http://www.asyura2.com/11/senkyo118/msg/339.html
Tweet |
誰もいなくなったポスト菅 菅続投の悪夢という悪い冗談も
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-3631.html
2011/8/20 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
「震災千載一遇」「A級戦犯犯罪人でない」発言で消えた野田バカ財務相、他は20人の推薦人集めもままならぬ民主党後釜選びの惨状
--菅と仙谷による 「小沢一郎排除」がこの国の政治を回復不能の破滅へ落とし込んだ
菅首相の行動が、どうも怪しい。18日は省エネのモデル住宅視察で再生可能エネルギー普及への取り組みをアピールしたかと思えば、19日は枝野官房長官や高木文科相と一緒に「なでしこジャパン」を観戦して大はしゃぎである。
見ている人に不快感を与えるニタニタ笑いは昔から。カメラ前のパフォーマンスも今に始まったことではない。しかし、人気回復の起爆剤にブチ上げた「脱原発」も不発に終わり、悲願の延命は断たれたはず。モチベーションを失ってお遍路の準備をしてもいい頃なのに、気落ちした様子が見られない。
「代表選が混戦模様になっているのがうれしいのでしょう。絶対的な“ポスト菅”が見当たらず、あれもダメ、これもダメとなれば、世論の風向きも変わる。どいつもこいつもボンクラばかりなら、『な〜んだ、菅の方がマシなんじゃないか』と評価される可能性がありますからね」(官邸事情通)
先日は、官邸を訪ねた作家の石川好氏に、「あなたも出なよ。チャンスはあるよ」と軽口を叩いたという。大震災や原発事故という難局に代表選びをする異例の事態は、菅のアホさ加減が招いたことだ。それを都合よく忘れたようで、ポスト菅レースのグチャグチャぶりがおかしくてたまらないらしい。
まったく無責任な男だが、確かに代表選はマンガみたいだ。なにしろ真っ先に名前が挙がり、本命視されてきた野田財務相(54)は、出馬すら危うくなってきた。松下政経塾で7期後輩の前原前外相(49)に「支援してもらえませんか」と頭を下げたが、つれなくされている。先輩としてのメンツは丸潰れ。前原グループとの共闘は、かないそうにない情勢だ。
◆前のめりになり失敗したボンクラ
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「野田さんは出馬を取りやめる可能性も出ています。野田グループは約20人といわれていますが、中核になるのは数人。連携を期待した前原さんは、どんどん出馬に傾いている。こうなると、推薦人の20人も集まるかどうか。現状は、かなり厳しい。少なくとも、ポスト菅の“本命”から滑り落ちてしまったのは間違いありません」
こんなボンクラを本命に祭り上げたのは仙谷官房副長官だ。2カ月前、朝日新聞に「次の本命は野田」と書かせている。これで舞い上がったのか、野田は我を失った。前原を首相にしたい寝業師の術中に陥った形である。
政治評論家の浅川博忠氏が言う。
「うまくやれば独走できたかもしれないのに、前のめりになって失敗しましたね。大連立にしろ、増税にしろ、早くから自らの考えを公表したため、あとから手を挙げる人たちの格好のターゲットになってしまった。幅広い支持を集めたいのなら、もっと上手な言い方があったはず。しかも、頼みの前原さんとは、水面下の話し合いができていなかった。前原グループと組んで初めて小沢系の最大勢力と戦えるのに、それがなければ、勝ち目はありません」
最近は「震災は千載一遇のチャンス」とか「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」とか、トチ狂ったことも言い出した。ハナを切った野田の逃げ潰れは濃厚である。
◆芸人くずれと同じ発想の候補者たち
有力な先行馬が消えれば、差し馬にチャンスが出てくるが、どれもこれも出馬できるかどうかのレベル。勝負になる素材はゼロだ。
年寄りグループから正式な出馬要請を受けた鹿野農相(69)は、「最も重い要請をいただいた」「熟慮しなければならない」と神妙に話していたが、当選11回の大ベテランのくせに存在感はからっきしない。菅改造内閣で農相として入閣するまで、気配すら消えていた人だ。首相になるような政治家か疑わしい。
出馬の意向を表明した海江田経産相(62)も、指導者としての能力に欠ける。
「一国を担おうとする者は、涙を見せてはダメ。加藤の乱で涙を流した自民党の谷垣総裁と同じで“その任にあらず”となってしまいます」(浅川博忠氏=前出)
早くから手を挙げている小沢鋭仁元環境相(57)や馬淵前国交相(50)、態度を保留している樽床元国対委員長(52)は推薦人集めにキュウキュウとしている。
「小沢元環境相は赤松元農相に会って旧社会党系グループの支援をもらおうとしていました。ところが、海江田に先を越された上、朝日新聞に“出馬を断念し海江田の支援に回る”と書かれて激怒。『選挙妨害で訴えてやる』とカンカンです」(事情通)
こんな惨状だから、どうやったって勝てる見込みもない旧民社党系グループの川端達夫元幹事長(66)や、平岡秀夫総務副大臣(57)まで色気を見せ始めた。これじゃあ、「私を総理にする気はおありですか」と自民党に迫った芸人くずれと変わらない。総理大臣のイスも軽くなったものである。
◆小沢で決まりだったポスト菅
日本の政治がこれほどおかしくなった元凶は、菅―仙谷コンビの「小沢一郎排除」にある。党内きっての実力者を座敷牢に閉じ込め、「国民生活が第一」の政治を潰したのだ。
政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「党員資格停止の処分を受けていなければ、今回は小沢さんで決まっていた可能性が高いでしょう。経験や知識、手腕から考えれば、ほかにふさわしい人材はいません。今回の代表選も中心にいるのは、130人のグループを束ねる元代表です。仙谷さんが野田さんや前原さんのウラで調整しているのも、小沢さんがどう動くかを見極めているから。それだけ大きな存在であることを認め、恐れているのです」
ポスト菅候補も小沢詣でに余念がない。先を競ってアポ取りだ。海江田、馬淵、小沢鋭はすでに挨拶を済ませているし、鹿野も会談の申し入れをした。反小沢勢力が担いでくれるのを期待している野田まで、千葉市の講演で「稀(け)有(う)な存在。すごい力量のある方だ」と小沢を持ち上げている。
だれもが一目置いているのにもかかわらず、無理やり手かせ足かせをはめたから、本来の働きができないのだ。こうなると、高みの見物を決め込んでいた菅が、うれしそうに乗り出してきたっておかしくない。小沢も「菅総理大臣は辞めるとはハッキリ言っていない」と警戒していたが、わざわざ報道陣を引き連れて、原発関連本を買う姿を撮らせているくらいだから怪しい。「読書の秋が近いから」と説明したが、内心はやる気マンマン。「お遍路の秋」にする気はなさそうである。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK118掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。