日新聞 2011年8月24日 11時50分(最終更新 8月24日 11時54分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110824k0000e010038000c.html
菅直人首相の後継を選ぶ民主党代表選(29日投開票)で、立候補を表明した前原誠司前外相(49)の後見役の仙谷由人代表代行(官房副長官)が23日夜、小沢一郎元代表と東京都内で会談し、「挙党一致体制を作りたい」と協力を要請していたことが24日分かった。仙谷氏は政権から元代表の影響力を排除する「脱小沢」路線を進めてきた中心人物だが、代表選での連携を含め、前原氏と元代表の関係改善を図ったとみられる。
元代表は仙谷氏に「こちらはいつでも挙党一致でやるつもりだ。あなた方がこちらを一方的に排除してきただけだ」と答えた。
会談には、前原氏と元代表の双方に近く、代表選で前原氏を支持することを23日夜に表明した細野豪志原発事故担当相も同席した。会談に細野氏が同席したことについて前原グループの中堅幹部は「細野氏を前原政権で役職に登用すればいい」と語った。
元代表は24日午前、代表選の対応で元代表と連携する考えを示している鳩山由紀夫前首相に、仙谷氏と会談したことを電話で伝えた。同日昼には、国会内で衆院当選1回の衆院議員で作る「北辰会」の定例会に出席しあいさつする。元代表は支援候補を明確にしておらず、注目される。
前原氏は同日午前、国会内の鳩山氏の事務所を訪れ、支援を要請。挙党一致体制をとるべきだとの考えで一致した。樽床伸二元国対委員長にも会い支援を要請。樽床氏は「党のために、国のためになるか、1、2日考えたい」と述べるにとどめた。
馬淵澄夫前国土交通相は24日午前、候補一本化の動きが出ていることに関し「私は一切変わらない」と出馬する考えを改めて強調した。東京都内で記者団に語った。
また、長妻昭前厚生労働相ら民主党議員で作る「あるべき社会保障と財源を考える会」は24日午後、野田佳彦財務相(54)ら代表選に意欲を示している候補らから意見を聞く会を開く。【朝日弘行、小山由宇】
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