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【民主と北朝鮮】“売国菅”退陣で疑惑ほっかむりを許すな!(ZAKZAK)2011.08.22
菅直人首相をはじめとする民主党の国会議員や地方議員の資金管理団体が、北朝鮮による日本人拉致事件で国際手配されている森順子容疑者と、よど号ハイジャック犯の故田宮高麿元リーダーを両親に持つ長男が所属する「市民の党」の関係団体などに、2億円以上の献金をしていた疑惑。菅首相が突如、退陣表明した一因ともいわれている。
連載の最後に、拉致被害者、増元るみ子さん=拉致当時(24)=の弟で、拉致被害者家族連絡会(家族会)の増元照明事務局長が、夕刊フジの単独インタビューに応じた。
まず、初めて疑惑を聞いたときの感想を、増元氏は「まさか、本当なのか…と思った。菅首相は政府の拉致対策本部長。その人物が、拉致容疑者親族の関係団体に6250万円も寄付をしていたなんて。これまで、拉致事件をめぐって『闇』との戦いを続けてきたが、とても信じられなかった」と語った。
何の罪もない拉致被害者らの人生をメチャクチャにした、許されざる拉致事件。日本国の最高責任者と、その関係団体のつながりなど想像もできなかったが、菅首相が国会での疑惑追及を、のらりくらりとごまかす姿を見て、不信感は決定的になったという。
「菅首相の答弁は意味不明。『(拉致容疑者との関係は)よく知らなかった』というが、そんな団体に6000万円以上も寄付するのか。常識では考えられない。『ローカルパーティーとの連携支援』とも語っていたが、他にこれほど多額の献金を受けた団体は存在しない。菅首相には、疑惑に真摯に答えようとする姿勢がまったく見えない」
疑惑献金の原資が、政党助成金らしいことも、増元さんの怒りに火を付けた。
「自分で稼いだ金ならまだしも、国民の税金を、拉致周辺団体に献金していたとすれば、国民に対する裏切り行為。国会議員から地方議員まで広がる疑惑献金は、仕組みが出来上がっている証拠だが、菅首相も、民主党も、疑惑を晴らそうとする姿勢が見えない。これでは、『民主党と北朝鮮はズブズブの関係だ』と思われても仕方ない」
菅首相は今月上旬、退陣表明した。11日の参院予算委員会でも、この疑惑を厳しく追及されたが、やはり明確に答えなかった。増元氏は最後に、菅首相や民主党にこう警告した。
「私の姉や、横田めぐみさんなど、拉致被害者が今回の寄付を聞いたらどう思うか、よく考えてほしい。菅首相や民主党に対して、怒りだけでなく、失望や絶望を感じるはずだ。吐き気がするほど、ひどい話だ。菅首相の退陣でこの問題は終わらない。民主党として疑惑を徹底解明して、総括してもらわないと。また、寄付が再開される可能性がある。前原前外相は『外国人献金問題』に関して責任逃れのためか早々に辞任したが、菅首相も追及を恐れて退陣するのではないのか。この闇はあまりにも根深い」
疑惑隠蔽は絶対に許されない。(ジャーナリスト・田村建雄と夕刊フジ取材班)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110822/plt1108220951001-n1.htm
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