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発信箱:支持率ゼロからの出発=伊藤智永
欧州某国勤務から先日帰国の途についた役人が、問わず語りに言い残した。
「私の立場で言うべきではないけど、どうして日本人は暴動一つ起こさないんだろう。あんなに政治がメチャクチャな国の役所で仕事すると考えたら、気が重いよ」
アテネもロンドンもパリも、欧州人は気に食わなければ結構すぐに暴れる。日本人はヨソ者の物とり目的と思い込んでいるようだが、偏見である。大震災で被災者が礼儀正しく列を作って称賛されたのも、本当は「なぜそこまでおとなしい」とあきれていたのではないかと疑いたくなる。
さて、来週早々には新首相が選ばれる。どこかの週刊誌が、乱立する候補者の姓を一字ずつ並べ「また馬鹿のかお」とからかっていた。ちっとも面白くないが、いくら何でも失礼だと怒る気にもなれない。
こんな時「それでも政治に絶望してはいけない」と1人だけいい子の学級委員長みたいなことを言う人がいる。気持ちを入れ替えればやめられるなら、まだ絶望ではないだろう。それに今は、絶望を通り越した絶対的無関心に近いだろう。むしろ絶望する時は、真剣に絶望した方がいい。日本は絶望の仕方が、まだ足りないのである。
そこで提案だが、新首相誕生時の世論調査で、ご祝儀代わりに毎回高支持率を与える悪習はもうやめようではないか。どんな政治家か知りもしないのに期待や激励のつもりで支持するなんて変だし、支持しておいて半年後に期待はずれなんて、世論の皆さんもあまり人を見る目がなさすぎる。
支持率ゼロ。毎年代わる誰が誰だかも分からない新首相の門出には、本来これが正しい世論の表れ方であるはずだ。自分のところでもやっている公正中立な調査を、事前に誘導するのか、って? これまで何度、世論は間違えてきましたか。(ジュネーブ支局)
毎日新聞 2011年8月23日 0時04分
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という、伊藤智永さんですが、福島原発の核汚染についてもまだまだ絶望の仕方がたりない?
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