http://www.asyura2.com/11/senkyo118/msg/424.html
Tweet |
小沢の「今週から動くぞ」が前原との連携? マスメディアの流れはその通りだが
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/907211366eb876fd1f2572bb730966a7
2011年08月24日 世相を斬る あいば達也
懲りもせず、口先誠司が民主党代表選の立候補を表明した。厚顔無恥な男であるが、マスメディアのヨイショヨイショのお陰で一定の支持があるのは事実だろう。少なくとも、財務省のお先棒担ぎの野田よりはマシだとも言える。野田は正式表明はしていないので、ムキニなって立候補するとは思えないが、出たら仙谷の政治生命が終わりを意味するので、是非立候補して欲しいものだ。 出ない場合は、はじめから仙谷がヤラセを仕込んだ可能性も否定できない。野田を乗せたと云うよりも、仙谷・前原・野田が握っていたと云うことだろう。
小沢が稲盛氏に会おうと、仙谷と会おうと、前原と会おうと、すべてに門戸を開くのが小沢の信条、何ら違和感はない。ただ、「だから小沢は」と云う憶測の多くは外れる。(笑)
時事通信によると
≪ 民主党の前原誠司前外相(49)は23日夕、自身を支えるグ ループ総会であいさつし、「挙党一致で国難を乗り越えていく。皆さんの協力をいただき、その先頭に立っていきたい」と述べ、党代表選への立候補を正式表明した。前原氏は小沢一郎元代表と会談する意向も明らかにした。小沢氏も応じる考えを示し、党内では両氏の連携があり得るとの見方が出ている。
正式な出馬表明は前原氏が初めて。同氏は総会後、小沢氏をめぐる党内対立について記者団に「『小沢史観』から脱却しなければならない。そういう状況をつくっていかなくてはならない」と強調した。
前原、小沢両氏は 23日、ともに親交がある稲盛和夫京セラ名誉会長と都内で個別に会談した。小沢氏周辺によると、稲盛氏は小沢氏に対し、前原氏への協力を求めたとされる。 また、前原グループ幹部の仙谷由人代表代行は同日夜、都内で小沢氏と会談。仙谷氏はこの後、前原氏とも都内のホテルで会い、小沢氏との会談内容を報告した。
小沢グループの幹部は「小沢氏は前原氏を肯定も否定もしていない」 と語り、前原氏を推すこともあり得ると指摘した。ただ、双方ともグループ内に連携への反対論も抱えており、実現できるかは不透明だ。
一方、野田佳彦財務相(54)のグループは選対本部の準備会合を開き、代表選準備を加速させることを確認した。グループ幹部の一人は、前原氏の出馬により「野田氏は本命候補ではなくなった」と述べ、情勢が厳しくなったことを認めた。前原、野田両氏の後見役的存在の渡部恒三最高顧問は記者団に「告示まで話し合って一本化してほしい」と述べた。
鹿野道彦農林水産相(69)は23日夜、自身に出馬要請している中堅・若手有志の会合に出席。出席者の一人は「固く見積もって30〜40票だ。支持は広がっていない」と語った。
こうした中、小沢氏は中堅・若手グループ「一新会」の定例会合で、次期代表に関し「マニフェスト(政権公約)の理念を守る人、知識、経験がある人が望ましい」と述べた。出席者から「前原氏とも会うべきだ」との声が出たのに対し、「誰とでも会う」と否定しなかった。≫(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011082300723
たしかに、仙谷・前原は小沢に秋波を送っている。一般的にみると、盗人猛々しいと云うことだが、民主党のクリーンな開かれた政治なんてものは、こんな程度である。勿論自民党などはもっと酷いのだが…(笑)
最終的にあり得ないのだが、小沢一郎が前原支持に回る場合、余程の圧力が米国からある可能性が第一に考えられる。メイとバイデン米副大統領の来日に何らかのメッセージがあったと云う危惧もあるにはある。米国は前原の総理就任を希求しているのは事実だ。
次に考えられるのが、以下の谷垣自民党の認識だ。
≪ 自民・谷垣総裁「民主党は早晩割れざるを得ない」 自民党の谷垣禎一総裁は23日夜、短文投稿サイト「ツイッター」で募った質問にインター ネット中継で答える対話集会で、民主党について「基本的な政策で考え方が違う人たちが集まっている。早晩割れざるを得ないのではないか」と指摘した。
そのうえで「民主党が割れるときは自民党も多少とばっちりを受けるかもしれない。脇を固めてみんなで一致結束するのが私の仕事だ」と述べ、政界再編が起こりうるとの見方を示した。
民主党との大連立については「東日本大震災の津波を見た直後はあるかもしれないと感じた」と当時の心境を吐露したが、「例外中の例外だと、今は思っている」と語った。
また司会者から民主党代表選に立候補表明した前原誠司元外相について「人気が高いがやりにくくないか」と問われると、「そこはノーコメント」と苦笑した。≫(産経新聞)
つまり、今頃になって野党自民党の存在を敵だと、仙谷・前原が気づいたと云うことだろう。互いの共通の敵と呉越同舟することも政治だと、小沢が判断しないとも限らない。当然、150を超す自分のグループの議員を説得するだけの取引はするだろう。例えば、党幹事長ポストは小沢グループに。 小沢も現時点で民主党が分裂しているような印象を国民に与えたくない意図があるかもしれない。仙谷にしてみれば、脱小沢一郎に走ったのは「菅、岡田」であり、私は傍観者だった、と言い訳した可能性はある。反小沢の急先鋒が私だなんて、マスコミの捏造です!(笑)
第三の理由があるとすれば、石川らの裁判の判決を確認してから動きたいと云う正直者の心情があるかもしれない。また、小沢が一歩退き、前原代表・総理が生まれても、3カ月から半年以内に頓挫すると云う読みも可能だ。筆者も、民主党議員は、小沢一郎を除いて全部駄目の烙印を捺した方が、今後の展開が楽になると云う意味合いもある。
筆者は現実に、小沢と前原の連携は仙谷が存在する限りあり得ないと云う認識のままだが、政治の一寸先は闇、ゼロとは言い切れない。ただ、意図的かどうか判らないが、またまた民主党の重要局面で芸能界の衝撃ニュースが提供された。明日以降のテレビがどのような扱いをするか判らないが、民主党代表選の影が薄くなる愚民大好きのスキャンダルの発生だ。この上、福島第一原発で新たな事態発生ときたら、代表選は胡散霧消しそうである。
政治の世界における権力闘争は二次元方程式程度では解けないモノだけに、小沢の判断が愉しみだ。ただ、筆者は、小沢は「第三の候補」を既に描いていると読む。大震災の復旧復興と福島原発の処理、世界的経済不況を乗り切るのに前原誠司では到底無理なこと、小沢一郎なら判断している筈である。いくら一時の連携でも、連携してしまえば小沢一郎のことだ、連帯責任を感じてしまう政治家だけに、非常に危険な取引になる。おそらく一時でも、あの無責任男に代表を託したら、小沢一郎は「鳩山に騙され、菅に騙され、仙谷・前原に騙された」となる。このような筆者の杞憂も、松野、原口、西岡等々の名が小沢の口から出ない所為だが、待つ身と云うものは、なるほど辛いものである。(笑)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK118掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。