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森本省歩(ジャーナリスト)
約束も民意も完全無視して居座り続ける非常識総理の犠牲になっているのは、庶民だけではなかった。思いつきと身勝手に振り回される閣僚や政権中枢の議員が困り果てたあげく、続々と精神に変調を来し、「自殺」をほのめかすサインまで出しているというのだ。笑い事では済まされない悪夢の実態に、現役副大臣が叫び声を上げた!
気分安定剤服用と精神療法
まさに「精神崩壊を象徴するワンシーンだった。だった。
7月29日のシュウイン経産委員会。野党・自民党の赤沢亮正氏(50)から、「(辞任表明しながら辞めないのは)菅直人総理(64)とそっくりではないか」
こう詰め寄られた海江田万里経産相(62)は、「こらえてくださいよ」自分に言い聞かせるように、涙声で言葉をしぼり出した。さらに、「(これでは)政治家としての価値をおとしめますよ」と病人の布団を剥ぐごとく畳みかけられると、「自分の価値はどうでもいいんです、本当に・・・」といって声を詰まらせ、大臣席に戻るや、左手で両目を覆い、ついに泣き崩れてしまったのである。
その後しばらく委員会の主の号泣はやまず、中山義活政務官(66)が答弁を代行するという異常事態に、海江田氏側近の一人は、「号泣の俊寛、海江田さんは独り言をつぶやいていました。唇の動きから『参ったなぁ』とも読めますが、いずれにせよ、同じ東京1区の政敵・与謝野馨氏(72)の電撃入閣に始まり、脱原発宣言でハシゴを外されるわ、原発関連の経産3首脳の更迭を迫られるわで、菅総理の仕打ちに精神はボロボロ。“不測の事態”すら起きかねないと、周囲は神経をとがらせています」
大臣が国会の場でむせび泣くという前代未聞の事件に先立つ7月3日には、宮城・岩手両県を訪問した松本龍復興担当相(60)が両県知事を前に暴言を連発。2日後、松本氏は辞任に追い込まれたが、なんと、その6日後の11日に「躁状態」と診断され、緊急入院に追い込まれている。7月14日、入院先の九州大学病院の主治医団が行った病状説明は次のようなものだった。
松本氏は6月初めくらいから不眠や疲労感、高揚感を自覚し、ふだんと異なる口調になることが家族に観察されていた。睡眠が十分取れないことで時々、睡眠薬などを服用したこともあった。心身の睫毛に不眠や生体リズム失調などが重なる気分障害は「うつ状態」あるいはその逆の「躁状態」になるもので、松本氏の場合は角の覚醒状態から気分の高揚を経て躁状態に陥ったものを思われる-----。
そして、主治医団を率いる神庭重信教授は次のように指摘したのである。
「軽度の躁状態では、気分の高揚に伴い、本意とは違うことを口走ってしまうこと、ふだんなら決してしない行動をとってしまうことが、多々あるのです」
目下、松本氏は気分安定剤を服用しながら、医師の面接による精神療法などを受けているという。
「菅はとんでもない野郎だ!」
松本氏のこの間の洞性に詳しい永田町関係者は、「6月頃から酒浸りでした。夜、電話をかけるといつもベロンベロンで、まったく話ができない状態だった」
こう明かしたうえで、次のように耳打ちする。
「とにかく異常な酒量で、いきつけの赤坂のジャズバーへも、いったん帰宅してSPを外してから、一人で出かけたり・・・。菅総理の執拗な要請で嫌々大臣を引き受けさせられたあげく、就任後は総理と閣僚らのどなり合いの仲裁までさせられていましたからね。『眠れない』と悩んでいたこともあり、あるいは酒と睡眠薬を同時に飲んでいたのかもしれません。デタラメ総理に追い詰められた犠牲者の一人ですよ」
それを証明するかのように、大臣辞任から緊急入院までの間、赤坂のバーでは、
「菅はとんでもない野郎だ!」
こう口走る松本氏の姿が見られたという。
そして-----。震災復興の要となる主要大臣が相次いで精神に変調を来す中、総理の側近とも言うべき副大臣の一人は、さらにこう爆弾発言するのだ。
