http://www.asyura2.com/11/senkyo118/msg/423.html
Tweet |
前原氏出馬 対決か妥協か、苦しむ小沢氏
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110824/stt11082402040002-n1.htm
2011.8.24 02:03 産経新聞
前原誠司前外相が民主党代表選への出馬を表明したことを受け、焦点は100人以上の最大勢力を抱える小沢一郎元代表の動向に移った。候補者たちが我先に「小沢詣で」をする中、前原氏は小沢氏の党員資格停止処分を見直すべきではないと明言した。小沢氏は前原氏と対決し、別の候補を推すのか。それとも妥協し前原氏という「勝ち馬」に乗るのか。菅政権下で「党内野党」に甘んじてきただけに、今回主流派に返り咲くことができなければ求心力低下は避けられない。小沢氏も決断を迫られている。(坂井広志)
23日夕、小沢氏は京セラの東京八重洲事業所を訪れ、京セラ創業者で日本航空会長の稲盛和夫氏と会談した。この日午前、前原氏も同じ場所に稲盛氏を訪ねていた。稲盛氏は前原氏の有力後援者であるとともに小沢氏とも親交が深い。
稲盛氏は出馬報告をする前原氏を激励したが、その心中は複雑だったようだ。
「それは…。本人が出たいというなら頑張れというしかないじゃないですか」
会談後、記者団に「前原氏は首相にふさわしいか」と質問された稲盛氏はこう語った。前原氏の出馬で代表選が「親小沢」VS「反小沢」の戦いになり、党内分裂を引き起こしかねない。
稲盛氏が両者の間を取り持とうとしているのではないか−。党内にはこんな見方が駆け巡った。小沢グループ内にも「昨日の敵は今日の友だ」(幹部)として、前原氏支持でもやむを得ないとの声はある。
「前原さんと会ってくれませんか」
23日昼、小沢グループの中核組織「一新会」の会合で、出席者の一人が小沢氏に水を向けた。
「いつでも会うと伝えてあるんだけど、向こうから返事がないんだよな」
小沢氏は会談する用意があると明言した。前原氏も23日夕、記者団に「代表経験者など主だった方には挨拶に行く」と語った。会談が実現すれば、代表選の行方を決定付けるのは間違いない。
いまのところ小沢系議員の多くは小沢氏の指示待ちだが、一部が海江田万里経済産業相と鹿野道彦農水相の両陣営に割れている。海江田陣営が「ボロボロになっても戦う」と言えば、鹿野陣営は「俺は真剣だ」と互いに一歩も譲らない。
小沢氏は現段階ではこうした動きを黙認しており、決選投票で2、3位連合を組み、前原氏と戦う戦略を描いている可能性はある。
だが、世論調査で高い人気を誇る前原氏が1回目の投票で過半数を獲得するかもしれない。知名度が高く、前原氏にも小沢氏にも近い細野豪志原発事故担当相は23日深夜、「私は前原氏を支持する」と述べた。
小沢氏は一新会の会合で「国難に命がけで国政に当たる心意気を持った人が望ましい。前原先生も出馬するというができる限り衆知を集め、よいリーダーを選びたい」と述べるにとどまり、意中の候補は口にしなかった。小沢氏の本音はどこにあるのか。会合では意味深長な言葉も漏らした。
「今、名前の出ていない人も考えられるな…」
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK118掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。