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東大・児玉龍彦教授:「国会は機能不全に陥っている」
国会で東京電力福島第1原発事故への政府の対応を厳しく批判した、東京大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授が22日、東京大で会見した。児玉教授は政府の放射性物質汚染の対策が決まらないまま国会が会期末を迎えようとしている現状に、「(閉会は)まったく理解できない。国会は機能不全に陥っている。国政は国民のためにある」と、声を詰まらせながら訴えた。
児玉教授は、除染作業によって生じた汚染土壌の処理方法などが決まらない中、永田町の話題が民主党代表選一色になっていることを批判。「リーダー選びは大事だが、党内事情に終始するだけで、(汚染問題が)基準になっていない。国民にとって最高のことをやってくれる人になってほしい。総力をあげて国民本位の政策を作ってほしい」と主張した。
そのうえで、汚染地域の子どもや妊婦への支援体制整備や国レベルの汚染対策の方針を決める「従来の原子力とは関係ない清新な有識者による委員会」を設置することを求めた。また、汚染土壌を入れたコンテナを浅い地中に埋めるなど、具体的な処分方法を提案した。【永山悦子、久野華代】
児玉龍彦教授が憂うこと、訴えること、おしなべて、皆、正しい。どこか、「国民の命の重さ」に鈍感で冷淡な感じを拭いきれない、今の政権を牛耳っている者たちとはぜんぜん違う、素直で血の通った、人情味溢れる正義感の発露。「誠実」を粘土にして、人間の形に固めたような、こういう人が国を動かせる立場にいない現実を思い、つい唇を噛んでしまいたくなる。
「3・11」以前の、ぬるま湯に浸かり過ぎてふやけたようになった「平和・ニッポン」に、いつまでも固執し続けるヤカラどもが、相も変わらぬことをやり続けている。「復興増税をするかしないか」「小沢氏の党員資格停止を解除するかしないか」そんなことで差異を争っているかのようにマス・メディアが演出する民主党代表選を眺めざるを得ない、被災者、避難者の絶望的な胸中は、察して余りあるものがある。
「3・11」は、継続している。進行している。復興の足かせとなっている福島第一原発の事態に対する収束はいまだ道遠く、空前の拡がりを見せつつある放射能汚染は、住民の命を確実に損なっている。「いったい、この事態を、どうするんだ!!」誰もが命の「芯」に抱えている、血を吐くような問いに、誠実に、確実に答えようとする候補者を、今のところ、見出せない。
そして、相も変らぬ「政局報道」にうつつを抜かす記者クラブメディアには、憎悪さえ覚える。さんざん、誰が出るとか出ないとか、誰々グループが誰々の支援にまわったとかまわらないとか、仄聞、伝聞を並べ立てた挙句、「民主党内だけで蠢いてる場合ですかね」(テレ朝「報ステ」のフルタッチ)などと大仰に顔をしかめてみせる。
そう思うのなら、お前らも最初から政局報道などせず、「フクシマの現実」「原発の在り方」などについて真摯な報道をしろよ!と突っ込みたくなる。しかし、またぞろ「あの手」を使って、小沢氏のイメージダウンを図ることは忘れない。僕は観ていないが、観た人のツイートを掲げてみる。
@miyake_yukiko35
絶対使われると思った20年前の映像。案の定、である。最近、めっきり悪役イメージから脱却した元代表を再びあの映像の刷り込みで「闇将軍」に仕立てようという意図が見え見えである。今回は各候補者が小沢元代表以外の代表経験者にも支持の要請に訪れているのでちょっと設定にムリがないか。http://bit.ly/qwIz8x
それが、どういう映像かは、以下の記事を読めば、おのずと明らかになってくる。ポスト菅の小沢詣で、石破氏「20年前の光景」自民党の石破政調会長は20日、山口市で講演し、民主党代表選で複数の「ポスト菅」候補が、党内最大の議員グループを率いる小沢一郎元代表と会談し、支援を要請していることについて、「20年前に見た光景だ。『数』を頼む、ということがあってはならないと誕生したのが民主党ではなかったか」と批判した。
石破氏による“小沢詣で”批判は、1991年の自民党総裁選で、当時、党内最大派閥の竹下派会長代行だった小沢元代表が、宮沢元首相ら候補者3人を事務所に呼びつけて“面接試験”した過去を踏まえた発言。「ポスト菅」候補では、海江田経済産業相、小沢鋭仁元環境相、馬淵澄夫前国土交通相がすでに元代表に会い、鹿野農相も週明けに会談する予定だ。(2011年8月20日20時35分 読売新聞)
あの頃の経世会と、今の民主党「小沢グループ」は天と地ほどに違うだろうに、経世会に貼られた「金権・腐敗政治」のレッテルを、根拠もなくその系譜を継ぐ者と決め付け、無理やり「小沢グループ」にも貼ってきた記者クラブメディアは、今回も同じ手を使ってきたわけだ。自分らの既得権益を脅かす、巨大な存在となった小沢氏は、なにがなんでも、「悪しき金権政治の申し子」であり、「闇将軍」であり続けなければならないのだ。
また、石破氏の発言にも驚く。「数」を恃む(頼む)ことを否定すれば、政党政治そのものも否定し、選挙さえも否定することになる。「数を恃んで」選挙に勝ち、衆議院議員になった筈の石破氏がそう言うのであれば、議員になってはいけなかったことになる。そんなこともわからない石破氏とは思えないから、この発言は、記者クラブメディアと同じメンタリティで行った「小沢=闇将軍」キャンペーンの一環に他ならない。
第一、「首相になりたい、なりたい面々」は、勝手に小沢氏と会談したのであり、小沢氏が呼びつけたわけではなかろう。公党の政調会長ともあろう者が、見え透いたペテンでデマゴギーを意図的に発信し、拡散すれば、それは自らの「格」を下げる「汚点」として刻印されることを心すべきだ。政策論争等で、正々堂々と戦わない政治家は、二流、三流の政治家であると言わざるを得ない。
@hataeiji 政局の度に「小沢の出方」が仄聞や憶測のみで報じられ、それについて批判するマスコミ各社。何も、一言も言ってないのに「こう思っているに違いない」「こう出る筈だ」と勝手に内心を決め付けられ、口を極めて罵られる政治家なんて、古今でも、世界でも、稀な存在だろう。http://bit.ly/oxRZ6n
@hataeiji そして、政局や何かの度に「影響力が落ちた」「もう終わりだ」「引退すべき時だ」と20年も昔から、希望的観測とともに語られてきた政治家も空前絶後かもしれない。
http://bit.ly/mOQ1XZ
@hataeiji 「オザワを認めれば自分の足元がガラガラと音を立てて崩れ去る」ヤカラが多すぎるのが、この国の一番の不幸なんだ。http://bit.ly/qoYgP7
http://eiji008.blog19.fc2.com/blog-entry-615.html
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