「大臣を辞めたくても辞めさせてくれない。総理と野党の板挟みに悩み苦しむ海江田氏を巡っては、閣内から『第2の松本氏になるのでは』との声も上がっています。いや、それで済むならまだいい。あまり大きな声では言えないが、このままではいずれ、閣内から自殺者がでるはずです」
にわかに信じがたい声は、政務官を含む複数の総理側近からも聞こえてくる。
「6月末に急きょ、原発事故担当相に指名された細野豪志氏(39)もかなり危機的な精神状態にあります。
細野氏は小沢一郎元代表(69)に引き立てられ、出世を重ねてきた人物。一方、菅総理は小沢氏を激しく憎悪しており、誰もが敬遠する原発事故担当相に細野氏を抜擢したのも、小沢氏への形を変えての嫌がらせだと言われています。実際、最近の細野氏は塞ぎ込んだように、口数もめっきり少なくなっている」
こう打ち明けるのは、細野氏に近い政務官の一人。
この政務官は、また、
「国会で泣き崩れた海江田氏も、小沢氏と気脈を通じる鳩山由紀夫前総理(64)とともに、鳩山グループを率いてきた重鎮。細野氏と同じ意味で、いやそれ以上の執拗さで菅総理から度重なるイジメを受けてきました。とにかく自分に完全な忠誠を誓わない同志に対する菅総理の怨念は凄まじく、『親のインキン子に移り』の戯れ言ではないが、常軌を逸した疑心暗鬼が乗り移るように、雪雪崩のごとく周囲に情緒不安定が伝播しているんです」
「死にたい」をほのめかした
同様の“精神的変調”は、玄葉光一郎国家戦略相(47)や安住国対委員長(49)にも見受けられる。両氏とも親交のある別の副大臣は、
「2人とも菅総理の朝令暮改に振り回され、野党との折衝で心身ともにヨレヨレ。玄葉氏は06年2月のガセメール事件で党検証チームの座長をしていたこともあり、党内には玄葉氏を、同事件で議員辞職し、そのあとに自殺した永田寿康氏になぞらえる向きもある。
一方の安住氏は、被災した地元、宮城県石巻氏からの突き上げも加わって、最近は『ツライ。もうやってられない。ホント、死にたくなってくるよ』と、青白い顔で冗談とも思えない弱音を連発しています」
そして、この副大臣はこう畳みかけるのだ。「玄葉氏、細野氏、安住氏ら大幹部の中には、秘書に命じて睡眠導入剤や精神安定剤を手配させている者もいる。その影響かどうか、党内では今、めっきり表情の乏しくなった海江田、細野、玄葉の3氏を『能面3兄弟』と読んで、心身の異変、さらには“最悪の事態”を心配する声も聞かれる。もちろん、3兄弟の“親”は、震災後正気を失ってしまった菅総理です」
歯に衣着せぬ副大臣といえば、菅グループの一員でありながら、<(菅総理は)何か言われると、必ず自分の正当性を主張する。自分の非を認めると責任論につながると思っているかもしれない>
と批判した桜井充財務副大臣(55)もいる。
「桜井さんは地元・宮城の仙塩総合病院で付きに1、2回、診察に当たる現役の『診療内科医』でもある。メルマガでの発言が『精神分析』とされたのもそのためです。心の病の専門家であるだけに、菅総理以下の政権や党の精神崩壊と自殺者が出る可能性については、医師として他の関係者以上に深い憂慮の念を持っています。同じ宮城の安住さんも何かと相談に乗ってもらっているようですし」(桜井氏周辺)
実は3年前筆者は「ドキュメント自殺」という著書を世に問うた。その時に知己を得た精神科医の一人にあらためて見解を聞くと、「案外、人は簡単に自殺してしまう。そして自殺する直前には必ずサインを出す。顕著なのが『ほのめかし』。海江田氏が『忍』の字を書いた手のひらをテレビカメラに映させたのは、助けを求めるサインであり、精神科医から見れば、あの号泣も完全に心が折れた証左です。安住氏の『死にたい』発言は、更に深刻なほのめかし。決して軽く見てはいけません」
考えるだに恐ろしい閣僚の精神崩壊ドミノ。一刻も早く菅直人という「病巣」を取り除かねば、取り返しのつかないことになる。
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